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【プロ野球】

井端 いつどこでも守る

2014年2月8日 紙面から

村田修一と共にセカンドの守備位置でシートノックを受ける巨人・井端弘和(手前)=宮崎・木の花ドームで(西岡正撮影)

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 巨人の井端弘和内野手(38)が7日、宮崎キャンプのシートノックで、中日から移籍して初めての二塁守備に就いた。非常事態に備えるためだが、井端にとっては2010年から2年間、守ったポジション。戸惑いをみせず、軽快な動きをみせた。

 「いつでもどこでも守れるようにしておかないといけない」。雨で木の花ドームで練習したこの日、開始前に「守りたいところを守ろう」と指示があり、背番号2は二塁を選択。村田と2人で二遊間の連係などを黙々とこなした。

 二塁へのコンバートではない。原監督なりの「危機管理」だ。苦い記憶がある。昨年9月6日の阪神戦(甲子園)。坂本が足の不安で一塁に回り、二塁・ロペス、遊撃・寺内の布陣を敷いたが、ロペスと寺内が失策し、試合を4−8で落としてしまったのだ。

 今季は、そんな緊急の布陣を回避できる。井端がいれば、二の舞いを防げるからだ。遊撃に加えて、二塁もこなすマルチぶり。キャンプで準備さえしておけば、坂本だけでなく二塁の片岡や寺内にアクシデントがあったとしても、慌てずに穴を埋めることができる。

 原監督は語る。「きょうは危機管理。小さな概念でチームをつくると、足をすくわれる」。指揮官がこう言えるのも背番号2に深い信頼を寄せるからこそ。「だいぶ、スムーズに動けている」と語る井端は、原巨人に欠かせない存在になりつつある。 (川越亮太)

 

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