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【東マ6670】MCJ 六本木界隈で有名な社長の沈没は近いか

2013年7月10日 Category - 未分類

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 六本木・西麻布周辺で夜な夜なハデに飲み歩く企業経営者が、遠からず市場から退場していくことは歴史が証明している。一夜に数百万や数千万のカネをばら撒く生活などというものは、長続きするわけがない。まっとうな事業で財を成した者たちも、そこに集う金持ち同士で虚勢を張りあい、結果悪事に手を染めてしまう。
 株式会社MCJ(東マ6670)の社長・高島勇二氏も、六本木・西麻布界隈で名前をよく聞く人物だ。かつて資産管理会社が入居していた東京ミッドタウンの一室に、芸能人や若い女を連れ立って酒盛りをしていたらしい。現役グラビアアイドルと交際しているという情報もある。
 MCJはピーク時(第10期 08年3月期)には連結売上高1000億を超えたベンチャー企業だ。顧客から注文を受けてから商品を組み立てるBTO方式のコンピュータ製造・販売を手掛ける会社である。上場してから数年で売上高を約10倍にするという急成長を遂げたが、最近の業績は芳しくない。
 高島勇二氏は、今期(第15期 本年3月期)決算が二期目連続の減益だったことを受け、役員報酬を9割以上返上することを発表した。経営者の責任の取り方としてはまっとうである。しかし同社の経営に不可解さは残る。
 本来在庫リスクの少ないBTO方式であるのにもかかわらず、在庫増が著しい。棚卸資産(商品及び製品+仕掛品+原材料及び貯蔵品)は前期に比べて35%も増加している。回転期間は今期1.79月、前期は1.45月、前々期は1.39月で年々長期化していることがわかる。不良在庫がたまっている可能性が高い。売上債権の増加も著しい。回転期間は今期1.49月、前期1.45月、前々期1.12月と年々長期化している。取引先との関係において何らかの変化があったと思われる。
  MCJという会社は、決算以外でも不可解な点が多い。MCJは電子機器製造のアドテック(JSQ6840)という会社と06年から業務提携・株の保有をしていたが、昨年9月にこれを解消。保有していたアドテック株約14%を売却した。ところがその直後、高島勇二氏個人が、アドテック筆頭株主から同社株20%超を時価の倍額で買い取った。アドテックは臨時総会を開催し、MCJの関連会社HPCシステムズ役員たちが同社取締役に就任し、本社もHPCと同じ場所に移転した。なぜMCJで株を買い増すのではなく、高島勇二氏個人でなければならないのか、首を傾げざるを得ない。
 また、MCJ子会社のユニットコムは本年3月21日に、不動産事業をはじめるとして、東京都中央区銀座のビルを約12億円で買収した。取得したビルを賃貸するとのことだが、このビルは外壁はボロボロで網が張ってあり、今すぐにでも建て替えが必要な物件なのである。このオンボロ建物で10億を超える投資を回収することができるのか、理解に苦しむ経営判断だ。
 この不動産を仲介した企業が、メッツ(東マ4744)である。同社は継続疑義注記がついていた”死に体企業”だったが、新東京グループ(東プロ6066)社長の吉野勝秀氏が買収した。メッツはMCJが銀座物件を購入したその日、決算の上方修正を発表した。そのことにより株価が暴騰し、2000円程度で推移していたものが一万円を超えるなどした。
 MCJの現在の筆頭株主は村上ファンドの残党と言われる「株式会社レノ」である。怪しげな面々に取り巻かれたMCJが今後、どのようになるのか、見ものである。

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