JBC 亀田ジム会長を処分2月7日 21時15分
ボクシングの亀田大毅選手が敗れた統一世界タイトルマッチのルールを巡り、関係者の主張が異なり混乱している問題で、試合を管轄したJBC=日本ボクシングコミッションは、混乱を招いたとして、亀田ジムの会長などのライセンスを事実上剥奪する処分を出しました。
この問題は、IBF=国際ボクシング連盟のチャンピオン、亀田大毅選手が、去年12月の統一世界タイトルマッチに敗れたものの王座にとどまり、そのルールを巡ってJBCと亀田選手側の主張が異なり、混乱が起きているものです。
事実関係の調査を進めてきたJBCは、7日、都内で記者会見を開きました。
それによりますと、JBCや亀田選手側、それにIBFの担当者などが出席した試合前日の会議で、亀田選手が敗れた場合は、王座が空位になると決定されました。
しかし試合後、JBCへの事前の連絡がないまま亀田選手側が設定した記者会見で、IBFの担当者が王座にとどまると発表したということです。
JBCでは、この結果、ボクシングの公平性が疑われるなど混乱を招いたとして、亀田選手が所属する亀田ジムの吉井慎次会長などのライセンスを更新しない処分を出しました。
吉井会長などのライセンスは、去年12月で切れているため、事実上ライセンスの剥奪となります。
これにより亀田大毅選手のほか、兄弟の興毅選手と和毅選手の3人が試合を行うには、ほかのジムへ移籍することなどが必要になります。
一方、亀田ジムの代理人を務める弁護士は、試合前日の同じ会議で、敗れても王座にとどまることを確認していたとして、重い処分が出された場合、処分の違法性を主張するため、提訴する意向を示しています。
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