2014.2.8 05:03(2/2ページ)

西岡&鶴岡もダウン…阪神、センターライン壊滅で外出自粛令

 インフルエンザの脅威を改めて感じさせる光景だった。午後2時半から始まったケース打撃練習。二遊間は打撃投手が、扇の要はブルペン捕手と山田バッテリーコーチが務めていた。鳥谷、藤井に続いて、鶴岡までも感染した。そして、西岡の姿もなかった。

 「鶴岡選手は一昨日夜に不調を訴え、昨日、読谷村内の病院でA型インフルエンザと診断されました。西岡選手は体調不良を訴えたため、静養です。チームドクターが行ったインフルエンザの検査では陰性でした。熱はありません。病院にいく予定もありません」

 永吉広報が報道陣を集め、険しい表情で発表した。まさかの主力4人ダウン。球団としての今後の対策を問われた常川医療担当は「選手を信用しています」と話すと同時に「なるべく人込みなどには入らない、ということ」と宿舎からの“外出自粛”を打ち出すことを明かした。

 全国各地で猛威をふるうウイルスに対し、球団は、これまで全選手に予防接種を課し、手洗いやうがいなどを励行してきた。宿舎に空気清浄機を追加導入するなどの対策をとり、2次感染を抑えることに全力を注ぐ。

 和田監督は「繰り返しになるけど、それ以降、(発症者を)出さないように。今はそれしかいえないね」とつぶやいた。

 今月中旬に予定されている紅白戦など、今後のスケジュールに影響を及す可能性が出てきた。(阿部 祐亮)

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(紙面から)