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ソチ行き要求 ウクライナ人の男拘束
2月8日 2時59分

ソチオリンピックの開会式が行われた7日、ウクライナからトルコに向かっていた旅客機で、乗客の男が機内に爆弾があると脅したうえで行き先をソチに変更するよう要求したため、旅客機はトルコの空港に強制的に着陸させられました。
トルコの当局は、45歳のウクライナ人の男を拘束し、動機などを調べています。

ウクライナのハリコフからトルコのイスタンブールに向かっていたトルコの民間航空会社の旅客機から、7日午後、ハイジャックが起きていることを知らせる信号が出されました。
トルコの運輸当局によりますと、上空で乗客の男が機内に爆弾があると脅したうえで行き先をソチに変更するよう要求したということで、トルコ軍の戦闘機が緊急発進し、旅客機は7日午後6時すぎ、イスタンブールの空港に強制的に着陸させられました。
旅客機には110人の乗客が乗っていて、イスタンブールの空港に着陸したあとも、多数の警察車両などが旅客機を取り囲み、男の説得を続けました。
そして、着陸してからおよそ4時間後、男が説得に応じて、乗客を避難させた直後、警察の特殊部隊が突入し、男を取り押さえました。
イスタンブールのムトゥル知事は、空港で記者団に対して、男は45歳のウクライナ人で、男の所持品から爆弾は見つからなかったと明らかにしたうえで、「平和な祭典のさなかにこうしたことが起きたことは残念だ」などと述べました。
他の乗客にけがはなく、トルコの当局は動機や背景などを詳しく調べています。

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