中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

バレ断トツ151キロ パワーは健在

2014年2月8日 紙面から

バットスイングのスピード測定器(右下)で時速151キロメートルを計測したヤクルトのバレンティン=沖縄・浦添運動公園で(梅津忠之撮影)

写真

 ヤクルトの浦添キャンプで7日、スイングスピード測定器が導入され、有志の野手が計測。昨年プロ野球新記録となる60本塁打を放った主砲、ウラディミール・バレンティン外野手(29)が時速151キロと断トツのスピードをマークし、持ち前のパワーを見せつけた。

 60発男のすごさが、新たな数字で表された。ケージの後ろに設置された新装置に群がっていた選手たちから、どよめきが起きる。バレンティンのスイングスピードが時速148キロをマーク。その前に計測した和製大砲の畠山が135キロだっただけに、みな度肝を抜かれた。さらに、2度目の計測では151キロと大台超えだ。

 メーカーの担当者が「見たことない数字」と驚いたが、バレンティンは日本語で「ヨユウデス」と得意顔。「力まず85〜90%くらいの力で振った。試合の時はスイングスピードは考えず、しっかりバットをボールに当てることしか考えてないよ」と、当たり前と言わんばかりだ。

 ミレッジや相川は計測に参加しなかったが、測った選手で150キロを超えたのはバレンティンだけ。2位の山田は8キロ及ばない143キロだった。主力クラスでは川端138キロ、畠山は秋季キャンプでも計測し、その時は145キロだったというが、バレンティンがずばぬけているのは変わらない。

 杉村打撃コーチは「一つの指標でしかないが、遠くへ飛ばすにはスイングスピードがなければいけない」と説明。バレンティンはこれまでも、ナゴヤドーム5階席弾、フリー打撃での神宮球場初場外弾、バットを折りながらの本塁打などなど、破格のパワーを見せつけてきたが、また一つ非凡さを示した。

 計測後に行ったフリー打撃では38スイング中、柵越えは5本。「日に日に状態が上がってきている。しっかり球をとらえ、振れるようになってきた」と手応えも。4年連続本塁打王、日本記録更新へ、今季も楽しませてくれそうだ。 (竹村和佳子)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ