関東甲信で近年にない大雪2月8日 18時09分
発達中の低気圧の影響で関東甲信では、近年にない大雪となっていて東京の都心では16年ぶりに10センチを超える積雪を観測しました。
これから9日にかけて東北の太平洋側でも雪の量が増え、風も強まる見込みで、気象庁は大雪や暴風に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、東日本の南岸にある発達中の低気圧の影響で、東海から東北にかけての広い範囲で雪が降り、この時間、関東甲信を中心に雪が強まっています。午後5時の積雪は▽長野県松本市で49センチ、▽甲府市で39センチ、▽前橋市で20センチ、▽福島市で18センチ、▽千葉市で17センチ、▽横浜市で12センチ、▽仙台市で10センチなどとなっています。
東京の都心でも13センチと16年前に積雪が10センチを超えて以来の大雪になっています。太平洋側では沿岸部を中心に風も強まり、午後5時すぎには、羽田空港で21.6メートル、横浜市でも午後5時前に19.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。低気圧は東日本の南岸から三陸沖をゆっくりと北上すると予想され、これから、関東甲信と東北の太平洋側ではさらに雪が強まって、9日にかけて降り続く見込みです。9日の夕方までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで▽東北で50センチ、▽関東で30センチ、▽東海で15センチと予想され、▽関東の平野部では20センチ▽甲信で15センチと予想されています。
また、▽9日にかけての最大風速は関東の陸上で25メートル、東海の陸上で18メートル、東北の陸上で15メートル、▽最大瞬間風速は陸上で30メートルから35メートルに達し、東海と関東、それに東北の太平洋沿岸は大しけになる見込みです。
気象庁は、大雪や暴風、高波に警戒するとともに、路面の凍結や積雪、吹雪による交通機関への影響などにも十分注意し、無理な外出は控えるよう呼びかけています。