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東京地検検事 捜査対象者のメール無断で見る2月7日 20時20分
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振り込め詐欺事件を担当していた東京地方検察庁の検事が、捜査で把握したIDやパスワードを使って捜査対象者のメールを無断で見ていたことが分かりました。東京地検はメールサーバーへの不正アクセスに当たると判断しましたが、反省していることなどを考慮してこの検事を起訴猶予としました。
不正アクセスをしたのは、東京地検刑事部の36歳の男性検事です。関係者によりますと、振り込め詐欺事件を担当していたこの検事は、去年12月ごろ、捜査で把握したIDやパスワードを使って、捜査対象者のメールを無断で見ていたということです。
検事は、捜査のためメールの内容を確認しようとしたということですが、相手の承諾や裁判所の許可を取るといった他人のメールサーバーに入るのに必要な手続きを行っていませんでした。
別の検事が捜査報告書などを見て気づき、東京地検は不正アクセス禁止法違反の疑いで調べていましたが、今月初め、「違法な行為だが捜査のために行ったことで、本人も反省している」と判断し、この検事を起訴猶予としました。
これについて、東京地検は「検事が不正アクセスをしたことは誠に遺憾だ。再発防止に努めたい」としています。
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