都心20年ぶり積雪25センチ2月8日 20時22分
発達中の低気圧の影響で、東京の都心では積雪が25センチに達するなど関東甲信地方で記録的な大雪となっています。
関東甲信と東北の太平洋側では雪に加えて風も強まっていて、気象庁は大雪や暴風に一層の警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、関東の南岸にある発達中の低気圧の影響で、東海から東北にかけての広い範囲で雪が降り、関東甲信と東北の太平洋側で雪が強まっています。午後8時の積雪は、▽長野県松本市で49センチ、▽甲府市で39センチ、▽前橋市と埼玉県熊谷市で30センチ、▽千葉市で26センチ、▽福島市で22センチ、▽横浜市で16センチ、▽仙台市で15センチなどとなっています。▽東京の都心では25センチと20年ぶりに20センチを超えるなど関東甲信地方で記録的な大雪になっています。
伊豆諸島や沿岸部を中心に風も強まり、午後7時前には、▽伊豆大島で32.8メートルの最大瞬間風速を観測したほか午後8時前には、▽横浜市で24.1メートル、▽羽田空港で22.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。低気圧は発達しながら三陸沖に進むため、雪と風が強い状態は関東甲信では9日朝にかけて東北の太平洋側は9日夜にかけて続く見込みです。
9日の夕方までに降る雪の量はいずれも山沿いの多いところで、▽東北で50センチ、▽関東で30センチ、▽東海で15センチと予想され、▽関東の平野部では20センチ、▽甲信で15センチと予想されています。
また、▽9日にかけての最大風速は関東の陸上で25メートル、東海の陸上で18メートル、東北の陸上で15メートル、▽最大瞬間風速は陸上で30メートルから35メートルに達し、東海と関東、それに東北の太平洋沿岸は大しけになる見込みです。
東日本や北日本では9日朝、冷え込みが予想されるため雪がとけずに残り、路面の凍結や交通への影響が続くおそれがあります。気象庁は、大雪や暴風、高波に一層の警戒を呼びかけるとともに、9日にかけても交通機関への影響などに十分注意するよう呼びかけています。