都心などで急速に積雪増える2月8日 10時36分
発達中の低気圧の影響で太平洋側の広い範囲で雪が降り、東京の都心など各地で急速に積雪が増えています。
これから8日夜にかけて東日本と東北を中心に雪や風がさらに強まる見込みで、気象庁は大雪や暴風への警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、本州の南岸にある発達中の低気圧の影響で、中国・四国地方から東北にかけての広い範囲で雪やみぞれが降り、太平洋側では急速に積雪が増えています。
午前10時の積雪は、▽長野県松本市で20センチ、▽甲府市で12センチ、▽岡山市で8センチ、▽宇都宮市と前橋市で6センチ、▽横浜市で5センチ、▽名古屋市で4センチ、▽東京の都心や高松市で3センチ、▽広島市や京都市で2センチなどとなっています。低気圧は8日夜、関東の南岸に近づき、9日にかけてゆっくりと三陸沖を北上すると予想されています。
このため、西日本と東海では8日夜にかけて雪が続くほか、関東と東北の太平洋側ではさらに雪が強まり、9日にかけて降り続く見込みです。
9日朝までに降る雪の量はいずれも山沿いの多いところで、▽関東甲信で50センチ、▽中国地方と近畿、東海、東北で40センチなどと予想され、▽東京23区を含む関東南部の平野部では20センチと、近年にない大雪となるおそれがあります。
9日にかけて太平洋側の沿岸部を中心に風が強まり、▽最大風速は関東の陸上で25メートル、東海の陸上で18メートル、近畿と東北の陸上で15メートル、▽最大瞬間風速は陸上で30メートルから35メートルに達し、東海と関東、東北の太平洋沿岸は大しけになる見込みです。
気象庁は、大雪や暴風、高波に警戒するとともに、路面の凍結や交通機関への影響などにも十分注意し、無理な外出は控えるよう呼びかけています。