【都知事選】細川氏、初の“流し演説”

選挙カーの中から手を振る細川氏

　猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選はあす９日、投票、即日開票される。舛添要一元厚生労働相（６５）、細川護熙元首相（７６）ら計１６人の候補者が乱立した選挙戦も８日で最後となった。

　猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選はあす９日、投票、即日開票される。舛添要一元厚生労働相（６５）、細川護熙元首相（７６）ら計１６人の候補者が乱立した選挙戦も８日で最後となる。

　細川元首相は７日、初の“流し演説”を行った。選挙カーに乗り、千代田区、渋谷区など都内を回って支援者に手を振るなどした。

　この日はまた、公の場で初めて政党による応援を受けた。細川氏とは別行動だったが、同氏への支援を表明していた民主党の小川敏夫参院議員（６５）、日本維新の松野頼久幹事長（５３）、結いの党の小野次郎幹事長（６０）らが参戦。ＪＲ有楽町駅前でマイクを握り、支持を訴えた。

　当初は政党色を打ち消す作戦に出たが、露出が激減。選挙戦中盤になって、タレントや文化人を総動員し、政党からの支援も受け入れる方針に切り替えた。小泉元首相のほかに、民主党の鳩山由紀夫、菅直人両元首相も「原発即ゼロ」を主張する。最終日の応援について、陣営は「２人は来ないでほしい、という空気は読んでくれていると思います」と微妙な言い回しで支援拒否を明言した。

　◆都知事選の立候補者◆
（届け出順、敬称略）
ひめじけんじ（６１）建物管理会社社長
宇都宮健児（６７）前日弁連会長
ドクター・中松（８５）発明家
田母神俊雄（６５）元航空幕僚長
鈴木　達夫（７３）弁護士
中川　智晴（５５）１級建築士
舛添　要一（６５）元厚労相
細川　護熙（７６）陶芸家、元首相
マック赤坂（６５）スマイル党総裁
家入　一真（３５）ＩＴ関連会社役員
内藤　久遠（５７）元派遣社員
金子　　博（８４）元建設会社社長
五十嵐政一（８２）一般社団法人役員
酒向　英一（６４）元愛知県瀬戸市職員
松山　親憲（７２）アルバイト
根上　　隆（６４）元中野区職員