謎の怪奇現象、手がかりと推理、奇妙なアーティファクト、残された日記や魔道書、そして恐ろしい怪物……。“クトゥルフ神話 TRPG”のセッションに出てくる魅力を挙げればきりがありません。では、この中で何が一番面白い要素なのでしょうか?
答えはタイトルの「TRPG」という部分に明示されています。それはテーブルトーク。つまり人と人とが語り合い、物語を紡ぐことだと思います。単なる呑み会でのダベりも楽しいでしょうが、それはただ楽しいだけ。もし面白い物語をみんなで紡ぐことができたなら、それは一生の思い出になります。そして十年後、二十年後も、気のあった仲間達と「あのときは……」なんて話題で振り返ることができるのです。
このリプレイ(以下、るるあん)は、そんな楽しいプレイの例が「芸」のレベルまで昇華されていると共に、プレイしたことの無い人からやり込んでいる上級者まで何らかの示唆を与えてくれる、CoCプレイの参考として活用できる本だと思います。
この本に収録されているお話は三本。探索者たちは同じですがシナリオは単発ものが続くというオムニバス・ドラマ形式で進みます。お話の主軸は「るるいえ堂」という骨董品屋ですが、舞台やシナリオテーマは毎回違ってバリエーション豊かな展開です。探索者たちの面々は空手が得意な女子高生、ジジイ、メイド、イケメンというキャッチーなものの、キーパーおよびプレイヤーの方々は半数以上がベテラン揃い。テーブルトークならではの会話の妙、ゲームならではのメタ視点トークが存分に堪能できます。
とは言え探索者たちは普通の人間なので、別に熱いセリフを交わしてバトル、という展開ではありません。キーパーのネタや描写の雰囲気を楽しみつつ展開や真相を読んだり、正気度ロール絡みでの発狂トーク? が見所でしょうか。まあここらへんは是非最初のお話だけでも読んで欲しいところですが、以下でちょっと細かく説明しましょうかね。例によってネタバレ上等でいくので、未読の人はご了承のほど。
第一話:多面体寄せ木細工事件
謎の工芸品が奇妙な怪奇現象を引き起こして……という「るるいえ堂綺譚」ともいうべき第一話にふさわしいおはなし。山奥の洋館で遺産相続争いに巻き込まれる、というところが“13の恐怖”の一話っぽいですが、出てくる神話怪物に工夫がこらされてはるかに面白く仕上がっていると思います。
途中探索者たちが悩むシーンがありますが、これはティンダロスの猟犬が恐るべき敵であるとメタ視点で認識しているからでしょう。普通の手段ではまず倒せません。猟犬の舌が人間の「心のきらめき」「純潔さ」を奪うという設定は面白い(『エンサイクロペディア・クトゥルフ』から引っ張った解釈か)! キーパー的には滅多に出すことのないドールの使い方もポイントです。あ、モートランのガラスってCoCルルブの289ページあたりに製造の呪文が載っています。
猟犬の撃退方法もナイスアイデア。こういうところまで考えつかないと、CoCは探索者にとって面白くないですよね。ちなみにイラストの魔方陣って「ネクロノミコン」の載ってたヨグ=ソトースの封印の図だ。
第二話:ピックマンの絵画事件
地味ですが、シナリオ間の技能成長や魔道書研究などはプレイヤーも必見。いつも死んでばかりではなく、こうして探索者は育つのです。シナリオは、いきなり舞台が山口県に飛んで驚く。でも水着シーンがあるので良し! 有名なおとぎ話が平家の落人伝説と結びつき、神話的要素が絡んでくるという(僕的に)シビれる展開はキーパー諸氏は見習うべきものがあるでしょう。しかも恐ろしいことに更にもう一捻りあるのが意外性あって高ポイント。ここでの辰巳教授の狂気演技には大笑いさせてもらいました。狂気と笑いは紙一重ということがよく分かる屈指の名シーンだと思います。
それでも猟奇っぽい展開や、幼女の裸が出てくるところは好き嫌いが分かれるかも。食屍鬼のイラストは“H.P.ラヴクラフト アーカム”の表紙に忠実なのがベネ。
あとは食屍鬼と一緒に幻夢境を旅するシナリオって“Spawn of Azathoth”の一編かな? オリジナルだったら申し訳ない。
第三話:るるいえ堂盗難事件
いきなりビヤーキー! というホットスタートは市販シナリオでもなかなか見られない熱い展開。山奥の寂れた村ではおぞましい因習が繰り広げられていた! というありがちなストーリーですが、そこに老婆の死という悲しい出来事と探索者の慕情を散りばめ、泣ける話になっています。キーパー的にはシナリオのキーアイテムや「あとぼし」などのネーミングがどう神話的要素に絡んでいるか、そしてあからさまなサービスシーン(笑)の使い方などがポイント。魔道書を使っての手がかりの与え方も同様。そしてクライマックスの演出は、とにかく素晴らしいので一読の価値あり。加えて、ここのシーンでの狂気演出や処理も注目して欲しいところ。これがCoCの醍醐味の一つなのですから。
イラストはなんだかグロ系のものがあってビックリするけど、241ページのイラストはCoCマニアにとってはネタ満載で泣けました。京が手にしているのはグルーンの像。テーブルにあるのは真鍮の頭像にトートの短剣(“クトゥルフ神話TRPG キーパーコンパニオン”参照)、そしてミ=ゴの脳収容器です。
もちろん細かく気になる点はあります。さやかが目立たなくて辰巳教授が大活躍だとか、狂人の洞察力などルールに些細な間違いがあるとか、プレイテクニックが上級(メイドがPOW6で2セッション乗り切っているのが偉業)すぎて実際のプレイはこんなにうまくいかないよとか。でもそれらが霞むほど、全体的な感想としては「面白かった!」の一言に尽きます。
また、何より嬉しいのは初心者に対する配慮。巻末に「TRPGってなぁに?」というコラムがあったり、能力値やルールについても丁寧な記述があるので、これとルールブックがあれば面白いセッションができそうだなあという雰囲気にさせてくれます。CoCのベテランを自認する人は、是非初心者に貸し出して布教に励むといいかもです。そして願わくば女子高セッションのある続編が読めるといいなあとリクエスト。とうとう一度も登場しなかったるるいえ堂主人、嘉多蘭弗(かた らんどる)もよしなに。
P.S. 本年の締めくくりがCoC本であることに千の感謝を。そしてよいお年を。
やっと今月号分だ、申し訳ない。Role & Roll Stationでは12月10日の木曜日には売ってました。CoC関係記事は以下の通り。
“ブルーローズ・ネクサス”リプレイ読んだけど面白そうだ。トンデモネタが秀逸でござる。次号は来年1月16日(土)頃発売ってことで。
先月号分だ、申し訳ない。Role & Roll Stationでは、11月12日の木曜日より発売。CoC関係記事は以下の通り。
他には、ガンドックゼロの記事が銃器の所持と携帯についてという、CoCにも役立つ大変ためになる記事でした。現代アメリカでやろうというキーパーは必見です。次号は12月12日(土)頃発売のやつをレポします。
2ちゃんねるのスレ情報より。待望の四巻発売に際して、DVD付き(!)というスペシャルバージョンが出る模様。詳細はここらへんのリンクで。発売は来年3月17日、値段は2,940円。
どうも携帯配信されたフラッシュアニメのDVDみたいですね。まあ後悔するなら買って後悔しろというのはマニアの心意気なので、あとは分かるよな?
超久しぶりに更新した気がする。申し訳ない。なんつーか気分的には「まだだ、まだ終わらんよ!」という感じです。色んな意味で。
そんな中でも年末発売の新作が気になりRole & Roll Stationでフラゲできるらしいので昨日会社を抜け出して買いに行くという暴挙を敢行。いやー今これを手に入れないと仕事が全く手につかないからね、と言い訳してみるも、ダメな感じには変わりありません。
それはさておき噂の「るるあん」こと『クトゥルフ神話TRPGリプレイ るるいえあんてぃーく』ですが、前評判どおり色々とガチ。例えば主人公さやかの能力値が奇跡の組み合わせで追加ダメージ入ってるとか、イラストがCoC的にも性的にも見るべきものがあるとことか。
ルールの説明があちこちに挿入され丁寧に解説されているので、ルール知らなくても読むだけで覚えられそうです。初心者に嬉しい配慮。
あと『Role & Roll (ロール・アンド・ロール) vol.63』で告知されてたので書くけど、現代日本ソースブック“クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ2010(仮)”来春発売予定おめでとうございます。2010は、僕らの世代だと「にーぜろいちぜろ」って読むよね。これはきっと(時間がないので以下略)。
まずは参加された方につきましては、お疲れさまでした。
コンベンション全体をみて感じたのが、きっちりしているが緩やかな運営と、非常に広い会場でのびのびプレイできるところが、大変あたたかな雰囲気でうらやましいということ。40卓という大規模コンベンション(Co-Conの5倍くらい)でなかなか細かいところまで見ることが難しい部分も、各GMさんを含めて参加者全員でコンベ全体を成功させようという空気があったのが凄いと感心しました。また40人ものGM紹介で皆20秒くらいで説明をし、大幅に時間短縮していたのにもビックリ。こういう空気を作り出すのは並ではないですよ。
さて、そんな雰囲気に完全に呑まれていた私は失態を連発。電車が遅れたとはいえ遅刻(2分くらい)するわ、受付時に渡されたクリアファイルは失くすわ、あまつさえキャラクターシートを忘れ、完全にテンパっておりました。まあキャラシートは予備を2枚持っていたのが幸いし、会場でコピーすることが出来たので事なきを得ましたが……。
肝心のプレイの方は、卓が無事成立し(3名プレイ)、帝都の凄い場所の上で凄いものを見て探索者2名が発狂するも、最後にはきちんと事件を解決してもらいました。なんとか楽しんでもらったようで、少しほっとしています。皆CoCをプレイしたことのある方だったので勘所も良く、アドリブも結構出来て探索者の動きに対応できたのが個人的に達成感があったところ。あと最後のネタは……ある程度は理解が得られたので、自分を信じたい。
それにしてもスタッフの方には本当に迷惑をかけっぱなしで、ただ大変暖かい対応を頂いたので救われました。こんな場ですがお礼と感謝を。
ただなんで預かったクリアファイル紛失したんだろ? カバンにしまっておいた筈なのに〜。これはニャルラトテップの陰謀だったということにしておきたいです。
情報ソース先のここらへんをクリック。画像は小さめですが、確認できます。なんかCoCらしくない(個人的な偏見)表紙ですが、右上に燦然とCoCロゴがあるのでオールオッケー。本の内容についても新情報があるので必見。箱根? の寄せ木細工が神話アイテムに!
「監修:上村大」とあるのは、シルバーレイン監修の御方なのだろうか? それにしてもイエサブ情報の早いことよ。
そろそろ告知しなければ。
TRPGコンベンション「クリティカルとファンブルの果てに10」にGMとして参加させていただきます。ここらへんの29番です。
今まで二回ほどプレイしたシナリオを持っていく予定ですが、そのとき貧弱だった部分を改造していく内に、導入部分などが結構変わってしまった。これで皆が楽しんでくれると良いのですが、基本ドキドキです。
あとは埼玉県羽生市というところなので、遅刻だけは避けないと。当日来られる方につきましては、よしなにお願いいたします。
♪気味が悪いことを好きなくらい 僕も好きだから〜
涙よりもSAN値こぼしていよう〜♪
とまあ、さっきから何かのメロディがリフレインして止まらないのですが、昨日新宿のイエサブに行ったらいきなり12/12発売予定と書いてあってビビりまくり。今月の『Role & Roll (ロール・アンド・ロール) vol.62』にも書いてあったし、情報ソース先のここらへんにもあるので妄想ではないよ。
詳しくはリンク先を見てもらうとして、女子高生が主人公(探索者?)っていうのはありそうでなかったパターン。骨董品屋が舞台ということは、普通に魔道書がゴロゴロしてたり、ミ=ゴの脳みそ収容器があったりするのか。
著者は内山靖二郎氏。内山さんはなんか二ヶ月連続で新刊出すことになるんですけど、仕事量スゲー。イラストレーターはニャル子さん表紙でおなじみの狐印さん。『Role & Roll (ロール・アンド・ロール) vol.62』にイラストが載っているけど、なんか女の子の服が透けているような……。
版形がA5なので『白無垢の仮面』より大判なんですね。見やすそうでこれは期待できるぜ。
ニャル子さん壁紙にも新作がupされた(大分前だけど)からには、やはり書かねばなりません。
しかし最近のラノベは購入意欲をそそるために色々工夫をこらしますね。オマケのイラストカードだったり、3巻はアニメイト限定のニャル子さんスク水カバーでした。中身の本は同じなのですが、カバーが違うというのは3巻のテーマを暗示してるのかも。
というわけで、2巻までは邪神対決ネタだったものの、今回はイスの偉大なる種族が出てきました。こいつら、色々とややこしいので詳しくは本編を見て欲しいのですが、言うなればホラーというよりSF設定に近い種族。CoCシナリオでも登場するものは限られ、どちらかというと使いづらい部類だと思います。同じ宇宙人でもミ=ゴの圧倒的な使われっぷりからすると不遇な扱いですが、時を超えてくるのでタイムパラドックスが恐かったりするんですよね。
それにしてもニャル子に出てくるイスな奴らは新しいぜ。ゲーメスト誤植ネタを持ってくるなんて、オレと話が合いそうだ。
あ、イタクァことウェンディゴの設定、今のところ“マレモン”か『エンサイクロペディア・クトゥルフ』にしか見当たらない。作者さんどっちかを参照してると推測。まあそうなるとそもそもの元ネタがどこかということが気になりますが“ウェンディゴへの挑戦”じゃあなかったです。ブラックウッドの「ウェンディゴ」か、海外の未訳ものか。
またニャル子3巻の話に戻るけど、ラストはまさかのあからさまな引き。次も出るようなので、首を長くして待ってます。
Akさんとこより。情報ソース先の11/2付け日記より。
詳しくは画像入りでリンク先を見てもらうといいけど、CoCプレイの一助として知っておいて損はない……かもしれない。
1.Limnophobia(湖恐怖症)
:エレキングが湖にいるからしょうがないね。
2.Catoptrophobia(鏡恐怖症)
:新トワイライトゾーン(いや、アメージングストーリーだったか)やジョジョ見てるとよく分かるね。
3.Peladophobia(ハゲ頭恐怖症)
:ユル・ブリンナーがロボットだったことを知って恐怖するわけか。
4.Tachophobia(速度恐怖症)
:映画「スピード」の逆パターンか。
5.Theatrophobia(劇場恐怖症)
:暗闇恐怖症じゃね?
6.Chionophobia(雪恐怖症)
:『八甲田山死の彷徨』とか読むと分かるね。
7.Chorophobia(ダンス恐怖症)
:そりゃ隣の人がいきなりアッパーな感じで唄いながら踊り始めたらビビるわ。
8.Metrophobia(詩恐怖症)
:作者がエドワード・ピックマン・ダービーだったりするわけだ。
9.Cyclophobia(自転車恐怖症)
:幽霊自転車とか見て怖くなったり。
10.Gephyrophobia(橋恐怖症)
:これは普通に理解できる。吊り橋とか特に。
11.Omphalophobia(ヘソ恐怖症)
:何かが出てくる妄想とか。
12.Dendrophobia(樹木恐怖症)
:ダーク・ヤングですね。
13.Caligynephobia(美人恐怖症)
:岩明均先生の『寄生獣』読むとよく分かる。
14.Chirophobia(手恐怖症)
:ゴルゴか。
15.Gallophobia(フランス恐怖症)
:これはちょっと可愛そう。というか単なる偏見だろ。
16.Cometophobia(彗星恐怖症)
:ツイフォンかゴラスか分からんが、100年前は本当にパニックになったからな。未知への恐怖でしょ。
17.Geniophobia(アゴ恐怖症)
:岩明均先生の『寄生獣』(以下略)。
18.Aulophobia(フルート恐怖症)
:まごうことなき異形の神々の従者。
19.Genuphobia(ヒザ恐怖症)
:これは日常生活に不便だ。ヒザに顔があって喋るとか?
20.Barophobia(重力恐怖症)
:これも分かるかも。すぐ足とかつりそうで。
21.Carnophobia(肉恐怖症)
:何かトラウマがありそう。
22.Selenophobia(月恐怖症)
:杞の国の人だから。
23.Lutraphobia(カワウソ恐怖症)
:カワウソがクリーチャーに変形して襲ってくるのか。
24.Papaphobia(ローマ法王恐怖症)
:悪魔にとっては恐怖だな。
25.Melophobia(音楽恐怖症)
:トルネンブラの仕業だ。
26.Nephophobia(雲恐怖症)
:イタクァとか空飛ぶポリプとかクラウドビーストとか。
27.Placophobia(墓石恐怖症)
:グールが近くにいそう。
28.Rhytiphobia(シワ恐怖症)
:しわとしわが合わさってシアワセ、とはならんのか。
29.Octophobia(8恐怖症)
:横にすると無限大になるからか。
更新が遅れ気味ですいません。Role & Roll Stationでは、先月8日の木曜日より発売でした。CoC関係記事は以下の通り。
そいえばもう年末も近いですね。年末商戦合わせでそろそろ次の翻訳作品の告知が出るハズ(オレの思い込み)! もし無くてもくじけるなオレ。次号は11月14日(土)頃発売です。
P.S. 忘れてた。次号のスピコピは“クトゥルフ神話カードゲーム”だぞい。
参加された方々につきましては、お疲れさま&ありがとうございました。
当日は澄み渡った秋晴れで、若干肌寒く感じるも日差しがあったので日中はあったかでした。
今回の卓は朱鷺田先生の卓が実名プレイでの現代日本だったり、一般キーパーの方が大活躍でバラエティに富んだ舞台背景(“比叡山”を使った江戸時代など)や設定(ウィルマース財団日本支部)を使ってらっしゃって、人気がありました。もちろんスタッフも初心者対応卓が好評で、設けた甲斐があったというものです。
僕は今回予備キーパーだったので、卓が必要なくなった時点で専任スタッフとして周囲を徘徊していました。本当は“クトゥルフ神話カードゲーム 完全日本語版”を遊ぼうと一式持ってきていたのですが、相手がいなかった(悲)。でも外でコンポーネントを広げていたら、一般の人が寄ってきて興味深そうに質問してきましたよ。やはりビジュアルは大事だなあと思いました。
とりあえず、今回も大過なく終了できたのは良かったです。また次回(来年1月予定)もお楽しみに。
早いですね、もう。参加者の皆様におかれましては、当日よろしくお願い申し上げます。
さて、道案内のお知らせです。その日は10:50〜11:15頃の間、四谷三丁目駅2番地上出口前にCo-Conスタッフがエルダー・サインの案内用ボードを掲げて立っております。途中曲がるポイントにもスタッフがいると思いますので、地理に自信の無い人でも安心。不安な人は四谷三丁目駅から行きましょう。JR四谷駅じゃないっす。
また、参加者への会場費還元&キーパー強化月間ということでまたまたシナリオ冊子を無料配布する予定。なんとか間に合ったものの文字情報ばかりでイラストないのは勘弁。以前のCo-Conでキーパーした現代日本ものです。その代わり新作シナリオを用意することが出来なかったけど(予備卓扱い)。ガクッ。
昨日、クトコンの打ち合わせついでに購入。ガチで毎月発売する関係で思わず忘れがちになりますが、こういう地道な試みこそ高く評価したい部分。気合入れてレビューしてきますのでよしなに。
さて、パッケージはドリームランド? の風景を描いた地味なもの。これが日本だとキャラの絵を前面に押し出した感じになるんですが、好みの問題でしょう。中身の構成は変わらず、拡張パックの背景ストーリー「ロスト・ドリーマーズ 第二話:始まりの日」の用紙が一枚に、本体であるカードが40枚。カードの中には3枚同じものがあったりするので種類的には20です。背景ストーリーは、ヒロインのトワイラに導かれ、ドリームランドの入り口を見つける主人公グレゴリィ、といった感じ。ひそかにドリームランドのシナリオを考えているキーパー(オレも)は導入部分として参考になると思います。
カードについては第一弾と違い、キャラカードの充実っぷりが嬉しい。やはりデッキの核はキャラクターカードなので、これはオススメできます。ドリームランドの門番、アドン&サムソンナシュト&カマン=ターも登場! 各勢力カードがちゃんとあるのでデッキを強化したい人は、ちゃんと買うこと。しかしリュックに入ったズーグのカードは……萌え? ちゃんと「昼」「夜」関連のカードもありますよ。
ちなみに購入したRole & Roll Stationのレジ前広告によると、次は夜をフィーチャーしたカードになりそう。日本語タイトルも書いてあったが、さすがにデジカメで撮らせてくれとは言えず。次の『Role & Roll』あたりで書いてあることを祈る。
P.S. しかし、この拡張パックの遊び方は、発売されるたびに自分のデッキに気に入ったものを追加して「俺TSUEEEE!」って感じでいいのだろうか? 正直周囲に遊んでいる人が少ないので、どんなデッキがイケてるのか分からんし。拡張パックにサンプルデッキのレシピがあればいいのにね。誰か強いデッキを組んだ人がいれば是非RWSで紹介したいので、下記のメールまで送ってくれると嬉しい。マジでマジで。
こんにちは、「大正野球娘。」の最終回が時間ズレてて、主人公の最終打席シーンでビデオがブツ切れてました。これはショック。
と、最近忙しく月末までまともに更新できそうもないので、一言ツッコミだけ。リンクもなし。
以上、詳しいレビューは気が向いたらだけど、写真まで撮ってあるので、出来ればやりたいぞ。さあ、取材旅行兼ねてこれから福岡行ってきます。
情報ソース先の10/9付け日記より。
「Arkham Horror Investigator Miniatures」という、“アーカムホラー”に登場する探索者のミニチュアセットの情報がありました。パッケージやフィギュア写真もあるのでテンションが上がって早速FANTASY FLIGHT GAMES社の公式情報を見に行くと、どこにもそれらしきものはなし。
あれっと思いましたが、どうもこちらによると、ユーザーからの声など色々な事情で発売キャンセルという騒ぎになっていたようです。順調に出ていたら、同社の“ウィング・オブ・ウォー”の箱と同じ大きさで発売されたハズだとか。CoCにも使えそうだったので残念ですが、また復活してくれることを願っています。
10/5付け日記でもお知らせしたブツがめでたくamazon入り。注目したいのはこちらである程度中身の確認ができます。
ノーデンスはすぐ分かったけど、赤いのは大いなる種族(イスの偉大なる種族)か! あとマンガがあったり、案内役が魔女っ子キケザイア・メイスンちゃん(露出度高)に、ご存知黒い人ナイ神父。なんか茶色分も混じってるっぽいですが、CoC的には黒人サクソフォン奏者のロイヤル・パント(The Royal Pant)と解釈。あと一匹くとるたんプティ・クティという萌えキャラがいるでちゅるう。
しかし左側の解説文章は、気合入ってますな。
P.S.10/23(金)発売予定。
先日“マレモン”や『エイボンの書』の翻訳者の一人、立花圭一さんのお誘いで、CoCのプレイヤーをさせて頂きました。
シナリオの舞台は1892年のイギリス。以前の版では“クトゥルフ・バイ・ガスライト”というサプリメントを導入しないとプレイできなかったのですが、今は“クトゥルフ神話 TRPG”基本ルルブだけで遊べます。素晴らしい。それにしても1890年代でのプレイヤーなんて本当に久しぶりです。集まった探索者は以下の通り。
いつも探索者名に悩むのですが、今回は10/1付け日記でも触れた名前作成アプリ「UnNamable」のおかげで全員スムーズに決定。不労収入で生活している大英帝国貴族プレイを堪能しました。
シナリオの詳細は省きますが、一言でいうと田舎町の広いお屋敷で美人家庭教師と幼女がEROいことになるというもの(何一つ間違ったこと言ってないぞ)。でも序盤から清く正しいジェントルマン的なロールプレイを積み重ねてきた我々に不貞を働くという思考は一切なく、真摯に謎を解き無事生還を果たしました。いや本当。
終盤、一番正気度ポイントの高い探索者だけが発狂するも、狂気が「破壊衝動」だったためロールプレイでうまく処理できたのと、他の探索者が的確な行動を取ったことが主たる成功要因かと。いつもサイコロ運の悪い僕の探索者も、ポイントとなる正気度ロールがセーフだったり、2回連続25%以下ロールに成功したりといった奇跡に恵まれました。最後降臨するはずの「何か」に会えなかったのは、プレイヤー的に少し残念ですけどね。
今回集まったプレイヤー達は皆CoCに理解のある方々だったので、大変スムーズに遊べました。訪れた屋敷の家族構成の説明で、みんな家系図をメモしてるし。また1890年代に詳しい人達ばかりなため、ホームズネタやヒストリカルなうんちくに盛り上がったのも面白かったです。個人的にはBBCドラマに出てくるような美しい緑の風景をバックに狩りを楽しむロールプレイだけで満足できたくらい。ありがとうございました。
そのおかげでテンションが上がり、プレイ時に存在を教えてもらった 『エマ ヴィクトリアンガイド』エンターブレイン、2003 を買ってきました。これは良い! 1890年代の歴史やら風俗を詳細に解説しており、参考文献も充実の一冊。漫画『エマ』の作者さんが手がけているだけあってビジュアル資料としても一級品。1890年代をプレイするのに必須と言える資料です。
情報ソース先からのリンクより。論より証拠、まあここらへんを見て下さい。
イーグルパブリシングから10月下旬発売予定、作者が「クトゥルー神話事典制作委員会(編)」と書いてあるので誰やねんと思ったら、記事本文の監修が
じゃないですか。
じゃあ、ガチですね。表紙イラストがちょっと恥ずかしいけど、期待してます。
情報ソース先の2009年2月14日付け日記より。
CoCで登場させる神話怪物を何体も作るのがかったるい真面目なキーパーのためのジェネレーターです。ブラウザで動きます。
リンク先はこちらから。英語だけど、適当にいじっていれば何とかなるでしょう。
戦闘多目のシナリオにしか使えないと思うけど、一度に何体も作ることが出来るので、これでビヤーキーやミ=ゴが出し放題です。
情報ソース先の2007年9月1日付け日記より。
僕の好きな「恐るべき老人(The Terrible Old Man)」の短編アニメ。リンク先はYOUTUBE。これは良い出来なので、もう一度原作を読みたくなりますねえ。
omnia exeunt in mysteriumの2007年4月22日付け日記で発見。
情報ソース先のサイトでは、色々な創作折り紙を発表しているのですが、その中のひとつにクトゥルフが。こんなヤツとかあんなヤツ。凄く凝った作りです。
しかも恐ろしいことに作り方まで公開(pdf直リンク注意)されている模様。しかし、こんなの本当に出来るの?
前の携帯電話のブラウザ機能が瀕死状態だったため、新しい機械を導入しました。携帯に関してノンポリな自分はdocomo→vodafoneと来て、流れで「iPhone3GS」を導入。今までApple社のお世話になったことが無く、しかも元々MSXユーザーだった身としてはジョブスに魂を売ったような気持ちを一瞬抱くものの、ノンポリなので特に気にしないのであった。
それより色々な部分が進化し過ぎて一苦労。今だにコピペ方法よく分からんし。ネットランナーになるにはまだまだのようです。
ところでiPhoneの良い点は色々なアプリを取り込んで運用することが出来ること。早速クトゥルフ関係で色々検索をかけてみると、CoCキーパー向けというアプリがありましたのでご報告。
その名も「UnNamable」。詳しくはここらへんを見ると分かりますが、一言で言うと1880-2000年代の名前作成ソフト。年代および作成したい性別を選んでiPhoneを振ると、名前が作成されます。下らないと言うなかれ。シナリオ作成の際やとっさにNPCをデッチあげるとき、なかなかうまい名前までは思いつかないもの。そんなときに一発で名前を出してくれるこのアプリは個人的に重宝しそうです。
しかも無料でインストールできますので、どこまで需要があるのか分かりませんがオススメします。別にキーパーじゃなくても、プレイヤーが探索者の名前決めるときにも使えます。
P.S.あとCoC的にオススメアプリって言ったら「Goodreader」でしょうか。pdf閲覧ソフトとしては最高クラスの性能を誇るアプリかと。iPhone Explorer経由でCoC関係のヤツを色々ブッこんで眺めることが出来ます。jpgなんかも一緒に見られるのが良いですね。有料ソフトですがたった105円ですし、これは間違いなく値段以上の価値を持っています。
ただ、Chaosium社から購入したファイルは、画像読み込みが殆ど出来ません。理由は不明。DriveThruRPG.comから買ったものやMiskatonic River Press社のものはきちんと読み込めましたが。以上、使用レポートでした。
9/20付け日記で言及した“キングスポート・ホラー”のオマケ、探索者たちの「これまでの話」と怪物トークンの小冊子が届きました。お手紙を読むとそういった「要望」があったため作成されたそうで、他にも何件か問い合わせがあったのでしょうか。うれしい限りです。
この他、エラッタのあった差し替え分シールまで付けてくれるという太っ腹っぷりは、さすがアークライトさんと言ったところです。ありがとう!
そういや10/23発売予定のニャル子さんドラマCD、HOBiRECORDS購入時の特典付き予約締切日が明日10/1までだったような。何でも特典が「ニャルラジ」CLUBHOBiエディションCD(録りおろし)みたいなので、欲しい方はお忘れなく。
それと『這いよれ! ニャル子さん3』、アニメイト限定版だと…!? 「アニメイト限定版仕様:描き下ろしシングルカバー」が付いてて、絵柄はスク水姿のニャル子。ちなみにこっちだと10/13発売になってます。
というわけで拡張パックを購入。1,280円。箱の外装は結構金かかってそうな感じ。
中身は、拡張パックを背景を語るフレーバーストーリー「ロスト・ドリーマーズ 第一話:黄昏の恐怖」の用紙が一枚(裏面はズーグ族のポスター仕立て)、本体であるカードが40枚入っています。箱裏に「カード20種類」って書いてあって、40枚入りじゃね? と思っていたら、3枚同じカードが入っているものがあるので、要注意です。基本このゲームは50枚デッキで同一カード3枚制限なので、デフォで入れたいカードはこういう措置になっている模様。
さて、肝心のカードについてですが、「昼」「夜」関連のカードはまだカードの絶対数が少ないので評価を下すのは早そう。現在のところ、昼カードも夜カードも「お互い出されたら破壊される」ので、ギミックとして使うのは不毛すぎる。環境を激変させるほどの効果はまだないし、普通のカードでデッキを組んだ方が安定しそう。
キャラクターカードは少ないものの粒は揃っている。「ドリームランド・アサイラムパック」の主人公二人のカードも入ってるしね。ズーグ族がフィーチャーされていると言いつつまだ一枚しかない状態なので、続編では頼むよ! また来月。
情報ソース先にて大型拡張セット“Innsmouth Horror”エキスパンションのレビューが掲載されています。リンクはこちらから。遂にヴェールを現した悪意の港町、インスマス。そのコンポーネントとなるセット内容と、新しい探索者および旧支配者(エンシェント・ワン)が一部紹介されています。
やっぱりあった「インスマス面」カードを引いて「SAN0知ろう」的な気分を味わうもよし(探索者と思ったら、あらディープ・ワン)、原作どおり連邦政府によるガサ入れを再現すべく奮闘するもよし。個人的にはダゴン秘密教団とかギルマン・ハウスとか海岸とか、絶対近寄りたくないですが。フィクションで良かった!
ダゴン&ハイドラの強力ヘラルドカード使用でのガチなプレイを見たければ、プレイレポートも要チェックです。
祝! “クトゥルフ神話カードゲーム拡張パック1:黄昏の恐怖 ” 発売記念ということでテンションが上がり、勢いで作ってしまいました。
[ archive ]ページの一番下にあります。そこにも書いてあるけど、エクセルファイルでzip圧縮(パスワード付き)がかかっていますので注意。基本的にスターターセット買った人向けなのでよろしく。間違いなどあればメール等でご指摘くださればありがたいです。あなたに素晴らしいカードゲームライフのあらんことを。
P.S. 今ならアークライト輸入ボードゲーム通販サイトでブツを購入すると、ポイント2倍付くセール中のようです(会員のみ)。さ、買いにいかなきゃ。
やはりカードゲーム関係は一枚一枚がルールのようなものなので、FAQが欲しいなあと思います。FANTASY FLIGHT GAMES社ではここらへんでFAQが公開されているのですが、出来れば日本語版を早めに公開して欲しいところです。
例えば先日プレイした際に「沈下」や「イハ=タロの剣」などコスト0の固定条件カードはどうやってプレイするんだろ、とか個人的に悩んでいたものの、これはきちんとFAQの10ページに書かれていました。せっかくなので訳してみます。もちろん私家訳なので、解釈および適用は自己責任で。
(v1.0) Steadfast
If a Steadfast card has a printed cost of zero, the player must still control at least a number of resources of the correct faction equal to the amount of steadfast necessary to play the card, although that player does not need to drain a domain in order to play the card.
(v1.0) 固定条件
固定条件カードのコストが0である場合、そのカードをプレイするためドメインを消費する必要はありませんが、必要な勢力を持ったドメインをコントロールしていなければなりません。
訳が全然違ってたら勘弁。他にも確認したい点は幾つかあるけど、FAQに書いてあるんじゃろか?
60号おめでとうございます。Role & Roll Stationによると、9/8日の火曜日発売になっていますね。CoC関係記事は以下の通り。
“クトゥルフLCG”に対する評価は先日書いたとおりですが、拡張パックでどんな拡がりを見せてくれるのか、期待してます。あと「アーカム計画」は現代日本で公的機関の話はあまりやっていなかっただけに、こうした情報は嬉しいですねえ。次号は61号。10月10日(土)頃発売です。
10/10に開催されるD&D GameDayに負けじと、先日あんまりやる機会の無いクトゥルフ関連ゲームを遊んできたよ。
集まった探索者は4名。まずは先日発売されたばかりのクトゥルフ神話カードゲーム 完全日本語版をチョイス。一応ルールは一通り読み込んだものの、プレイは初めて。
ゲーム内容としては場に出ているストーリーをキャラクター(探索者から邪神まで)を参加させ、成功に導くというもの。寸劇みたいなもんか? 成功チップを5つ先に獲得した方がストーリーカードを1枚ゲットでき、ストーリーカードを3枚獲得した方が勝ちというゲームです。
面白いのは手札のカードを“マジック・ザ・ギャザリング”で言うところの土地として使用できるところ。土地となったカードは以後原則としてプレイに使えないので、どのカードを置くかを考える必要があります。ちなみにこのシステム、“デュエルマスターズ”っぽいです(詳細はBackyard of Universeさんの9/16付け日記を参照)。
僕は以前TCG関係は結構やっており基本知識はあったため比較的スムーズにプレイすることができましたが、初心者には結構複雑かなあという印象。
カードのキーワードを覚えない内はいちいちルールを見ないと分からないし、「呪縛されたショゴス」など一枚のカードで場のキャラクターに影響を与えるカードが多いのも、計算をややこしくするだけだろうと個人的に思いました。あとはいわゆるリセットカードが殆ど無い…のはいいのですが、中〜終盤にかけてキャラクターカードが多数出てきて膠着状態になるとゲームのテンポが著しく遅くなるかと。
まあここらへんはデッキを拡張パックも出るしカスタマイズする余地を残した、と言えば聞こえがいいのですが、スターターセットはもう少し単純なものでも良かったのではないかと愚考します。初めて遊ぶ人はカード出すだけでも面白いのですよ。
と色々容赦ないこと言いましたが、シュブ=ニグラスとヨグ=ソトースが正面きって戦ったりと、やのけん漫画でも見られない展開になって大興奮! 忌まわしき狩人や古のものがルール上発狂してしまうのもどうかと思いましたが、それもまた良し。CoCシナリオゆかりのNPC(ポール・ルモンドとかジャック・ブレディとか)もたくさん出てくるので、クトゥルフファンなら間違いなく楽しめることを保証します。
次に遊んだのはボードゲーム“セイラムの魔法使い(DER HEXER VON SALEM)”。以前■(2009.03.12)■付け日記もちらっと触れたタイトル。一言で言うと短時間で終わる“アーカムホラー”という感じですが、あれよあれよという間に負け。ルールをあまり持ち主(オレ)が把握していない上に、ゲームの目的も明快に書いていなかったため、迷走しまくりでした。一回プレイしただけでまだ評価を下すには早いため、もっとやり込んでみたいです。
最後は絶版のカードゲーム“クトゥルフ・ホラー”を。以前プレイしたときはグダグダだったため良い印象無かったのですが、今回やったら結構面白かったため見直すことに。
でも、後でルール見返すと色々間違っている点があったり。開始5分で世界が滅んだり、カード巡りが悪いとどうしようもなくなったりと、やっぱり運ゲーというか引きゲーだよね。でも気軽に遊べるクトゥルフゲームとしては良いかもです。
情報ソース先の9/21付け日記より。
クトゥルフ神話カードゲーム 完全日本語版の拡張パック「ドリームランド・アサイラム」の第一弾「黄昏の恐怖」が、なんと9/28(月)に発売予定です。文字通り舞台はドリームランドのようで「昼」「夜」の概念が出てくる模様。うーん「ハイドライド3」か「ムーンストーン」といったところか(懐かしすぎて誰も知らない)。なんかズーグ族もフューチャーされているらしく、色んなズーグ族が出てきます。丁度自分の9/6付け日記に写真を載せていますけど…キモかわいい好きは必見か。
こちらで予約購入もできるようで、お値段はカード40枚入りで1,260円。一つ注意して欲しい点は、TCGと違ってカードの中身は全て固定ということ。何個買っても同じ内容なので、強力カードが何枚でも揃えられます。
全世界同時発売という触れ込みですが、言うまでもなく完全日本語版です。以前、発売元のアークライト直販ショップのRole & Roll Stationの方に発売予定について伺った情報では、この「ドリームランド・アサイラム」シリーズが毎月1セット、計6セット発売されるとのこと。以降、順調に行けば10月には第二弾、11月には第三弾という風に出るのでしょうね。
今からお小遣いの計画をきちんと立てておく必要がありそうです。
情報ソース先の2007年2月6日付け日記より。サイトはドイツ語だけど、下の方のリンク先から、レゴで作ったクトゥルフ神話探索のジオラマが見られます。略してクトゥレゴ(CTHULEGO)。何じゃそりゃ。
シュド=メル(ちょっとトレマーズっぽい)と対峙する探索者やら、ルルイエ浮上の名場面(?)、そして地を穿つもの出現! といった感じのジオラマで、周辺の飛行機とか飛行船、ボートなんかもあって作り込んでます。
情報ソース先で“キングスポート・ホラー”のエラッタが公開。と思ったら、オマケで凄いことが書いてあったぞ。以下引用。
*探索者たちの「これまでの話」と怪物トークンの小冊子を作りました。弊社サイトでお買い上げの方には郵送しておりますが、R&RステーションおよびJGC2009でお買い上げの方はご連絡ください。小冊子を郵送いたします。
9/10付け日記で“キングスポート・ホラー”の探索者フレーバーテキストがねえ! とダダをこねていたら、まさか本当に配布していただけるとは! 言ってみるもんだねえ(←自分のせいだと勘違いしています)。
僕はRole & Roll Stationで買ったので、早速メール出しましたよ。JGCや店頭で買った方も、是非利用しましょう。
友人経由の情報(いつも教えてくれて、千の感謝を)。情報ソース先のこちらのページでは、同人サークル上海アリス幻楽団のシューティングゲーム「東方プロジェクト」をネタに、“アーカムホラー”シリーズを遊んでいる模様。
“アーカムホラー”+“ダンウィッチホラー”という構成でオンラインプレイされているらしく、「東方プロジェクト」のキャラクターを使った独自の探索者やエンシェント・ワン(藤原妹紅、Huziwara no Mokou)を使用しているようです。
なんつーか著作権うんぬんということを考えなければ、エンシェント・ワンのカードとか、なかなかよく出来ています。本家のFANTASY FLIGHT GAMES社でも、マンガのキャラクターを使った探索者シートを公開してましたし、そういうところから触発されたのかも。友人はデモベやネクロノームで作ったらみたいなことを言ってましたが、巨大ロボットどーすんねん! 僕も「バッカーノ!」のキャラで探索者カードなんか作ったら面白そうだなと考えたのですが、あいつら不死身なのでゲームバランス崩れそうです。つか、そもそも権利関係が……(以下略)。
宝島社のムック『別冊宝島 ホラー映画の世紀』はいわゆるホラー映画の歴史を概説した本で「カリガリ博士」「フリークス」のDVD付きというお得な一冊。色々ショッキングなスチール写真も豊富で面白いんですが、67ページのポスターギャラリーで、何か既視感が。
と、目に止まったのは1957年製作の「The Beginning Of The End」という映画。邦題は「終末の兆し」というらしくて、内容的には巨大昆虫もの。早すぎた「スターシップトゥルーパーズ」みたいな〜。ウソです。 まともな解説はこちらとか、英語だけどスチール写真豊富なこれ(一番下)を参照して下さい。
注目すべき点は、なんだかその映画のポスターが“13の恐怖”の裏表紙に似ているなあというお話です。
まあ百聞は一見にしかず。ちょっと右に比較画像を作成しましたのでご覧下さい。
画像の上半分はまあさておき、画像左下の男女に注目。構図が似ていますよね。しかも「The Beginning Of The End」の右下で寝そべっている美女の服装やポーズが“13の恐怖”の女性の格好にソックリというのも、なんだかとっても怪しいです。
“13の恐怖”はCoCのホラー映画パロシナリオ集なのでこういったオマージュ(あ、なんだかいい言葉だ)は当然なのですが、シナリオの元ネタ映画も含め、セレクトは結構古めです。
僕も元ネタ映画を機会があれば観るようにはしていますが、なかなかレンタルビデオ屋にも古い白黒映画などは置いてません。しかし劇場未公開のB級映画は山のようにあるので、それがCoCのシナリオ作りに役立ってるとかいないとか。
P.S. “13の恐怖”は英語版で続編が出ていて、無声映画やサント映画・ホラー西部劇など、グロっと楽しげなジャンルが追加されています。そういえば『Worlds of Cthulhu』の4号でもシナリオが掲載されていましたよ。仮に「3」が出るなら映画「クリープショー」みたいなECコミックス系のお話がやりたいぜ。あ、そこまで行くとパルプホラーまで行き着いて一周回ることになるか。
小ネタ。出所は英語圏のTwitterらしい。
(;,;) または ^(;,;)^ だってさ! 携帯で使いまくるべし。
情報ソース先のニャル子さんスレで晒されてた。最新の第3巻がamazonで登録されています。あらすじも載ってるので要チェック。
あと関係ないがニャル子さんドラマCDの余市役をされている川原慶久氏がガチでクトゥルフ好きなのは素敵だ。blog偏執実験棟の9/7付け日記などを見てるとよく分かります。
おおっ、これは麗しのハポーン! じゃないけど、何も言わずタイトルをクリックしてみて下さい。これは情報ソース先のクトゥルフの呼び声コーナーにあるコラム エッセイ 考察コーナーの一記事より。これは可愛い。つかプリチーすぎて、天使かクティーラ様かと思っちゃったい。
今日は語呂合わせでクトゥルフ(9/10)の日だよ。なのでひそかにある企画を進めていたのだが、ちょっと確認に手間取ってるし、緊急ネタがあるので先送りにします。
閑話休題。情報ソース先において、9/9よりJGC2009で先行販売されていた“キングスポートホラー”の翻訳シール付き版が購入できるようになりました。これはめでたい。在庫も充分あるようなので、欲しい人はまだ大丈夫でしょう。
Role & Roll Stationの店頭でも売っていましたので、いち早く欲しい人は買いに走るのも良いですね。僕も当然買いました。翻訳シールが24枚あり凄いボリュームで死にそう。もちろん嬉しい悲鳴の部類ですが。
ただ、ここで残念なことがひとつ。翻訳ルールブックが付いているのはいいのですが、探索者シート8人の裏側に書いてあるフレーバーテキストが翻訳されていません。“アーカムホラー”や“ダンウィッチ・ホラー”では別冊子で翻訳されており、楽しみにしていたのですよ。このフレーバーテキストが、結構CoCの探索者動機付けの資料として参考になっただけに、ガックリです。
アークライトさんのホームページでフォローしてくれると嬉しいのですが、駄目ですかねえ。少なくとも次の“Innsmouth Horror”が翻訳? される暁には、フレーバーテキスト翻訳復活を願ってやみません。
期待が大きかっただけにちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、何にせよ翻訳が出て遊べるだけでも有難い気分ではあります。“キングスポート・ホラー”の探索者は結構強力だと思うので、早く遊んでみたいよう。
JGC2009じゃあ60号が発売されてるみたいだけど気にしないでくれ。Role & Roll Stationによると、8/10日の月曜日発売になっています。CoC関係記事は以下の通り。
ああ、なんつーか根性が無くて洩れている部分があるかも。だったらゴメン。次号は区切りの良い60号。9月9日(水)頃発売です。
横浜まで行く気力が湧かなくてJGC2009は行けませんでしたが、親切なお友達がクトゥルフ神話カードゲーム 完全日本語版を買ってきてくれたよ! 千の感謝を。
コンポーネントなどは以前の■2008.06.02■日記などを見て欲しいですが、ちゃんとカードから何から全部日本語になってます。なんて素敵なことなんだろう、夢じゃなかろか。これも全てボードゲーム界の先人たちがその普及に向けたたゆまぬ努力と、ユーザーさんのおかげだと感謝しつつ買いました。JGCでは体験会もやってたみたいですね。
しかもこれは基本セットですが、マニュアルによると「ドリームランド アサイラムパック」という追加セットの発売も決まっているようです。うーん凄い。誰か対戦してください。
ところでR&Rステーション 店長ブログの9/2付け日記で気になる記述が。以下引用。「『アーカムホラー拡張:キングスポート・ホラー』の翻訳付きも持って行きますよ。」
うひゃ、マジですか!? ウソだと思ってたら、やっぱり売ってたみたいだよ。買った人はどんなんか教えて〜。
今日の夕方からだっけ? 僕も宿泊参加したかったけど(プレイしたいCoCシナリオがあった)、なんか予約が取れなかったので断念。
幸い当日参加枠があるようなので、家族に怒られなければ土曜か日曜にフラッと行くつもりです。
どうもこちらを見る限り、クトゥルフ神話カードゲーム 完全日本語版が販売されているようだし。
「おジャンでございます〜」
とは、ダイナシな感じでも競輪用語でもございません。これは大正時代の学校で使われた当時の流行語。授業が終わるときに鐘が鳴るからこう呼んだのだとか。
あの愛子様も強くご関心を持たれていることで話題の野球ですが、大正時代のはいからさんたちも放課後にボール遊びをするんです。そう、オリンピックでの女子ソフトボールの活躍ぶりでも分かる通り、野球は男だけのものではないってことなんです。昔からね。
ということで注目したい『大正野球娘。』の時代背景は大正14年。西暦に直すと1926年なので、もう分かってますね。“クトゥルフと帝国”ド真ん中な時代。Fantasy,or Fanatic Gate WebPageさんの帝都モノガタリ 参考文献一覧でもコメントされています。
元々原作小説ですが、7月からアニメ化されて現在絶賛放映中。やはりOPでは「オレたちゃ袴がユニフォーム……」と唄い出したり「全員にボール型のあざが」とか「グローブを買いに行った折にお金を使い込んで」という展開になるのでしょうか(なりません)。
そしてもうひとつ、メディアミックス展開として「COMICリュウ」で漫画連載もされています。単行本も現在二巻まで発売中。
作者は伊藤伸平氏。この漫画を描くにあたり当時の時代背景を相当リサーチしたらしく、なかなか気合いの入った作品に仕上がっている模様。そこらへんは特に右写真の設定集(同人誌)を読むと分かります。この本が凄いところはキャラ作画設定のほか、大正14年の風俗紹介や漫画に出た当時の屋敷・車両解説があるところ。そして参考文献がISBN付きで列挙されていたり、その手を抜かない姿勢にリスペクト&感動です。僕はとらのあな新宿店で手に入れましたが、興味のある方はチェキしてみて下さい。
野球は現代でこそ国民的スポーツとして認知されていますが、当時は害毒論など、色々物議をかもした存在。アメリカでは当時も今も大人気だったのになあ。
冒頭でも引用したような当時の習慣風俗などもビジュアル的に押さえられるので“クトゥルフと帝国”をやっているキーパーはとにかく必見ということで。
終わってからコメントするのもアレですが、まあガンダムサイトじゃないし良いよね。それに某同人シナリオや某ネットラジオなんかでもガンダム世界+クトゥルフ神話のコラボが存在・言及されているので、それなりに関係があるのだ。強引なこじつけ。
僕がお台場ガンダムを見たのは公開前、しかも全くの偶然で、現地近くのラーメン博物館に向かった折にお台場駅からガンダムが見えたから。公開前なのに、結構な人だかりでした。そいえば原作のパーマンに似たような話(映画の撮影で1/1の巨大ロボット上半身が製作される)があったなあ、と思いをはせるも身長17mってこんなもんか、という感覚もありました。普段から新宿のビル街など見ているとそっちの方がやはり大きいのでどうしても比較してしまいます。
それでもガンダムのカッコ良さには異論の余地はありませんし、『クトゥルフ神話図説』によればニャル様の「闇に吼えるもの」と同じ身長なので、ひそかにニャルの大きさを描写する際の参考にしようとか考えたりしてました。
公開後は解体されるそうですが…一部だけでも大事に保管してもらいたいロボですね。例えば、頭部だけ公園のオブジェにとか。
終わったー(編集が)! 夏休みの宿題の如く全然手をつけていなかった、というかレイアウトの作り直し等でえらく時間かかった拙作シナリオを公開します。これでウチもシナリオ掲載サイトになって、めでたいのう。
ブツはこちらからダウンロードできるようになっています。pdf直リンク注意。A4印刷して使ってください。後半はプレイをサポートする資料になっているので、キーパーはちょっと楽できるハズ。
今後もこんな形でシナリオを掲載する予定なのですが、ご意見ご要望があれば出来るだけ反映させたい! ので、メールなりmixiなり2ちゃんでもいいからリクエスト下さい。
最後に、このシナリオの文章凡例やレイアウトを作成するにあたって、友人・知り合いの方に色々なアドバイスを頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。
なんか既に3巻が10月に出るとか、這いよれ! ニャル子さん 元ネタwikiが作られるわで、まだまだ盛り上がっている感じがするニャル子さん。
情報ソース先の一番下で、ダウンロード可能なので聞いてみた。1時間もありやがるぜ…。
まあ極秘情報満載というわけではなく、ニャル子とくー子が全編ゆるーくトークする感じ。二人が嬉々として『図解 クトゥルフ神話』を開いたりする場面とか、ドラマCDの予約特典について告知があったりするのが聴きどころでしょうか。なんか予約しないと手に入りにくいみたいなこと言ってたけど、どうしよう。
そういえば以前購入していたものの、紹介がまだでした。
“アーカムホラー”シリーズの大型拡張セット最新作で、今回は恐怖の港町インスマスが探索の舞台として追加されています。
ようやくモンスターユニットとしてディープワンが出てきました。インスマスの町はギルマン・ハウス・ホテル、ダゴン秘密教団といったお馴染みの場所から、写真のようにファルコン・ポイント、イハ=ンスレイといった場所まで訪れることができるようになっています。全然嬉しくないけど。
システム的にはあまり変更はないものの、原作「インスマスを覆う影」ばりにクルートークンを集めて連邦捜査機関の手入れイベントを起こすことができます。
エンシェント・ワンは8体追加。くー子ことクトゥグァ、D&Dのローパーになんとなく似てる外見が判明したツァール、無敵のグレイトフルデッド能力を持つクァチル・ウタウス、サルナスを滅ぼしたドリームランド出身のボグルグ、ゲーム中最強の戦闘修正値-8を誇るニョグタ、ティガにも出たよのガタノソア、ロングの原作で有名なチャウグナー・フォーン、そして最後はオレがキャンペーンで出したことで思い出深いラーン=テゴスという陣容。個人的にはツァールの正体? が分かって嬉しいです。
あとはクァチル・ウタウスの能力がひどすぎて笑える。攻撃が探索者を一人死亡させるって一体・・・うーん原作通りですね。しかも物理武器&魔法無効だし、CAスミス作品がえらく優遇されている気がするぞ。
新探索者カードはなんと16名も追加されました。“Kingsport Horror”では結構強力な探索者が登場していた反動か、今回はどれも地味な能力というか微妙な印象がぬぐえません。とか言ってメッチャ強力だったら恥ずかしいなあ。
ヘラルドカードも、パパなるダゴンとママなるハイドラで二枚追加されています。あまつさえ両方一度に使うことも可能というハードコア仕様ですが、ガーディアンカードはなし。どうやらインスマスには絶望という名のレールしか敷かれていないようです。
総じて探索者側をフルボッコする気まんまんの内容ですが、アメリカではこういうのがウケているのだろうか。
まさに戦慄すべきマゾゲーという認識を新たにしたのですが、それでもチャレンジするのがゲーマーの性。日本語版が出た暁には是非ともプレイしたいものです。
さて。このところ続いていたゴタゴタに一応の区切りがついてしまったので、またちょっとずつ更新していきます。
早速ですが、バッドニュース。情報ソース先の記事において、126年続いた豪華列車オリエント急行の歴史に終止符が打たれるとのこと。飛行機などの他輸送手段の発達で路線が縮小されているということは知っていたのですが、これは寂しいですね。
CoC的にはもちろん2007.05.07あたりの記事で述べたとおりキャンペーンシナリオ“Horror on the Orient Express”で有名ですが、かの列車に搭乗するにはもうTRPGで体験するしかないのかなあ……あ、箱根でも乗車だけはできます。ラリック美術館に1930年代の車輌が一台丸ごと展示されてて有料で中に入ることが出来るのですよ。
以前箱根に行ったときの体験談があるのですが、そのときの話はまたいつか。
皆さんこんばんは、いかがお過ごしでしょうか。このままだと来週まで更新しなさそうなので、ちょっと近況などを。クトゥルフ関係のニュースもたまってるし。
実は8月にパソコンの調子がまた悪くなりました。原因はパソコン立ち上げているときにアイロンかけようと電気入れたらブレーカーがふっとんでブルースクリーンエラーに。その後復旧させるも、アンチウィルスソフトがアップデートできなかったりとトラブル続きの末、もう一度OS入れ直しました。家事とパソコンは両立しないようです。
ニャル子さんのドラマCD化&WEBラジオ配信決定ラジオドラマ化だと…!? ナレーションが若井おさむではないところに、本気度が感じられます。一番笑ったのはノーデンス:島田敏ですけど。個人的に島田敏と言えばシロッコではなく「ダーマ&グレッグ」のピートなので、そんな感じを希望。
あーあと言いたいことはなんだろう、そだ『大正野球娘。』のTVアニメは“帝国”ファン必見。かっぽう着みたいなユニフォームに最初違和感を感じましたけど、もう慣れました。これで“ボールパーク”でクトゥルフが再現できるぜ(需要無視の発言)。
そして“帝国”と言えば“秘神大作戦”。なぜかまた読みたくなったので実家から引っ張り出してきました。これも資料として有用なので、今度レビューしたい。
なんか以前シナリオ発表するとか言って止まってましたけど、レイアウト原稿は100%完成したもののpdf化する過程でちょっとトラブルが。とっととけりをつけたいぜ。
先週、新宿某所で“ダンウィッチ・ホラー”をプレイする機会に恵まれました。“アーカムホラー”の拡張セットだけあって、探索者はアーカムのみならずダンウィッチも破滅から救う必要があり、単純にクリア難易度は上がっています。そのためなかなかシビアなゲーム展開となりました。
一戦目のエンシェント・ワンはグラーキ。探索者は五名で全員が“ダンウィッチ・ホラー”で追加された探索者を使用しました。
開始早々ダンウィッチにゲートが出現。クトーニアンや宇宙からの色といった強力モンスターが解き放たれます。ゲートはどんどん開くものの封印に必要なクルートークンや旧き印が足りないため、封印勝利はあきらめて恐怖レベルを上げず最終戦闘に持ち込むため、邪魔なモンスターを適宜排除しつつ借金をしてアイテムを揃えます。
その甲斐あってグラーキとの最終戦闘勝負となったのはいいのですが、サイコロがふるわずギリギリ負け。と思ってましたが、後でルール確認したらグラーキのHPを誤算していて勝利していました。ただ、強力モンスターのグラーキの従者が一度も現れず、あまりグラーキの怖さを堪能したとは言えない結果になったのが残念でした。
二戦目のエンシェント・ワンはアブホース。探索者は四名でまたもや“ダンウィッチホラー”で追加された探索者を全員が使用。
アブホースは最終戦闘が鬼門なので封印勝利を目指しますが、特殊アイテムであるエルダー・サインの引きに全く恵まれず苦しい戦いになりました。加えて爆弾魔などイヤな噂カードが出て借金漬けになったり、クルートークンを揃えてゲートを封じてもなお出現が止まらなかったりと運の悪さも手伝ってアブホースが復活。ラスボス戦で敗北しました。
“ダンウィッチ・ホラー”では追加アイテムカードのせいでエルダー・サインを引く確率が下がっている上、同じく解き放たれた追加モンスターがいやに強力だったというのも敗因のひとつです。
個人的にも新探索者の特殊能力と実際の行動がいまいち噛み合わずに苦しみました。ぶっちゃけ使いこなせてなかったなあ、と。
プレイ人数も少なかったのでダンウィッチに行く余裕もなく、遭遇カードを引く余裕すらなかったので、次回は大人数で“ダンウィッチ・ホラー”をリベンジしたいです。ダンウィッチホラーは一度は倒してみたいなあ。
二戦して時間が余ったためカードゲーム“テケリ=リ”を初体験。これは面白かったです。
システム的にはいわゆるトリックテイキングゲームなのでクトゥルフ物として面白いという意味ではないのですが、ルールも簡単でサクサク終わるので時間つぶしには最適です。コンベンションで時間余ったとき対策など、良いアイテムかと思います。
やっぱりドールだよね。このへんからのリンクで色々面白いことが書いてあるので、モンゴルにドールが! というシナリオを作る人は参考に。
ドールって使いにくいイメージがあるけど、それだけにキーパーも腕のふるいがいがあるかな。海外でいい意味でバカシナリオもあるし。
情報ソース先の7/24付け日記において、蓬莱学園に伝わる伝説のメニュー「ショゴス丼」のレシピと完成写真がupされています。
ショゴス丼のコンセプトとしては良い意味で「ズボラ・手抜き」的なものがあるため自分の2007年頃の日記では適当な写真を掲載しましたが、情報ソース先のものは初出時に掲載されたレシピに基づいて完全再現されたもの。
写真はそのネーミングに反して、スッゲーうまそうです。テケリ=リ…。
ボックス版“クトゥルフの呼び声”翻訳者の有坂純先生がニャル子の存在を予言していた! 以下、引用。
「いやー、現代日本のどっかの女子高を舞台に、女子高生に化けた“にゃるらとーてっぷぅ”が暗躍する、てーのなんか面白いんじゃないんですか?」
●TACTICS別冊RPGマガジン1号 15ページより
しかも、有坂先生はその後女子高を舞台としたCoCシナリオを発表すると明言されていたこともあります。残念ながらそのシナリオは今に至るまで世に出されていないのが現状ではありますが。
しかし今この「2」を眺めていると、そのシナリオはきっとこんな風に愉快で楽しい雰囲気なんだろうなあと、つい思いを馳せてしまうのであります。え、SAN値が減らなくて良い? そういう人は、この本読まないといけナイアルね(黒い中国人風)。
というわけで技の1巻に続いて、力の2巻が出ちまいました。そんな雰囲気をたたえる主人公ニャル子に綾崎ハーマイオニー的な男の娘マヒロー(中の人はスウェッソンにあらず)じゃなかった真尋というレギュラー陣は健在。
それに加えてただのクトゥグァことくー子が、マスコット化したシャンタッ君が、チェーンソーが、謎の新キャラが暴れ回っております。それにしても美少女にチェーンソーはよく似合う。ここのイラストは“13の恐怖”表紙のオマージュだね(多分ガンダムシリーズです)。
そして後半は「オレより強い猫に会いにいく」というキャッチでお馴染みでナイ、幻夢境へ! このシーンで列挙される神々については“クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境”を参照すると良いでしょう。
意外と前半は静かだなーと思ったパロディ絡みのネタも、後半は特にヒートアップ。なんかこのバトルシーン、絵が見えるようだぜスゲーと思っても、それはおそらくJOJOの幻影かも。まあ作者さんの力量もあるでしょうが。
前回同様、基礎教養にJOJOやガンダム関係は基本として、ゲーム関係(特にスクウェア関係)がちらほらと。僕も全部分からなかったので、ここらへん別の識者のツッコミを期待したいところではあります。
脇役キャラも今後の展開向けに色々と伏線? 張ってきたり、続巻が今から楽しみです。
P.S. 情報ソース先でニャル子さん壁紙がダウンロードできるサービスを展開中。2巻表紙って変身ポーズだったのか。映画「ピンポン」の?(考えすぎ) あとこちらの日記では、ラノベ売り上げランキングにニャル子さん第28位という報告が。凄いぜ。
イエサブ新宿店で見かけたので急遽紹介。元々“Call of Cthulhu THE CARD GAME”用のフィギュアを大小合わせてセット売りしていました。アマゾンでも取り扱っているようです。
ただ上記のお店では写真のようにバラ売り(大は300円、小は80円)していたので、お土産用や礼拝用に確保したい方は走れ!
今更かもしれませんが、気軽に読めて初心者にこそオススメできる重要作品なので紹介。
一作品800字以内という縛りで一般投稿されたクトゥルフ神話小説を集めた『リトル・リトル・クトゥルー』。「史上最小の神話小説集」と冠するだけあって、800字という凝縮された小宇宙恐怖が気軽に読めてしまいます。
クトゥルフ神話という素材を、多数の投稿者(プロ作家含む)があたかも万華鏡の如く垣間みさせてくれるのがいいですね。バリエーションも純粋なホラーからギャグまで幅広いです。
執筆者様の中には朱鷺田祐介氏や内山靖二郎氏といったCoCに縁の深いプロ作家さん、終末同盟の有味風氏や闇匣の葦原崇貴氏といったCoC系サイトの管理人さん、黒従者の夢のservitors氏などの作品が多数掲載されています。
特にクトゥルフ神話小説を読まない派の人向けの、入門編として強く推奨。
Akさんとこで見たのですが、どうやらマジみたい。「ウォッチメン」「リーグ・オブ・レジェンド」などの原作者アラン・ムーアのグラフィックノベルですね。ジョニー・デップ主演で映画にもなったので知ってる人は多いよね。映画は面白いです。
時代背景はヴィクトリア朝時代のロンドン、切り裂きジャック事件の謎を追うというストーリーですが、CoC的にはやはり“ガスライト”の参考資料として生かしたい。そうでなくても例えば「エンバーミング」ファンなんかは押さえとくといいでしょう。まだ先の話だけど、嬉しいな。
よし、最新号のコメントです。Role & Roll Stationでは、9日の木曜日より発売。CoC関係記事は以下の通り。
今回はこんなところ。それにしても最近の『Role & Roll』では色々なシステムのシナリオやチャートが掲載されていて、なかなか参考になります。CoCのシナリオも短いものがあってもいいと思うのですが、需要はあるのでしょうか。次号は8月8日(土)頃発売です。
「ママー、コンビニで変な魔道書売ってるー」
「まあ、恐怖と狂気ですって。しんごちゃん近寄っちゃダメよ」
ってな奥さんの心情を配慮して、「ラブなクトゥルー神話」みたいなタイトルにすればバカ売れじゃない? 表紙はいかにも愛憎劇ドロドロな感じで。もちろん中身はラヴクラフト作品オンリーです。でもタイトルに沿って愛の魔術とか入れると、マーク矢崎先生が約二十年前に通り過ぎた道のような気もするにゃー。
というてきとー話は置いといて、本当の意味で気軽に読めるクトゥルフ神話本が出版されました。
この版型に印刷のかすれ具合は、いかにもコンビニで売っている本という様相。この手のシリーズ本の一冊ということで、その派手でキャッチーな表紙と併せ、いかにもパルプ雑誌のおもむきがあります。
と言っても決して中身が薄いとかいうわけではなく、一通り目を通せばクトゥルフ神話の基礎知識+雑学が得られるようになっています。
・第一章 入門・世界観
HPLや他の神話作家の紹介、神話作品ダイジェスト。ダイジェストは分かりやすくて良いのだが、作品セレクト基準が謎。好みなのかもしれませんが「壁の中の鼠」と「丘の夜鷹」はどちらか一方だけでも良いかも。
CoCがクトゥルフ神話シーンに与えた影響についても少しだけ触れています。
・第二章 暗黒神たち
邪神や神話怪物紹介。イラストは好みが分かれるかもしれないが、個人的に91ページのツァトゥグァの落とし子が可愛いぞ。ちなみにクァチル・ウタウスが出てくるのは“アーカムのすべて”所収のシナリオです。
・第三章 禁断の小道具
魔道書やアイテムの紹介。この手の解説は設定が肝なので、もう少し詳しい解説が欲しかった。けど一般人向けじゃなくなるので難しいよね。
・第四章 闇の舞台
神話作品に出てくる地名の紹介。取り上げている数は少ないものの、まあ怪しい場所中心だから良いか。
・第五章 関連作品紹介
一番楽しく読めました。ラヴクラフト全集といった基本書より、無理矢理にでも『レベルE』や『るくるく』『ZET-MAN』(短編集版)などを取り上げてクトゥルフ神話的な説明を加えるところに心が震えます。NEOGEOの「マジシャンロード」ってクトゥルフネタあったのか、とか個人的な新発見も多かったです。
我らがCoCの紹介もありますが、図版がゲームズワークショップから出た第三版なのは好み? 僕もあのトム・サリヴァン先生のイラストは好きだぞ。
他にもコラムでベクシンスキーの絵画紹介や、宮崎駿とクトゥルフ神話についての関係まで話を広げるところが、読者層を意識した感じでいいですね。
取り上げられている作品セレクトが独特ですが、この本を読んでさらに知りたくなった人は、巻末に取り上げられている図版入りの関連書があるよ〜みたいな構成も親切でさりげない配慮。
まずマニアだったら当然買い。初心者はパラパラとめくってみて、面白そうだと感じるなら買いです。
ニャル子さんといえばオタッキーかつマッシブなラヴコメ、というのが個人的な印象ですが、早くも第二巻が発売される模様。
初巻は各方面で好評を博したようで、重版掛かって帯も差し替えられたり、ニコ動でニャル子さんの替え歌がupされたり、朝日新聞で取り上げられるわ、5/21に発売されたGAマガジンVol.2に読み切りが掲載されるわと、ここまで盛り上がっていたのですよ。なんか全て後付けで喋ってるのは申し訳ない。
第二巻はニャル子のライバル、炎の少女チャーリークトゥグアが炎の転校生となって現代日本にやってくるという島本チックな感じ。ということは柿沢E電パンチもきっと出るに違いない。あ、こりゃ『燃えよペン』のネタでした。
コミック専門店「とらのあな」では特製イラストカードプレゼント♪♪が先着順であるらしいので、いろんな意味で燃えたければ走れ!
日曜にイエサブ新宿店行ったら、もう58号発売してたのね。でも57号についてまだコメントしていなかったので、してみたい。Role & Roll Stationでよると、先月の11日木曜日より発売。CoC関係記事は以下の通り。
先月号はパソコンウィルスの余波で自己満足のコメントがこんな遅くなってしまったが、改めて「アーカム計画」が毎号掲載されていることは凄いと思った次第。これらの記事をまとめて「キーパーコンパニオン2」とか出して欲しいぞ。
今日は七夕なので、それにふさわしい話をしよう。
『七夕の国』は岩明均先生による、CoCのキャンペーンシナリオです。……え、違う? ああっ間違えた、漫画本ですよマンガ!
と豪快な誤解をしたくなるほどにお話のギミックがクトゥルフにまんま転用できそうです。
列挙してみよう。古代の日本から続く因習が今も生きる「丸神の里」。そこに住む、しがらみに囚われた奇妙な人々。その土地そのものに潜む謎、七日間続く儀式。奇妙な穴が幾つも空いた戦国時代の鎧兜。カササギ、●、人間の手が描かれた奇妙な旗。
これだけでもわくわくしますが、失踪した教授を追って教え子達が「丸神の里」である丸神町に乗り込んだりするシーンはいかにも探索者的。後半はハードでサスペンスフルな展開をみせる反面、主人公の南丸洋二は最後までノホホンとした性格だったりと緩急ついた人物造形も面白いです。この人、設定だけ見ると「丸神の里」の名家の血筋を持ち、虹村億泰のスタンドばりの凄い超能力を使えるのになあ。
基本的には「丸神の里」「七夕の儀式」についての謎解きがメインなのですが、その根底には異界、抽象的には人間の理性を越えた畏れを描いているのではと思います。
本質的には同じ感覚を喚起するだけに、クトゥルフ神話作品ではないけれど「クトゥルフ神話的な」作品であると私は思うのですが、どうでしょうか。
最後はややあっさり風味ながらも、主人公の心の叫びは胸を打つドラマチックなもの。ラストのコマもほっとさせる余韻に満ちたものですね。とにかく、これを読めばいきなりCoCキャンペーンシナリオ一本分の設定が作成できてしまいます。読んでいないCoCキーパーなら、是非チェックすることをすすめます。
余談ですが、私は岩明均先生の代表作『寄生獣』があまりにも衝撃的だったために、先生が描く美形ヒロインが真面目な顔をするたびに突然顔に縦スジが何本も入って分割してしまうのではという妄想にかられてしょうがない。トラウマですな。
まずは参加された方々につきましては、お疲れさまでした。遠方から来てくださっている方もいらっしゃるのは、大変ありがたいことです。
奇しくも7月4日と言えばアメリカ独立記念日……でもありますが、クトゥルフ神話の功労者オーガスト・ダーレスの命日でもあります(1971年)。
実はオンリーコンの開催週はずっと雨予報だったので四谷に会場移ってからずっと雨じゃわい、と思っていたのですが、今回は時折晴れ間も覗く良いお天気。当日はきっと雨だろうと予測して、雨の降るシナリオを用意していたオレの立場は! と個人的には思っていましたが、まあジンクスが無くなってちょっとほっとしています。
今回は部屋の都合もあり、全6卓。中世ヨーロッパの怪異を探索する“ダークエイジ”卓以外は、現代日本3卓、太平洋戦争末期の日本、“帝国”1卓という純和風な感じ。これぞ我が国ならではの、ご当地クトゥルフと申せましょう。
そんなクトゥルフの呼び声を僕も聞きたくてシナリオを作りました。現代日本でなおかつ探索者が高校生! というアイデアでかる〜いノリを出しつつも、実はミッション失敗=世界の破滅かもというガチネタで責めてみました。
幸い町から逃げ出すといった空気を読まないプレイヤーはいなかったので、発狂者は出たもののなんとかミッションはクリア。なんでも力技で乗り越える高校生達は活発で、別に未成年だから犯罪にはならない、ということではなく良い意味で無軌道なパワーに圧倒される大人の気分でした。これが若さか。
ただ、情報収集の過程でプレイがだれた場面もあり、これはキーパーにも反省の余地ありと痛感。やはりキーパーにはどんな場面でもプレイヤーを盛り上げていく姿勢が大切で、そこはアドリブや経験でカバーするのですが、それがうまく出来なかったということです。あとロール判定にもちょっと設定をミスった場面があったりと、これはテストプレイ不足かな。ほかにも後悔する部分は幾つもあれ、覆水盆に返らずというのはこのことです。
やはりCoCに限らず、TRPGに大切なのは「もう一度遊びたい」と皆が思うことだと考えるのですよ。
でもあるシナリオが失敗したからといって、同じメンツではまず出来ないというのがTRPG(というかコンベ)の特徴でして。「コンベンションは一期一会」ということを改めて思い知らされました。
「コンベンションは一期一会」「コンベンションは一期一会」。自戒のためにも何度も言うテスト。
閉会式のときにせっかくなので一部シナリオのネタを話したらウケたので、これは間違ってないなというてごたえを感じたのが唯一の救いでした。次回もシナリオ作りますよ。
参加者の皆様におかれましては、当日よろしくお願い申し上げます。今回は日程や会場の都合で小規模開催ですが(しかも雨模様)、気合入れていきたいと思いますので、奮ってお越し下さい。
今回の時代背景は……現代日本主体ですね。こんなときこそ、僕がマニアックなシナリオを〜とか思ったのですが、いざシナリオ作ったら現代日本になってました。あれれ?
さて、道案内のお知らせです。その日は10:50〜11:30頃に、四谷三丁目駅2番地上出口前にCo-Conスタッフがエルダー・サインの案内用ボードを掲げて立っております。途中曲がるポイントにもスタッフがいると思いますので、地理に自信の無い人でも安心。不安な人は東京メトロ四谷三丁目駅から行きましょう。
今回僕はキーパーさせて頂きますので、お手柔らかに。楽しく遊びましょう。
P.S. キャンセルが発生して若干ですが、当日参加枠があります。明日は雨だし、保証は出来ませんが飛び入り参加されたい方も歓迎いたします。
こんばんは。梅雨前線の影響でじめじめした気候ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
一ヶ月近くもサイト放置してすみませんでした。まさか自分のパソコンがウィルスにやられるなんて思ってもみませんでしたよ。幸いシステムフォルダのみダメージをこうむっただけで、個人的なデータ類は全て復旧しつつあります。良かった良かった。
ところでこれだけはツッコんでおかねばなるまい。情報サイト先の大会企画として、有志の方が「クトゥルフ神話でTRPG」という“クトゥルフ神話 TRPG”談義を開催される模様。
しかもゲストが“比叡山炎上”の朱鷺田祐介氏、数多のCoCリプレイで御馴染み内山靖二郎氏、そして『図解 クトゥルフ神話』著者でCoCにも詳しい森瀬繚氏という超豪華メンツとくれば、期待しないわけにはいかないでしょう。
日時はここらへんを参照してもらうと分かりますが、7/5(日)の1:00〜3:00まで、竹4とのこと。僕も超行きたいですが、前日オンリーコンがあるので断念。クトゥルフとかラヴクラフトとか単語しか知らないよ! という人でも楽しめるよう構成してるそうなので、クトゥルフ神話やCoCに少しでも興味ある人は、是非参加してレポをお聞かせ下さいな。
小さい頃は、NHK教育の「できるかな」という番組が好きでした。一言も喋らないノッポさんが次々と身近なものから玩具を生み出すマクガイバリズム的な発想力にシビれ、図画工作の時間は小学校で一番楽しみな授業だったのを覚えています。
というわけで、僕もひとつ昔を思い出して工作してみます。材料は、お線香の入っていた箱。以前“比叡山”をプレイする前に織田信長の墓参りに行かなきゃなあと思って高野山に旅行した折に入手したブツ。堅牢な作りが何より嬉しいですね。それに箱に合わせた大きさに厚紙を切ります。これが仕切りになるわけですが、あらかじめカッターで切り込みを入れて、仕切りの雛形を作成します。
仕切りの雛形と別の厚紙を両面テープでくっつけて、仕切りが完成です。ただ、仕切りの両端を作るのを失念。適当な厚紙を切って、両端を即興で作成。これを仕切りにハメ込んだのが一番右の写真です。
完成した仕切りを箱に入れて完成。これは“アーカムホラー”の一番小さいサイズのカードが丁度三段入る大きさになっています。実験では“アーカムホラー”の呪文・特殊アイテム・一般アイテムが全て入ることを確認。
作成時間は約30分ですが同じものをもう2セット作ったので、実質10分程度ということになります。この記事書いてる時間の方がかかってますよ。高野山に行く機会があれば、是非この線香を購入してより良い“アーカムホラー”ライフを満喫して下さい。って多分本当に全国で実施するのは一人位かな…。
久々のChaosium謹製、CoC新作です。1920〜30年代のシナリオ集ですが表紙絵がグロいです。内容は以前(3/13付け日記)に書いたとおり。
ちなみに書籍版は$25.95ですが、PDF版は$17.95とお求めやすいお値段。送料かからないし、こうした同時発売は嬉しいですね。
情報ソース先のこちらで触れている記事。知らない人にとってはちょっと分かりにくいですが、ようはYog-Sothoth.comという世界最大最強のCoCサイトの作者(Paul Maclean氏)他数人にインタビューし、そのサイトの歴史と概要についての紹介となっています。
以下つれづれと私見を交えながら内容に触れていきます。まずサイトの歴史から。開設は2001年。当初はオーディオファイルや原語版CoC製品リストなどを置いていたが、次第にCoCクリエイターのインタビューやらシナリオなど各種ファイルのダウンロード、製品リストのデータベース化(Call of Cthulhu Product Database)を構築。2003年より現行のサイトへリニューアルされ、多数のコミュニティフォーラムを持つように至ったそうです。
このサイトの強みは、やはり様々な情報が検索できたりダウンロードできる、という点にあります。例えばキース・ハーバーがどのサプリを執筆しているのかCall of Cthulhu Product Databaseで検索できたり(新作は残念ながら登録されてないけど)、サプリメントの情報にトリビア的な小ネタも書かれていたりします。また、ダウンロードファイルもシナリオの他に、出版されなかったゲームの情報やシナリオ構想メモなども置いてあるのが貴重です。
そしてコミュニティフォーラム。CoCのあらゆる話題が挙がっている(当然? 日本語版についての情報もある)上に、CoCクリエイターや出版人が書き込んでいることでも有名。サンディ・ピーターセンも遊びに来るそうな。あまり荒らしもいないそうで、みんな行儀がいいらしい。またキース・ハーバーのMiskatonic River Press設立にも深く関わっており、彼の亡き後活動停止しまった後も支援活動を続けています。
現在Yog-Sothoth.comは15人以上のスタッフ、600を超えるダウンロードファイル、5,000人以上の登録者を擁し、加えてThe CthulhuWikiという新しいデータベースサイトも運営しています。
このように、CoCの海外動向を追いかけている人にとっては非常にためになるサイトなのですが、これでなぜ私が「世界最大最強」と呼ぶのか、お分かりいただけたでしょうか。RWSもせめてYog-Sothoth.comのポータルサイトになれるくらいには頑張ろうと思います。なれなくても、とりあえず気持ちだけは目指そう。おー。
先週土曜日はイエサブ秋葉原店へ行ってきました。CoC公式ダイスが3,150円と良心的な値段だったり、TRPG雑誌のバックナンバーがやたら豊富だったり、“クトゥルフ神話TRPG”の中古品があったりと半端ない充実振りだったので、今の時期は特に行く価値あり。だと思います。
それはさておき。mixiからのタレコミ情報によると4/19付け日記でも紹介した『這いよれ! ニャル子さん』に、早くも続編の予定が。情報ソース先によると、2009年7月発売予定とのことです。写真は現在絶SAN発売中の1巻ですが。なんかすぐ増刷されたみたいで、売れているようです。写真は秋葉原へ行くついでに錦糸町の本屋で入手したブツですが、よく見ると帯が違うのが芸コマ。以前の日記と見比べると…何か見えない力が働いたのでしょうか。謎は尽きません。
実は錦糸町まで出向いたのは某所で某打ち合わせがあったからなのですが、なんか凄い写真を見せられてSAN値チェック(ニャル子さん準拠用語)に失敗したような。たしかマーブルヘッドにある博物館の中だっけ。
それはあまりに衝撃的な出来事だったので、よく覚えていません。そこだけ夢だったのだろう、きっと。と、ついクトゥルフ神話的オチが口をついてしまう吉宗…じゃなかった、RWS管理人であった。
5/31(日)に開催された「ゲームマーケット2009」で、色々あったのでレポ。ちなみに私は参加しておりませんが、様々な方から情報や写真を提供して頂いたので更新しております。記事が万が一当日の事実と違うのであれば、それは全て僕の勘違いなのでご了解を。
まず一つ目。5/25付け日記で触れた通り“アーカムホラー”の拡張セット“黄衣の王”が売られていました。右画像が証拠。僕は知人に買ってきてもらいました。千の感謝を。
ちなみにアークライト輸入ボードゲーム通販でも売っていましたが(上のリンク先)、この記事を書いている間に品切れになってました…。
あと、これは全くの推測ですが、“黄衣の王 ”の日本語訳説明書を読んでいて“キングスポート”も翻訳はじめているのかな…と思った。思っただけです。
二つ目。アークライトさんのブース前で“Call of Cthulhu THE CARD GAME”の完全日本語版“クトゥルフ神話カードゲームスターターキット”(当日配布されていたチラシより)のテストプレイが行われていた模様。
写真左側はプレイ風景。mixiの「クトゥルー神話」コミュから撮影者の許可を得て転載しています。ちょっと小さい画像なので分からないと思いますが、ちゃんとカード文章が日本語になっているみたい。写真右は、スターターキットに付いてくるクトゥルフ御大の像。なかなか不気味で良いです。礼拝用に買っても良い?
なんでも今年の夏頃(8月)には発売されるらしい。ってことはJGC2009あたりで体験プレイできるんじゃないでしょうか。
でも、出るに当たっての個人的なお願いとしてはパッケージは英語版よりコンパクトにして欲しいなと強く願っております。英語版は“アーカムホラー”と同じ大きさなので、ちょっち置くスペースが…。
有り難いことに、毎回予約が盛況なので予約開始日を告知。
今回の開催日は色々あって7/4(土)。本当はもっと後にしたかったのですが、会場の都合というヤツです。しかも部屋も希望のところが取れなかったので、卓数も6卓くらいに減少せざるをえなくなりそうです。これも快適なプレイ環境維持のための決断なので、悪しからずご了解頂きたいところです。こじんまりとした雰囲気もいいものですよ。
キーパー募集も同時に行っているので、我こそはと思うキーパーさんは一緒に遊びましょう。応募方法は情報ソース先を参照してね。
マイミクさんの日記や見世物小屋 座長@蘇芳の日記さんの5/24付け日記で触れられていて気になっていたのですが、やっと視聴できたのでご紹介。
情報ソース先のサイトさんは、愛知県刈谷市を中心にコンベンションや同人誌方面で活動されているTRPGサークル。ニコニコ動画でwebラジオも配信されており、その第七回目が“Call of Cthulhu”特集でした。しかも前編と後編という充実した内容。ニコニコ動画会員でない人は情報ソース先からのリンク先で見ることも可能となっています。
内容は、前編がCoCについて。オススメサプリ紹介(僕の一番好きな“13の恐怖”が紹介されてて必見。)、こんなクトゥルフシナリオを遊んだ紹介(かなりSFチックで面白そう)、ガンダムとクトゥルフ(!)など。ホラーTRPGという雰囲気をプレイヤーにあらかじめ認識させるガジェットとしてクトゥルフという一連のキーワードはかなり効果的、という深い考察がなされており、なるほどと思います。オススメ書籍コーナーとして「Call of MOE」という同人誌や「クトゥルフホラー」カードゲーム、PS2のゲーム「ペルソナ2 罪」および「ペルソナ2 罰」が紹介されているのも興味深いですね。「Call of MOE」は読み物としてかなり面白いです。
後編は、クトゥルフ的なシナリオについて。CoCは歴史は長いがシステム的には安定しており、ただホラーというエンターテイメントは時代と共に移り変わるよね、といったお話。“ニャルラトテップの仮面”紹介や、やクトゥルフ神話シナリオを“ソード・ワールド”や“真・女神転生U誕生編”、学園の怪談ものといった他TRPGシステムで展開させている興味深い事例も聞くことが出来ます。たしかに、クトゥルフ神話は“クトゥルフ神話TRPG”でしか表現できないわけではないのです。RWSはCoC応援サイトですが。オススメコーナーでは『這いよれ! ニャル子さん』や18禁ゲーム「沙耶の唄」、『クトゥルフ・ハンドブック』の紹介が。
動画なのでビジュアル的な面でも飽きさせない工夫がしてあって面白いし、ツインビーラジオドラマ風だし(詳しくは言えないが、聞けば分かる!)。これは必見です。
情報ソース先のサイトさん、最近のコンテンツの充実ぶりは目を見張るものがあるので、ここで触れないわけには参りません。知っている方には今更ですがご紹介。
このサイトさん、クトゥルフ神話関連作品の紹介ですが、その幅が実に広い。詳しくはインデックスを読むと分かりますが、商業・同人・18禁等のコンシューマーゲーム、YOUTUBEやニコ動などの動画群、その他という恐るべきラインナップです。
特にあまりクトゥルフ神話的視点から語られることのない18禁ゲームや、情報の少ない同人ゲームは、紹介されているだけでも貴重かも。特に「螢子」というウィンドウズ用18禁ゲームはネタ的にもの凄く興味深いです。プレイしたいじょ。
先日記事にしたまりおんのらんだむと〜く+さんとこでも言及されていましたが「ハスタルカ」比較画像が情報ソース先の2/12付け日記にて鎮座しております。
「ハスタルカ」とは、ボーカロイドシリーズ「巡音ルカ」のデフォルメキャラクター。元々は「たこルカ」という名前で、これをクトゥルフ神話的解釈したキャラ「クトゥルカ」のバリエーション。恐らく巡音ルカのアバターなんでしょう。
比較画像とは、ホビージャパンの書籍版“クトゥルフの呼び声”に掲載されたグレート・オールド・ワン「ハスター」と比較した…っていうかぶっちゃけコラって感じ。うーん、いい仕事しています。CoCのシナリオでも音楽や歌絡みのシナリオが幾つかあるので、ボーカロイドとは親和性が高いのですよ。
情報ソース先のサイトさんでは、この他にも例えば“Secret of Japan”についての記事など、CoCに関する興味深い研究記事が色々と掲載されていて必見です。
情報ソース先の5/25付け日記より。
いわゆるニコニコ動画に代表される動画サイトでクトゥルフネタがもてはやされているそうです。それらのコメントで頻出のSAN値や正気度チェックといったキーワードは、CoCのゲーム用語です。これら専門用語? の一般的な解説が、分かり易く説明されています。
「正気度チェック」はボックス版時代にはSANロール、第六版では正気度ロールが正式名称ですが、一般的にはこの際どうでもよろしい。これらムーブメントの一端にCoCが何かしらの貢献を果たしていたり、逆にクトゥルカからCoCに興味を持ってくれれば、それでいいじゃないですか。僕も「旧支配者のキャロル」はYOUTUBEやニコ動で知ったクチですし。HPLHS絡みなんて知らんかったもん!
>だれかクトゥルカがでてくるシナリオをつくって遊んでみてください(笑)
とありますが…ハスタルカなら、キース・ハーバー先生のナウなシナリオをアレンジすりゃいけるんじゃね? とか妄想してみたり。オンリーコンとかで持ち込んだら殴られそうですが、ちょっと検討してみる価値はあるかも。
関連してオススメ書籍の紹介があったりします。『クトゥルー神話ダークナビゲーション』だったり、かつてRPGマガジンに連載された槻城ゆう子先生の『召喚の蛮名』や、ブライアン・ラムレイ先生のタイタス・クロウもの第一弾『地を穿つ魔』などなど。
最近はボードゲームが元気で、昔から遊んでいた身としては嬉しい限り。Role & Roll Stationでは、14日の木曜日より発売。CoC関係記事は以下の通り。
関係ないが、ガンドックリプレイの『アゲインスト・ジェノサイド』の表紙が凄いインパクト。ヴォルゴグラードの「母なる祖国の像」が大迫力ですね。次号は6月13日(土)頃発売です。
近日発売の“インスマス・ホラー”に登場する、探索者のプレビュー紹介記事「Fresh Faces」が公開されました。
今度の探索者はなんと16人という大人数。今回のプレビューでは内三人が確認できます。
女スパイ、トリッシュの特殊能力はスパイス・ガールズスライダー調整。毎アップキープフェイズにスライダーを全部左に寄せ、それから5目盛り動かせる能力。正気度や体力を消費すれば更にスライダーを動かすことも出来ます。
海の男、サイラスはマーシュ家(!)の人間。サーベルを腰に差したイカした奴。海辺では移動力が増えたりスキルチェックが簡単になったりと無類の力を発揮するも、その呪われた血のせいでインスマス面カードを引く際は1枚余計に引かなければいけません。
そして美人シェフ、ゾウイー。モンスターも切り刻んで煮込みに出来る能力「キラー・インスティクト」は、マジカル/フィジカルレジスタンス抵抗効果を無くし、マジカル/フィジカルレジスタンス「無効」は「抵抗」に落とします。エンシェント・ワンにまで効くので、これぞ魔界料理人の面目躍如。能力値がちょっと弱いような気がしますが、ラストバトルまで生き残れれば重宝しそう。
P.S. 情報ソース先でルールブックのpdfファイルが公開されました。新ルールやどんなエンシェント・ワンが登場するかなど知りたい方はどぞ。
情報ソース先の、CoCリプレイやシナリオをブログ形式で掲載されているサイト「窓に!窓に!」さんが5/12から更新を再開された模様。めでたいことです。現在“帝国”のオンラインセッションリプレイを連載中。
個人的には「初心者向け、キャンペーン一回目向けのシナリオ構成について」を早く読みたいので、首を長くして待っております。
情報ソース先のこちらより。お城好きな私にとっては嬉しいニュースなんですが「ゲームなどで戦国武将に興味を持ち」ってことは、やはり「戦国BASARA」が影響してるんですかね。最初アニメのOP見たときは凄いXチームが現れたもんだと感心しましたが、よく見たらサンファイヤーとウルヴァリンじゃなくて幸村と正宗でした。ガンビットはいるみたいですが…え、佐助? お館様と幸村が共闘してるとこでもう時代考証ブッチギリな作品なのですが、そのぶっ飛び具合は嫌いじゃない。つか、むしろ好き。そうでなくてもリーゼント侍と本多忠勝の存在で全て許せますよ、これ。
強力わかもとな信長もいるみたいだし、このサイト的には是非とも“比叡山炎上”を使ってBASARAシナリオがやりたいところ。だけどさすがにコンベンションでやる勇気は無い。真面目なファンからグーで殴られそうだしねえ。でもやりたい。
標題の通り。セールは現地時間で18日までなので、購入を考えている諸兄はお早めに。個人的には送料がかからず、すぐダウンロードできるpdf書籍がオススメ。最近は色々追加されてラインナップが充実してるしね。他にも紹介したいものがあるけど、時間があれば後で追加します。
情報ソース先にて“Black Goat of the Woods”こと“森の黒山羊”エキスパンションのレビューが掲載されています。リンクはこちらから。なかなかの良セットのようです。
TRPG的には強い部類に入るモンスターなので気軽に出しにくい感のあるダーク・ヤング様。この“アーカムホラー”では思う存分倒せる(やっぱり強いけど)ので、CoCばっかりやってると無性にやりたくなります。プレイレポートではその戦いの一端が分かるので、こちらも要チェック。
Earl Geier先生は、1990年代頃から現在に至るまで数多くのCoCのルルブ・サプリ等でイラストを手がけられていた方。現在発売されている“クトゥルフ神話TRPG”シリーズでも、その作品の幾つかは見ることが出来ます。
情報ソース先の1月20日付け日記はCoCイラストについての文章ですが、この記事の後半でEarl Geier先生の描いたイラストの数々が堪能できるサイトのリンク先が紹介されています。
Pictures by baldegografix - Photobucket
上記のCall of Cthulhu artにて、何十点ものイラストが見られるので、ハンドアウト等にも使えるかな。残念なのはどの本に収録されているか出典情報がないこと。僕の知らないイラストもあった(忘れてるだけかもしれない)ので、これが未発表なのか既に出版されているのか超気になるぞ!
最近、TRPG出版物のpdf販売が多くなっている気がする。これは従来ボックスや書籍の形で販売されていたTRPGに、新しい波が起こっているのでしょうか。
かくゆう僕もpdfで販売されているCoC本には色々手を出してまして。有名どころではDriveThruRPG.comですが、本家Chaosium社でも数はまだ少ないですが幾つか取り扱っています。前者は絶版となっている古いソースブックを扱っている点やサードパーティ社製品のpdf本をいち早く販売している所に一日の長があります。後者はモノグラフのpdf書籍を唯一取り扱っていることと、本家出版元なだけあってデータが綺麗なのが利点。最近ではマレモンこと“Malleus Monstrorum”や、僕の好きな“New Orleans Guidebook”(詳細は■(2005.09.07)■付け日記を参照)がpdf化を果たしました。
さて、これらpdf本の利点を幾つか挙げてみましょう。
1.送料がかからない
クレジットカードさえあれば、ネット通販で購入してすぐダウンロードできます。送料や郵送事故がかからず、本も傷みません。またバックアップをとっておけば、不慮の事故も安心です。
2.場所を取らない
狭い住宅事情の日本ならでは、という利点でしょうか。こっそり買っても奥さんに白い目で見られることはありません。ただ必要な箇所だけ印刷して、それがグロいイラストだった日にゃあ誤解されるかも(経験者)。
3.検索性が高い
本で必要な記述や調査したい項目を探す場合、冊子はいちいちめくったり索引を当たる必要がありますが、pdf本の殆どはCtrl+Fで単語検索が可能です。サプリメントなどのデータ本にとっての利点は大きいですね。
4.txtデータ、画像イメージとしての運用が可能
これはpdf素材次第ですが。txtデータをある程度取り出せるなら、まんま翻訳ソフトにかけて概略を掴むことが高速に出来ます。また画像イメージを取り出して綺麗なハンドアウトを作成するのも容易になります。ただ私的利用の範囲を逸脱すると、邪神に呪われるみたいなので注意しましょう。これは言うまでも無いことですけどね。
まあ本の概略を把握するのは冊子で見るのが一番早いのですが、目次などコンテンツ類のみ印刷するのも手。最近は性能の良いプリンターが出ているみたいですし。pdf販売は中小出版社側にとっても紙代や印刷費用、在庫管理や絶版の心配が無いなど、利点は多いです。本当にTRPGにとってインターネットとpdfは心強い味方です。
なんだかアークライトボードゲーム通販で“アーカムホラー”シリーズの再入荷があった途端、凄い売れ行きだったみたいですね。本体の“アーカムホラー”は品切れだし、3月の売れ筋ランキングも三作品ともベスト10に入ってるし。早く“黄衣の王”と“キングスポート”も翻訳して欲しいです。
それはさておき、今年発売予定の“インスマス・ホラー”には8体のエンシェント・ワンが登場することがアナウンスされていますが、その一部がThe Ancient Ones Rise from the Sea at Innsmouthというプレビュー記事で公開されています。
その内、ラーン=テゴスのエンシェント・ワンカードが公開中。戦闘修正は−4と弱めなので楽勝! と思いきや、中央に書かれている能力がヤバい。
モンスター袋からカルティストが引かれるたびにそれをラーン=テゴスの上に置き、恐怖レベル+1&破滅トークンを1進める。そして代わりのモンスタートークンを引くって、どんだけマゾいんでしょ。
それだけならまだいいが、ラーン=テゴスの上に置いたカルティストは、最終バトルで追加の破滅トークン×2に化けます。追加HPってヤツですね。あとはノフ=ケーがちょっとパワーアップするくらいですが、これはまだかわいいもんです。いずれにしろ封印勝利を目指すか、速攻で覚醒させてラスボス瞬殺パターンにもっていくしか手はなさそう。
他のエンシェント・ワンも、ニョグタ(リンク先1枚目の写真)やボクルグ(リンク先2枚目の写真)、チャウグナー・フォーンあたりが登場するらしいですね。発売はまだ先ですが、楽しみです。
P.S. プレビュー記事第三弾Monstrous Awakeningsが早くも掲載されました。今回は新しい神話怪物について。
例えば4枚あるイブの怪物は戦闘力0だが探索者に取り憑いてペナルティを付与する悪霊的存在。しかしこいつらをほっとくと、エンシェント・ワンであるボグルグの覚醒時に様々なパワーアップを施してしまうため、無下にも出来ない。
また「力の渦」ロイガーも登場。能力はぶっちゃけシルバーチャリオッツ+アヌビス神クトーニアン+宇宙からの色の二刀流能力。移動する代わりに探索者の正気度&スタミナを−1します。
そして最後は異形の神々の従者。ニャルの化身であるMASKモンスターをえらく強力にしたような存在。しかも飛んでる&エンドレス持ちなので倒しても嬉しくない。逃げやすいのが唯一の救いですが、逃亡失敗=死亡なので弱っているときには出会いたくない怪物の筆頭です。
繰り返しですが、改めて。第七回クトゥルフオンリー・コンベンション(Co-Con)参加者の皆様におかれましては、ありがとうございました。
今回、参加者に配布させて頂きました拙作シナリオ‘闇に光る影’のサポート記事を公開いたします。下記および[ scinario ]コーナーにてDLできます。
シナリオ’闇に光る影’のサポート資料
pdfファイルになっております。内容はエラッタ、手がかりとなる追加ハンドアウト、プレイヤーに配布するための職業表、怪物のデータ、NPCの能力値つきデータ、シナリオ進行表です。
冊子とこれだけあれば、あとは読むだけですぐ始められる(はず)。
シナリオは本来はCo-Con参加者特典として配布したものなので、本文は未掲載です。申し訳ない。
ただ、作者がシナリオを個人的に掲載する分には構わないと、他のコンベンションスタッフ全員に確認しております。なので、本文も来月GW明け頃に掲載します。1920年代アメリカのシナリオに飢えている方は、しばらくお待ち下さいませ。
まずは参加者の方々、天気の悪い中わざわざお越し下さりありがとうございました。ゲストおよび一般キーパーの皆様方におかれましても、お疲れさまでございます。皆様のご協力があって、クトゥルフオンリー・コンベンションは成り立っております。
さて、当日の天気はあいにくの雨。気温も下がって寒かったです。池袋で開催していたときにはずっと天気は良かったのですが、四谷に移ってからは雨にたたられております。これがクトゥルフの呪いというものか。でも心配してた電車遅延もなく、おおむね予定通りにコンベンションは進行。スタッフ数にも今回は余裕があったので、なんとかなりました。このくらいの規模なら毎回トラブルなくいけそうな気がします。
今回のメイン、卓については過去一番のオーソドックスさ。時代背景だけでいうと1920年代が2卓、1930年代が1卓。現代日本が3卓、近未来卓が1卓の計7という布陣。
個人的に興味があったのは、1927年のアメリカ、初心者卓。実在の人物ニコラ・テスラが出てきたようです。そして荒木マンガっぽい展開になった…というのは私のウソですすいません。
あとは“帝国”卓。1937年の帝都が舞台の卓では江戸川乱歩作品な展開。いわゆるK-20というか講談ものの雰囲気でしょうか。昭和12年というと、あの事件の翌年ですね。最後はかなり派手だったとのことで、僕も参加したかった。「サクラ大戦」ものもギャルゲーっぽい展開・・・にはならなかったらしくて、これは勿体ない。
2059年の海王星(!)が舞台の卓は“Once Men”という未訳サプリメントを使用。宇宙船が舞台という「エイリアン」ものらしく、人気を博していました。キーパーの鏡さんによると、CoCで近未来ものは三つ出ていて、それぞれが違う背景を持っているらしい。その中で一番おとなしいヤツを持ってきたということですが、そうするとあとの二つって一体・・・。
そんなこんなで、今はとにかく無事に終わってほっとしています。あと配布した私のシナリオはいかがだったでしょうか? 絶対8ページに収まらないと思ってNPCの能力値やらハンドアウト削りまくって原稿渡したら、もうちょっと書いてもよかったみたいでした。あ、削った分はRWSでサポートしますんで、明日まで待って下さい。
ご意見ご感想ございましたら、是非一番下の私のメールアドレスなりネットのどこかに書き込んで頂ければ幸いです。それは必ず今後の作品に反映するよう精進いたしますので、よしなにお願いいたします。
あっという間に迫ってきた第7回 クトゥルフオンリー・コンベンション(Co-Con)です。参加者の皆様におかれましては、当日よろしくお願い申し上げます。
今回の時代背景を見る限り、なかなか興味深い題材が揃ってますね。現代日本や正統派の“帝国”に混ざって、近未来ものやあまつさえサクラ大戦ものまで! バラエティに富んだ舞台背景こそ、CoCの醍醐味の一つなのです。
さて、道案内のお知らせです。その日は10:50〜11:15の間、四谷三丁目駅2番地上出口前にCo-Conスタッフがエルダー・サインの案内用ボードを掲げて立っております。途中曲がるポイントにもスタッフがいると思いますので、地理に自信の無い人でも安心。不安な人は四谷三丁目駅から行きましょう。JR四谷駅じゃないよ。ちなみに僕は曙橋駅から迷いました。
前回より広めの部屋を確保することが出来たので、声の響く点が少しでも改善されていれば幸い。ただ広い方のコミュニティ4の椅子が左画像のような形状で、硬い木の椅子です。体重のある方や腰の弱い方は、あらかじめ座布団を持参することを強く推奨いたします。
また、参加者への会場費還元&キーパー強化月間ということで前回に引き続き、シナリオ冊子を無料配布する予定です。もちろんキーパー紹介の小冊子も配ります。自分が言うのもなんだが、太っ腹だと思います。
シナリオ作成は不肖私が努めました。第一回Co-Conでキーパーした1920年代アメリカが舞台のシナリオです。今回キーパーしない代わりにシナリオ&小冊子のコラム原稿を気合入れて作成しましたので、喜んで頂ければ幸いです。配布後もこのページで色々サポートする予定なので、乞うご期待。
最近リンク先の変わったRole & Roll Stationでは、9日の木曜日より発売。CoC関係記事は以下の通り。
なんか最近は色々なTRPGシステムが発売されていますね。『Role & Roll』にはそういうシナリオも色々掲載されているので、書き方等の研究になります。次号は次月中旬の5月16日(木)頃発売です。
いや、一行目からいやな予感はしてたんですよ。
主人公の名前が八坂真尋。まひろですよマヒロ。「好きなガンダムはターンA、好きなライダーはコーカサス」という著者紹介を見て邪推するに、主人公はムーンレイス(©ターンA)だね。そんな奴、月へ還れ! そして僕を連れていってくれ(あれ)。宇宙空間は、樽に入って耐えればなんとかなるじゃろ。
…という蛮族的発想は置いといて、凄いラヴ(クラフト)コメディが現れたものです。
ニャル子というキャッチーなキーワードからてっきり名前を借りただけと思っていた「クトゥルー神話」を、これほどまで真正面から取り上げたライトノベルが出るとは、ちょっとビックリすると同時に感動しました。
さりげなくラヴクラフトのみならずダーレスまで取り上げてるし。クトゥルー神話読本やらエンサイクロペディアにまで言及してますよ。ギャグで使われているとは言え、さらっと「SAN値」という単語が何度も使われているのは、何だか嬉しい気持ちになりますね。
高校生でクトゥルー神話に詳しい真尋も凄いが、ヒロイン? のニャル子もコロコロと表情や姿を変え、性格はモンティ・パイソン的に黒いが十二分に魅力的。さすが無貌の神の名を冠するだけはあります。
特にラストの変身形態は、とあるクトゥルー神話の有名キーアイテムを伏線に使いかなりカッコイイ感じでそう来たか! と。冒頭に書いた著者紹介に共感した人は、見る価値ありでしょう。
そしてお話全体に詰め込まれたアニメ・ゲーム・コミック・ネットネタがビッシリ。この本はジャンプとガンダムで出来ているんじゃないかと思うくらい、細かいネタに溢れてます。特に目立つのはジョジョネタ。そんなに好きなのか作者。そんなに偉い人だったのかプッチ神父。と思ってしまいます。高度情報化社会は、こんな怪物(ルビ:ほん)を生み出してしまったのね…。
しかしこうしたネタやちょいエロシーンがあることから、対象年齢は20代以上なんでしょうか。主人公のドライさやニャル子のZANGYAKUな性格は、ちょいと引いちゃう感じだし。まあギャグだと分かってくれる大人だといいんですが。
とにかくこれだけクトゥルー神話を正面切って題材にした作品は貴重なので、「ギャグ」であるという括りで切って捨ててしまうのは惜しい存在。これがデビュー作ということなので、次回作もニャル子さんで是非お願いしたいところです。
それにしても作者が言及してる略称の『這いニャル』、後ろにロリータ付けたら初期のヤバいソフトになってしまいそう。
P.S. アキバBlogさんの4/16付け日記でも紹介されています。気になる人はここもチェックしてみて下さい。
友人経由のネタ。
情報ソース先で読めます。英語だけど、可愛い系の絵柄で、なかなか好感が持てますね。描いてるのはスペインの人で、オリジナル版は「EL JOVEN LOVECRAFT」として公開されているようです。
英語版の方は6月くらいに単行本でまとまるようなので、アメコミ好きの人は要チェックですね。
先月さる方に教えてもらったネタを今更書くよ。
と言ってもタイトル通りですが。イエローサブマリンなどの各店舗で、日本語和訳シール付きで再販されている模様。現在日本語版は“アーカムホラー”、“ダンウィッチ・ホラー”、そして“ダークファラオの呪い”の三つ。リンク先にも、まだ在庫が残っているので通販でも大丈夫です。
つーわけで、まだ持っていない人は、走れ!
ぎょえ〜。CoC第五版からのシナリオ‘屋根裏部屋の怪物(The Edge of Darkness)’ってキース・ハーバー先生だったのか! Yog-Sothoth.comしか見てなくて調査してなかったです。
示唆を与えてくれた方に感謝。
有志が集ったキーパーの研究会というのがありまして。
と言っても大層なものではなく、たまに集まってセッションやるだけなのですが。先月プレイしたシナリオのテストプレイ二回目を、先週池袋で開催しました。
前回は初心者もいましたが、今回のプレイヤー達は全員キーパーもこなすプロの探索者相手。事件があっという間に解決し、予想以上に早くセッションが終わってしまう事態に。
ただ、ラストのイベントは予想通り? 賛否両論。シナリオ的には飛躍したネタかもしれないけど、作者は至って真面目に作ったのになあ。まあこれはキーパーの見せ方が問題かもしれないし、今後の課題ですね。
シナリオ中盤でのミスディレクション的なネタは誰も予想できなかったので、それは嬉しかったけど。
あとはシナリオ全般に渡って貧弱な部分、改良点を指摘頂いたのは有り難かった。これだけためになる意見をもらうと、改造せずにはいられない。よし、頑張るぞう。
しかし、卓数の関係でオンリーコンベンションでやる時期が未定になってしまった。その代わり別キーパーによるバリエーションシナリオが、4月のオンリーコンでプレイできると思います。
Akさんとこより。情報ソース先にてロン・ハワード監督、H・P・ラヴクラフトの人生を描いた幻想コミックを映画化かというニュースが。以下引用。
ホラー文学の巨人H・P・ラヴクラフトの数奇な人生を、神経症を患っていた彼をしばしば苦しめた恐ろしい悪夢の内容とともに描いた Mac Carter & Jeff Blitz 共著による新刊グラフィック・ノベル『The Strange Adventures of H.P. Lovecraft』が、巨匠ロン・ハワード監督により映画化されることが明らかとなった模様。脚本は Mac Carter 自ら務める予定。
原作のグラフィックノベルは読んだことないですが、こんな感じですか。ちょっと面白そうかも。映画「ネクロノミカン」でも御大らしき人物出てましたけど、それはちょっとヒロイックでしたねえ。
P.S.mixiにもっと詳しいリンク先が紹介されてました。
Ak-tumblrさんとこで知ったのですが、情報ソース先の3/21付け日記で、島根県松江では以下引用。
霊術、心霊関係でいろいろな人物が出ていて、明治終わりから大正初め、この町で岡田建文と木原通徳という人物が活躍していた。
これは面白い! 岡田建文は柳田国男とも親交があったとか、大正に入ると永井霊洋という霊術家も輩出。以前は日蓮宗系の行者のもとでエクソシストをしており優秀な術者・治療家であった、とか。いい設定してます(おいおい、実在の人物だって)。今まで松江といえば道後温泉とかいう貧困なイメージしかありませんでしたが、今後は認識を改めて“帝国”のシナリオ作りの参考にさせてもらいます。
CoCの海外シナリオでサンディエゴとあって、どっかで聞いたことある地名だなあと思ったら、WBCの会場があるところでした。うむ、西海岸! CoCやってると地理に詳しくなれます。いやホントに。
12日の木曜にはRole & Roll Stationで出てた『Role & Roll』、ここで買うとサイン色紙が抽選で貰えるのか! 失敗した。CoC関係記事は以下の通り。
いや、今月はクトゥルフ記事が少ないわりに、役に立つ情報が詰まって良かったですな。ドリームランドものをプレイする予定のキーパー&プレイヤーはチェックするように!
ところでTOPICSのボードゲーム評がえらく辛口だなあ、と思ったのですが、それだけ数も量も豊富ということなんですね。一昔前とは違って羨ましいことです。あとゲームブック『サムライ・ソード』とは懐かしい。しかし「蜂漫国」って、ギャグなのかなあ。
最近、故キース・ハーバー先生のシナリオプレイ予定&報告を見るたびに「む、これは追悼に違いあるまいて」とか自分勝手な妄想をしてしまう三連休ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか(挨拶)? そのくせ自分は、自前のテストプレイのことで頭一杯なので追悼の気配すらない不忠者。いつか怒られそうです。
それはさておき、情報ソース先のこちらで、コンピューターゲームの「エターナル・ダークネス ―招かれた13人―」レビューが挙がっていてビックリ。
リンク先によると任天堂のニンテンドーゲームキューブで2002年10月25日に発売されたとのことですが、発売当時は「サニティ・システム」が話題に上がったものです。サニティが減ると幻聴、幻覚に囚われたり、画面が傾いてパースが歪んだり、という画期的なシステムがあって、とても恐ーい気分になります。こんなのをルルイエでやられた日にゃあ…幻覚シーンはリンク先に貼ってあるYOUTUBEから見られます。いい時代になったものだ。
あとレビュー読んでて、ゲーム進行が館の探索のみに終始するものの、魔道書「エターナル・ダークネスの書」を読む→過去のシーンをプレーできる、という構成になっているということで、これは興味深い。なんとかCoCのキャンペーンに応用できないかな。二つの時代をまたいだシナリオ・複数のシナリオならあったけど、縦の年代を紡いでプレイするキャンペーン・シナリオ集って、今まで出ていないからね。
しかし「エターナル・ダークネス」ってWiiでプレイできるんかいな。でもWii持ってないけど。持ってる人はプレーして僕に感想を教えてくらはい。
情報ソース先において、FAT DRAGON GAMESという会社がCoCの公式ライセンスを取得したとのこと。またシナリオ集かいなーと思ったら、さにあらず。この会社は2Dないしは3Dのペーパークラフトを出しているところ。今までにもファンタジーやSF用の綺麗なマップや建物を出版しています。このCoC版を2009年の夏に二つ、年末から来年にかけて追加セットも出すそうな。
D&Dのミニチュアや地形タイルはビジュアル的なイメージが大変分かりやすかったので、これのCoCバージョンが出るというのは、なかなか期待できますね。でもやはり汎用的になると廃屋とか幽霊屋敷などになっちゃう? それだとファンタジーとあまり変わらないか。どんな製品が登場するのか楽しみです。
関係ないですが、POPUP TRPGさんのEN WORLD 3月16&17日更新分でも、このニュースが紹介されています。POPUP TRPGさんは“ラヴクラフトの幻夢境”発売前にamazonより早く表紙画像を挙げていたりと、あなどれない上に情報が早い&内容充実してるという凄いサイトですよ。
やはり、事実らしいです…。
ほんの少しだけ、キース・ハーバー先生のCoCにおける功績について、まとめてみました。こちらのコラムからどうぞ。それにしても、久し振りのコラムがこんな形になるとは。
3/17までChaosium社で30%OFFバーゲンじゃ〜と書こうと思ったら…。
なぜ、なぜ!? ついこないだ新作出たばかりじゃんか! まあまて、今日オレはこれから千葉に行かないといけないんだ。後で複数のソースで確認せねば。
とりあえず今確認したところはこちらの記事です。
CoCのシナリオ集発売ラッシュが続いています。といってもサードパーティ社のものが主なので、まとめて紹介とか思ってたら全然出来なくて放置状態。いやーすんません。
それだとあんまりなので13金合わせな新作紹介。久しぶりにケイオシアム社からシナリオ集“Terrors from Beyond”が発売されます。中身は1920&30年代のシナリオが6本。
適当訳で内容を見ると、スコットランドの灯台が舞台? の‘GHOST LIGHT’、ロードアイランド州(プロヴィデンスのあるとこね)の家系にまつわる話‘GRAVE SECRETS’、ミスカトニック大学生が森で発掘したものは!? の‘THE DIG’、療養所に送られた探索者を待ち受ける恐怖‘A METHOD TO MADNESS’、偶然としか思えない死の真相’DEATH BY MISADVENTURE’、ハイチにある米軍病院が停電になって…‘THE BURNING STARS’といったところ。
一応5月発売とのことですが! リンク先で紹介されている表紙絵が「バタリアン」に出てくるオバンバちっくなグロ絵(と言っていいよね)なのが凄い。日本じゃ絶対売れそうもない、というかオレもCoC本じゃなかったら引いてましたよ。
まあ「バタリアン」を引き合いに出してしまったんですが、僕はこの映画好き。DVD持ってるし。オープニングがとにかく怖くて、印象に残ってるんですよ。あとこの映画の色々な演出は、CoCシナリオでも何度か使わせてもらいました。
実はまだ全然落ち着いてないのですが、R&Rについて言及してなかったので更新。やはりこういう毎月出る雑誌があると、webやろうという励みになります。有り難いことです。Role & Roll Stationでは、先月13日の金曜日より発売。CoC関係記事は以下の通り。
今月はこれだけ。関係ないが前号のR&Rで紹介されてた“ドイツ・クトゥルフ(DER HEXER VON SALEM)”は、国内で手に入りにくいらしいぞ。誰か手に入れたらレポして下さい。あと“SW2.0”のサプリ“ミストキャッスル”は何度も遊べるのが面白そう。ボドゲ風味なのでシステマチック要素が強そうですが。これのインスマス版を考えてたら・・・ヤな想像しか浮かびませんでした。次号は予告が情報ソース先に出てるけど、3月14日(土)発売予定。
うわーん「夢の国(るび:ドリームランド)」に行ってたら、いつの間にか時が経っていて全然更新できなかったよう〜(挨拶)。
嘘です。ごめんなさい。大体、幻夢境の一日は現実世界より遅く流れることが殆どみたいなのですよ(14ページ参照)。「時と精神の部屋」みたいなもんだね、悟空。
それはともかく、卒業式も終わった頃だけど、僕もミスカトニック大学の卒業生になりました。
情報ソース先のMiskatonic U. Bachelor's Degreeを見ると、なんとミスカトニック大学の卒業証書が買えます。しかも注文時に氏名をプリントしてくれる無料サービス付きです。そういえば昔ポストホビーでは名前入りサービスには500円かかっていたような気が。あの頃と比べるといい時代になったものです。
海外通販はクレジットカードさえ持っていれば簡単だし、Chaosiumで125ドル以上買うと送料無料になるので(キーワードの入力は必要)、興味があって他にも欲しいグッズがある方は是非。
今年の新年にお約束していた“ドリームランド”対応のキャラクターシートをアップしました。
ラヴクラフトの幻夢境 探索者シート
アーカイブにも同じものを置いておりますので、よしなに。基本的に日本語版オフィシャル準拠ですが、技能の並び順や図版を個人的な好みで変更しております。また、シールドとアーマーを記入する欄を“ダークエイジ”準拠で追加。“ドリームランド”のルールと若干違うかもしれないけど、そこは運用でカバーして下さい。
それにしてもキャラシート作ってて<精神分析>技能が消えているとは思わなかったです。びっくり。ルール読んだ人は分かると思うけど、悪夢のところとかドリームランドにおける狂気ルールに少ーしだけ手が加えられているので、お間違いなきよう。
早速“ドリームランド”のシナリオでキーパーをやろうかなという方々の一助になれば、これにまさる喜びはありません。では良い夢を。
P.S. 昨日upしたキャラシート、やはり突貫作業だったため、細かいミスがちらほらとありました。別に昨日のバージョンでもゲーム進行に問題はありませんが、念のため修正版を載せておきます。
我々は
3年待ったのだ
・・・!!
いや、正確に言うとJGC2006のトークショー
発言から数えて2年6ヶ月ですけどね
ということで、既に早売り店では19日(木)には出回っていた“クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境”が遂に発売されました。表紙は日本オリジナルで“マレモン”と同じく、ノッツオ先生が手がけております。
本のタイトルに「ラヴクラフトの」と銘打ってはいますがダンセイニやカーター、ラムレイやマイヤーズといった作家達のエッセンスもふんだんに取り入れ、恐怖というより幻想寄りの世界観のなかでゲームを行うことができる情報が詰まっております。
僕もまだ読んでいる最中ですが、特にシナリオが面白いです。とりあえずシナリオをプレイすれば、ドリームランドのノリが分かる感じっぽい。ちょっとここらへんの詳細は後日ということで。
あと画像クリックで出てくる裏表紙の写真を見れば分かりますが、この本に銀の鍵は付いていませんので念の為。付いてるのはカラー地図だけよん。
先月末には出てましたが、今更の紹介。左の、エロエロでけしからん表紙に惑わされて買ってしまった諸君、あのイラストにはすごく深い意味があったのですよ。うーんエロい作者じゃのう(え、関係ない!?)。
さて、巻頭を飾る“クトゥルフ神話 TRPG”リプレイ「潮あふれる海」は、前回「水底の早贄」から一年後が舞台。探索者も引き続き同じキャラクターで、少しだけ成長しているところが芸コマです。
しかし本文にも書かれていますが、やはりCoCはキャンペーン・シナリオというか、同じ探索者で引き続きシナリオをプレイする、というのが醍醐味です。CoCは発狂や死が目的ではなく、怖い目に合いながらも生き残ろうとする探索者の姿勢にこそ、価値があると思うなあ。それに狂気から回復したり魔道書を研究したり、成長したりするルールもせっかくあるしね。
特にこのリプレイで、語られない空白の一年間に対して、好きな技能5つに対して経験ロールを振らせるというのは、作者の内山靖二郎氏謹製のハウスルールらしく、なかなか興味深いですね。
というわけで、初心者キーパーさんにとっては参考になることが多いので、特に読んで欲しいリプレイですね。もちろん全然やったことないよー、という人でも、サイコロや技能の振らせ方、原作ネタの解説などの記述が丁寧なので、プレイヤーする際の参考にもなると思います。
他にも、実は表紙よりもエロい絵が一杯あって目のやり場に困るヤスキンゴス御大の書かれた“六門セカンド”リプレイがあったり、岡和田晃氏の“ガンドッグゼロ”リプレイはチェチェン問題を取り扱った、ロシアもの。
ゼネラルマップやターゲットレンジシステムは、CoCでも使えるな(RWSの中の人は、何でもCoCに結び付けるあたまのおかしい人です)。最後のスナイパー合戦は見ごたえありましたよ。
mixiからのタレコミ情報。“アーカムホラー”シリーズでDeep Onesのモンスターユニットが無かったことから、きっと出るだろうと噂されていた“Innnsmouth Horror”が遂に発表された模様。
不気味なパッケージイラストを見る限りは、“ダンウィッチ・ホラー”と同じ大型エキスパンションセットっぽいですね。色々新要素が盛り込まれているみたいで、新しい探索者が16人も追加されたり、インスマス面(つら)デッキなるものもあるみたい。
こっから先は僕の妄想ですが、イハ=ンスレイに行けたり、ゾス=オムモグやダゴン&ハイドラ、グルーンと言った新エンシェント・ワンも追加されるといいですなあ。楽しみ楽しみ。
先週の土曜日は、Co-Conスタッフのご厚意でクトゥルフオンリー・コンベンション用のシナリオをテストプレイする機会に恵まれました。
本当は“ラヴクラフトの幻夢境”発売合わせでドリームランドものが良いのでしょうが、ちょっと時間が無かったので、去年から暖めていた“帝国”のネタを使用。1920年代の帝都が舞台です。実は本格的に帝都を舞台にしてキーパーするのは初めてだったりする。
プレイは最初だけ「K-20」、というよりジブリ映画風のアクション(この展開はプレイヤーさんのノリのおかげ)。
終盤は普通のクトゥルフシナリオではまずありえない感じになるので、真面目なCoCファンからは怒られそうな内容。プレイヤーさんの一人からは後で「SFライトノベルちっくな」とコメントされました。ただ目標としていた派手な展開にはなったし、演出を楽しんでいただいたようなのでアリ…だと信じています。
実プレイ時間はキャラ作成時間を除いて5:20(間に5分休憩が二回)。ゆっくりめでキーパーしてましたが、コンベ用としてはもう少し早めに終わらせようというのが反省点。あとハンドアウトももう少しあれば、情報が分かりやすく伝えられたかもしれません。これは後で調整する予定。
今回は探索者が二人だったので、バランス的にちと厳しいかなあとも思ったのですが、情報を集めるのに多少てこずったものの結果的には謎を解いてのトゥルーエンド。発狂も一度しかなく、死亡フラグがたったものの踏み込まずに生き残り…素晴らしい判断力だと思います。CoC初心者の方にも楽しんでいただけたようで、それが何よりホッとしました。
それにしても以前紹介した“帝国”の巻末資料をある程度手に入れてから、随分とシナリオ作成が楽しくなりました。手元の資料とインターネットと図書館を駆使すれば、あと数回くらいは存分に暴れられそうです。
P.S.でも一番嬉しかったのは2/14合わせでお菓子とチョコを頂いたこと。まあキーパー特権ということで。
なんか情報ソース先で話題になっていたので、調べてみた。
ゲームの正式な用語としては、ルルブの初版〜第四版までは「SAN roll」。日本語版だと「SANロール」と訳されています。ボックス版“クトゥルフの呼び声”25ページ参照。
第五版はそこらへんの記述が一新されて、「Sanity roll」。日本語版だと「正気度ロール」で統一。書籍版“クトゥルフの呼び声”52ページ参照。あ、ちなみに“クトゥルフ神話 TRPG”86ページでは「<正気度>ロール」になってますね。でも原書は第六版だけ実家に置いてあるので「Sanity roll」かどうかは未確認ですが、違っていたらご報告します。
「正気度チェック」という用語の初出については、原書第二版のpdfで検索をかけてみた限りでは「Check SAN」という用語がヒット。その翻訳であるボックス版“クトゥルフの呼び声”該当箇所を見ると、シナリオブックレットの47ページ右段上から三行目に「各探索者は所定のSAN喪失チェックを行います」と書いてあるから、それが参考になったのでは、と推測。厳密に正気度チェックのルーツを追おうとすると「TACTICS」など発売前の雑誌記事を調査するしかないかなあ。これは全部持ってないので、どなたか識者の協力が欲しいところです。英語版もシナリオあたりで「SAN check」って使ってそうだけど、ルーツを追うには資料があまりにも足りません。
能力値SANについては“クトゥルフ神話 TRPG”の記述だけだと、ちょっと曖昧な定義になっているんですよね。書籍版“クトゥルフの呼び声”52ページでは「<精神分析>で回復することの正気度ポイントの最大値を表しています」と書かれております。
これはあくまでも私見ですが、僕はSANについて、五版の解釈+キャラ作成時に決めたらずっと変わることの無い「ゲーム開始時の正気度ポイントの値」として運用しています。その方がセッションを何度か積み重ねたとき、最初と比べてどのくらい正気度ポイントが減ったのか分かるので。
他、SAN値やらなんやらの定義は厳密に考えようとするとめんどいので省略しますが、ここで結論。少なくとも“クトゥルフ神話 TRPG”の正式なゲーム用語としては「<正気度>ロール」ですが、俗称として「正気度チェック」の方が認知されて普及している、というのは動かしがたい事実でしょう。僕も言うときは正気度チェック使ってますし。これはTACTICSやRPGマガジンに書かれたCoC関連記事の影響が大きいと思います。まあでも「ロール」って言いにくいし、いいんじゃないでしょうか。最近手に入れた“放課後怪奇くらぶ”の42ページを見ると正気度判定、正気度チェックが正式な用語になっています。
情報ソース先のここらへんをクリックしてみよう。ちょっと画像は小さめですが、確認できます。色調は“アーカム”ちっくですが、オリジナル絵でカッコ良いです。
しかしこんなことでニュース挙げるオレ必死すぎ。
P.S.どうやらamazonでも表紙公開された模様。なまめかしいほどに不気味な夜鬼と、奥に鎮座してるのはイブ=ツトゥル?(表記は“マレモン”準拠)
実話が元になっている映画「チェンジリング」は、1928年のロサンゼルスが舞台! 監督はクリント・イーストウッド。主演はアンジェリーナ・ジョリー。情報ソースを見ると1920年代のロサンゼルスの街並みが再現されているとのことで、当時の世界観や世相風俗を知るには格好の作品と言えるのではないでしょうか。電話交換手の仕事場なんてスチール写真もサイトにあったので、シナリオ作りの参考になりそうな期待大です。
しかしイーストウッド監督の「許されざるもの」「ミリオンダラー・ベイビー」は良いんだけど、どちらもなかなかブルーな気分にさせられる。色々な意味で「心に残る」と思うので、覚悟していきましょう。
2月20日(金)より劇場公開されるそうなので、興味ある方は是非。
P.S.そいえば、とある雑誌では舞台が「1982年のロス」なんて書いてあったな。悲しい誤植だが己がいつかやらかさないためにも、自戒として記そう。
“アーカムホラー”シリーズも結構数が増え、いわゆる小エキスパンションが全部紹介しきれていないのでここらで軽くまとめます。
なお、情報ソース先関連のページが最近リニューアルされましたが、重いので開くときは注意して下さい。
まずはエキスパンション第一弾の“ダークファラオの呪い”。アーカムの街にファラオの遺産展がやってきて、一気にエジプト風な展開に! 強力だけど呪われたアイテムが貰えたり、図書館に行くと若くて恥ずかしがり屋のドジっ娘メガネさんの落し物を拾うという萌え遭遇イベントがあって面白いです。まあ、エンシェント・ワンとタイマン勝負するという災厄以外の何者でもないカードもあるけどね!
2008年2月2日付け記事でもお知らせしてますが、アークライト 輸入ボードゲーム通販ページで購入できます…でも在庫切れなのは残念。
続いては、エンシェント・ワンの復活を手助けする強力で悪意ある存在、「黄衣の王」がアーカムの街を狂気で満たす“The King in Yellow”。Heraldカードというルールの導入で、ハスターの化身である「黄衣の王」が探索者達の邪魔を色々します。
演劇風の展開が盛り込まれており、序破急な流れの神話イベントについていくのもやっと。探索者のみならず街の人も狂気に走ったりしてもう大変。“アーカムホラー”単体で遊ぶのは楽勝すぎてつまらん! という人向けのセットでしょうか。
私の知る限り、邦訳は出ていません。
そして去年11月に発売された最新作、“Black Goat of the Woods”は、シュブ=ニグラスの子供達が大活躍。
今度はアーカムの街に、「One of the Thousand」教団(聞いたこと無い教団名だけど、元ネタあるのかしら)が現れます。おかげで森の黒山羊さんが大挙出現したり、Heraldカード化したりと、緑の脅威が味わえます。追加ユニットのダークヤング×3には、ちょっとゲンナリ…。強いんだよね、これ。私は神保町の書泉ブックマートで大量に入荷してたのを買ったのですが、今もあるかな?
これもまだ邦訳は出ていません。
なお、“ダークファラオの呪い”と“The King in Yellow”の詳しいコンポーネントについては終末同盟様の“アーカムホラー”シリーズ紹介ページに書かれてありますので、そちらを参照するのが良いですね。
“Black Goat of the Woods”の紹介にも期待しております。
それはさておき。去年の12月、久しぶりに“アーカムホラー”を遊びましたのでご報告。
まずは最強のエンシェント・ワン、クトゥルフとの対決。今回“アーカムホラー”を初めて遊ぶ方を2名お迎えしてのプレイでしたがCoCの経験はベテランなので、お互いの連携が鍵になりそうです。
選ばれた探索者はキャロリン・ファーン、デクスター・ドレイク、アマンダ・シャープ、ダレル・シモンズ、マンディー・トンプソン。いずれもなかなか強力なキャラです。
僕が使ったのはキャロライン。毎ターン正気度が回復する強キャラですが、移動力がありません。そのためアーカムはあまりうろつかず、仲間に引いてもらったアイテムでゲートへ特攻する役回り。初期にエルダー・サインを3枚引き当ててもらったことや、異世界に1ターンで戻れる「ファインド・ゲート」の呪文を使いまくれたのも幸いし、クトゥルフの破滅トークンが半分も埋まらない内にゲート封印勝利することができました。
次のゲームは“ダークファラオ”エキスパンションを加えての展示プレイ。エンシェント・ワンはアザトース。対する探索者はビンセント・リー、ジェニー・バーンズ、ジョー・ダイアモンド、ボブ・ジェンキンズ、ゴミあさりのピート。
“ダークファラオ”で遭遇カードや神話カードが新しいものになったため、街路にミイラが溢れたり、ゲートが開かない代わりに破滅トークンが2個置かれたりと、なかなかのプレッシャー。しかし新しい仲間カードやクルートークンを4個得られる魔道書「黄衣の王」が強力で、お金に苦しみながらも借金しつつ封印勝利を飾りました。
今回は運もあったと思いますが、やはり経験を積み重ねたおかげで、勝ち筋が見えてきたのかもしれません。また7時間弱で2ゲームきれいに終わったのは、効率良いプレイが出来たからかも。いつもこんな感じでいきたいものです。
次回はいよいよ上級者向け? の“ダンウィッチ・ホラー”を混ぜて遊びたいです。日本語シールは年末年始で貼り終えたので、いつチャレンジしようかなあ。
第6回目となるクトゥルフオンリー・コンベンション(Co-Con)は、先月末の土曜日に開催することが出来ました。
前回までは晴天に恵まれていたものの、その日は昨日からの雨が降り続き、また風もひどく吹いているという荒れた天気模様。悪天候による交通機関の遅延やJR中央線の人身事故なども重なり、その影響で遅刻者が出てしまったため、ほんの少し時間超過気味での開会。ただ、それを見越して早めに来て下さった方もいらっしゃったようで、ほとんどの方は間に合ったのですが。最終的な参加者は体調不良によるキャンセルなどもあったため、総勢40名でのコンベンションとなりました。
僕は今回予備キーパーでしたが、幸いキーパーさんは全員揃っていたので、これ幸いとプレイヤーの一人として参加することに。選んだ卓は一般参加の鏡さん(リンク先が間違っていたらごめんなさい)による、古代ローマ帝国時代をプレイする“Cthulhu Invictus”のセッションでした。
個人的にプレイしたい卓だったのですが、期待にたがわず古代ローマ帝国についての分かりやすいサマリーと説明で、違和感なくプレイに没頭することが出来ました。ダイスを何回も振るローマ人風名前決定チャートや、使わなかったものの、ファランクスに関するルールが面白かったです。
僕の探索者はローマ帝国最強の軍団兵(!)。“ダークエイジ”と同じキャラポイント配分制なので大人気なくダメージ・ボーナス+1d6のガチキャラを作成。ガンガン探索したりガシガシ殴ったりしたものの、肝心なときに出目が振るわず(私信:モニターの前で納得してるそこの君、あんたも今度コンベンションに来なさい)発狂したり別の場所にテレポートされたりとさんざんな結果に。あんまり活躍してない気がするけど、まあ100を三回も出してりゃねえ。
鏡さんのシナリオはインパクトある導入部、史実を踏まえた衝撃のエンディングといい、大変良く出来ておりました。欲を言えば、シナリオ中に散りばめられた設定の数々を、もっとセッション中に提示して欲しかったかも。あと一〜二度回していただいてブラッシュアップすれば、更に良いセッションに昇華出来ると思います。その暁にはシナリオ公開なども期待したいなあ。
とまあプレイは堪能できたものの、やはり新しい会場ということで、色々不手際もありました。スタッフの数も限られていたのですが、もしプレイに集中できなかったという方がいらっしゃったら、そこはお詫びしたく思います。
特に僕も気になったのは、会場内の音が響く点。せっかく二部屋を確保して、一部屋に四卓の割り振りをしたのですが、それでも周囲の声が騒がしくなかなかキーパーの説明が聞きづらい場面も。今度スタッフ間で打ち合わせて、何らかの対策を練ろうと思っていますので、今後も見捨てないでやって下さい。
懇親会も沢山の方にお集まり頂いて、ありがたかったです。特に最後まで残って片づけを手伝って下さった方には、スタッフ全員感謝感激です。ありがとうございました。
また、キーパー紹介・ミニコラムの書かれた小冊子の他に、右のようなシナリオチラシ配布ということもやってみました。今後もちょっとした新企画を次々と仕掛けていこうかと案を練っておりますので、ご意見ご感想など情報ソース先の公式サイトまでお寄せ下さったら嬉しいな。よろしくお願い致します。
もう明日に迫った第6回 クトゥルフオンリー・コンベンション(Co-Con)です。参加者の皆様におかれましては、当日はよろしくお願い申し上げます。
さて、例によって道案内のお知らせ。その日は10:50〜11:15の間、四谷三丁目駅2番地上出口前にCo-Conスタッフがエルダー・サインの案内用ボードを掲げて立っております。前回までの池袋会場と違って、あまり迷う要素は少ないと思いますが、ちょっぴり地理に自信の無い方は一緒に行きませう。
今回はオマケとして、いつもお配りしているパンフの他に、過去Co-Conでプレイしたシナリオをつけることが出来そうです。ただ何分実験的な試みですので、皆様のご意見ご感想が気になるところではありますが。さあ、頑張ろう。
マイミク様より教えて頂きました(ありがとうございます)。情報ソース先のこちらによると、発売日は2月21日(土)、定価は4,725円(税込)とのこと。
今号は、年始休暇を挟んでいるから発売が少し遅かったですね。Role & Roll Stationでは、16日の金曜日より発売されてました。CoC関係記事は以下の通り。
“Aマホ”のリプレイ、プレイ前の方が面白いぞ。次号は聖ヴァレンタイン・デー、2月14日(土)頃発売です。CoCリプレイの続きが楽しみです。
まあこいつを見てくれ。なんか肌色率が高くて素晴らしいぜ。
新刊『もふもふっ 珠枝さま!2』が発売されたばかりの内山靖二郎氏による“クトゥルフ神話 TRPG”リプレイ「潮あふれる海」が表紙のようです。
本はRole & Roll Station Blogによると、1月29日(木)には店頭に並ぶようなので、近くのヤツは走れ!
去年エンターブレインから発売された『シャーロック・ホームズ・イレギュラーズ 〜未公表事件カタログ〜』をようやく入手。
こちとら小学生のとき『ホームズの冒険』という本(いわゆる「バスカヴィル家の犬」だった)で恐い犬の絵に怯えながらもハマり、中学〜高校時代は新潮文庫を全巻揃え、ベアリング=グールドの注釈版全集が欲しいのう、と考えながら日々を過ごしていたものです。意外と正統派? でしょ。しかしドイル先生の作品は正典60編しかないわけで、そんな人が東京図書『シャーロック・ホームズ雑学百科』を読んで偽典八編を知ったり、パロディ作品の存在を知ったりと、どんどん深みに落ちていこうと思えば、もう無限の世界が広がっていくのを覚えました。
思えば、こんなクトゥルフサイトを運営しているくせに、最初にオーガスト・ダーレスを知ったのは「ソーラー・ポンズ」シリーズだったりするのですよ。そいえば、アメコミのクロスオーバーを知る前に、ルブランの『ルパン対ホームズ』でそのワクワク加減を知ったのも、良い思い出。あ、でもクロスオーバーは東映まんがまつりの方が早いか。
この本は「イレギュラー」と題している通り、いわゆる正典を解説したものではないです。しかし、単なるパロディ作品を網羅しているわけではなく、本当のホームズ好きたちが積み上げたものをインタビューやら丁寧な解説で編み上げ、一枚のペルシャ絨毯のように仕上げたものです。
ただ、それだけではこのサイトで取り上げることはありません。この本で、なんと“クトゥルフ・バイ・ガスライト”が紹介されているのです。1890年代ヴィクトリア朝時代の背景世界を扱うサプリメントが日本でも好評をもって迎えられ、現在でもCoC好きにファンが多いのは、収録中篇シナリオ’ヨークシャーの怪事件’に、シャーロック・ホームズその人が出ているからに違いありません。その他ホームズファミリーやら周辺の人々やら…も能力値付きで記載され、自分のオリジナルシナリオに登場させることも可能! ああっ僕も露口茂の口調でホームズ演じたいっす。ビジュアルイメージは故ジェレミー・ブレッドでよしなに。
というわけで、詳しくは本書を見てもらうとして、他にも二見書房のゲームブック『シャーロック・ホームズ10の怪事件』(この本は全部解けなくて挫折したけど、付録の「タイムズ」誌は気合入りすぎ)やらホビージャパンのホームズゲームブックが紹介されていたり必見。あと『エンバーミング』の最近の展開やら、妙に最新事情にも詳しいのにはビックリですな。
それにしてもネーデルマン教授の出演作“蒼天のセレナリア”のライター、桜井光氏への最新作品“漆黒のシャルノス”へのインタビュー記事や、シャーロック・ホームズの絡むクトゥルフ神話アンソロジー『Shadows Over Baker Street』への言及など、神話関係の話題が多いなあ、と思ったら、編者が森瀬繚氏でした。大納得。
P.S.とある情報筋より。帯を外した表紙を見ると…詳細は画像をクリックして下され。
“L'Appel de CTHULHU”のデモ版(基本ルルブの抜粋)のpdfファイル(pdf直リンク注意)について、一時期ダウンロードできなかったのが復活した模様。落とせない人は、ここからリンク先を辿ってDLしてみて下さい。画面下部、ポスター画像のすぐ上の辺りです。
NHK昼のニュースを見ていたらたまたま流れていたので、メモ。私は24時間頭の中でクトゥルフがダンスしている(©ダ・カーポ)ので、「異界」とか、そういう単語には激しく反応してしまうのだ。
詳細はこちらで。以下、備忘録代わりに開催概要を引用。
私たち日本人は、かつてより、いくつかの条件がかなう所に、日常生活の世界とは異なる「異界」を感じとっていたようです。そして、そうした感覚は、様々な民俗事象として表れています。
たとえば、集落の境や辻には、中に悪いものが入ってこないように御札や大きなワラジなどを立てたり、家屋にも魔除けをしたりします。また、異界と感じられる所に向けて祈りをささげたり儀式をおこなったりします。さらには、河童や天狗など、具体的に異界にすむもの達を想定し、怖がったり、信仰したりもします。
このテーマ展は、日常生活の周辺で意識される異界を、栃木県内の事例を中心とした民俗事象を通して考えようとするものです。異界とは、いったい、どのような世界で、どこにあるのでしょう。なぜ、人々は異界を感じるようになったのでしょうか。
この展示をご覧になることで、異界について思いをめぐらせ、創り出した人々の心を読みとっていただけたらと思います。
CoCで日本ものに使えそうなネタがてんこ盛りで、行きたいなあ。開催日は2009年1月17日(土)〜4月5日(日)ということですが、栃木はちと遠いのう。カタログとか売ってたら欲しい。
“マンチキン・クトゥルフ”のイラストは、コミックアーティストでもあるジョン・コヴァリック先生なんですが、先生デザインのクトゥルフ人形が出ています。しかもここを見ると分かりますが、通常版の緑に加えて、ダークバージョンの黒が良い。なんとなくニャル様の顕現っぽいところがなごみます(デジタルゲームに例えると「わくわく7」のフェルナンデスにも似てるな)。ひたすらかわいいっす。ミニ犠牲者人形も二体付いてるのですが、売り切れなのは残念。
こちらを見ると、ちゃんとクトゥルフの解説をしてたり、コヴァリック先生について分かるので必見。ミニ犠牲者人形って計8体もあるのか…。
クトゥルフ人形の他にも、情報ソース先のサイトでは様々な魅力あるキッチュな造形物が多数あるので、是非見て欲しいです。
更新が滞ってしまい、すみません。
さて、情報ソース先にて、Co-Conのキーパー情報が全て出揃いました。立卓予定では特別ゲスト卓×3、一般卓×3、スタッフ卓×2(スタッフは初心者卓)。時代背景は、今回はいつにもましてバラエティに富んでいます。現代もの×3、“帝国”×1、“ガスライト”×1、幕末もの(邪神たちの黒船)×1、17世紀もの(クトゥルフと海賊)×1、“Cthulhu Invictus”(未訳)×1 というものです。詳細はキーパー情報をご覧下さい。時代物がプレイできるのは、CoCの醍醐味ですよね。
現在、プレイヤー参加はキャンセル待ちのみとなっている状況で、大変申し訳ございません。卓数が8と言うことで若干少なめですが、スタッフ人数の問題とプレイ環境が見えないため、大事をとった決断です。おそらく次回までこの規模でいく予定です。ご了承下さい。
僕は今回予備キーパーに回ります。出番が無ければ、専属スタッフとしてあれやこれやとセッション風景を覗かせて貰いますが、どうぞよろしくお願い致します。
なお、今回はキーパー情報を記載した小冊子に加えて、何か出せるかもしれません。お楽しみに。
ネットサーフィンしていたら、面白いものを見つけてしまった。
今年の11月に発売されたと思われる“Call of CTHULHU”のフランス語版、“L'Appel de CTHULHU”(以下、LdC)の最新バージョンについて。一応第六版ということになっていますが、英語版の翻訳そのままというわけではないようです。
発売元からデモ版(基本ルルブの抜粋)のpdfファイル(pdf直リンク注意)がDLできるのですが、眺めてみると色々と好き放題やっています。
デモ版には探索者の職業テンプレ、技能解説、キャラメイク、技能ロール、正気度ロール、魔術、冒険スタイル、クトゥルフ神話、神々、神話怪物、シナリオ、索引、キャラシートが一通り抜き出されて収録されています。
LdCの特色は、まずHPLもの、捜査もの、パルプものという三つの冒険スタイルが選べること。選んだスタイルに応じて獲得技能ポイントが変わります。例えばHPLものだとEDU*20、INT*10の技能を獲得できますが、捜査ものはEDU*30、INT*15となり、パルプものだとEDU*40、INT*20ものポイントを割り振りできます。
また、スタイルの解説として、オススメ職業やシナリオの特色、書籍、映画やTVシリーズなどの参考作品も盛り込まれています。
探索者の職業テンプレは、実写写真をあしらった凝ったものです。サンプル能力値もあり、パッと見分かりやすくなっています。能力値がなぜかAPPから書かれており、しかもアルファベット順ではないところに、こだわりがありそう。
キャラクターの作り方では、キャラシートが独自のレイアウト。正気度が下部にあったり、面白いけど慣れないと分かりにくいかも。また、全ての能力値の5倍値を書くようになってます。Chaoisumの最新BRPシステムがこれと同じなので、準拠しているのでしょうか。
技能解説は基本的な解説の他に、何%位あれば〜出来る、ということが書いてあるので、これも分かりやすい説明文です。ただ、基本%はどうやら0%みたいです(“クトゥルフ神話 TRPG”では原則、最低1%)。また、技能の並びがアルファベット順ではなくて、知識や運動などのカテゴリー別になっています。これも最新BRPシステムっぽいところです。
神々の解説では、ゲーム的な能力が正気度ポイントの喪失のみという思い切ったもの。まあこれはこれでアリでしょう。僕も神様の能力値をゲームで使ったことありません。イラストは淡い水彩調で渋い雰囲気。Mayfair版の“Chill”のイラストっぽいです…って、分かりにくい例えですみません。
神話怪物の方はイラストがラフっぽいタッチですが、ディティールは細かく書かれており雰囲気は良いです。こちらはちゃんとゲームデータも揃っています。
シナリオは、最初のページにシナリオスタイル、探索者の人数、プレイ時間の目安などがアイコンで視覚的に表現され、どんな冒険なのかが一目で分かるのが良いです。
LdCは、システム的にはBRPを意識しながらも、遊びやすさを重視して独自のスタイルを進化させているな、という印象でした。また、レイアウトやアートが「とにかくスタイリッシュ」だなあ、と感じました。ドイツ語版はカバラ的な、魔道書の雰囲気を漂わせたレイアウトなのですが、フランス語版は芸術肌でオサレな感じがします。これは基本ルルブや、キーパーズスクリーンや20年代資料集、発売予定の“Les Secrets de New York”(“Secrets of New York”の翻訳)などの他サプリの表紙を見ればすぐ分かると思います。
フランス語版のCoCは日本と同様、昔から翻訳されており、加えて向こうではPagan Publishing社の作品なども訳されています。特に去年年末からの最近の出版ラッシュは見るべきものがあるので、ドイツ同様注目しています。
新年あけましておめでとうございます。
本年も、出来得る範囲で更新していく方針ですので、よろしくお願い申し上げます。
今年の干支は、丑ですねえ。丑と言えば写真の通り“マレモン”にて、それらしき神話的存在が日本語で紹介されたけど、これドイツのシナリオ集だからどんな風に出てくるのか謎。誰か教えて。
その他、丑的怪物が出てくるシナリオと言えば“七つの怪談”。‘牛の首(Bull's Head)’というシナリオは、あの怪談「牛の首」をモチーフにしていて結構好き。あとは『Worlds of Cthulhu』誌の英語版創刊号に’The Secret of Knossos’という1920年代シナリオがありまして。これはギリシャのクレタ島に行って…という、なんとなく何が出てくるか想像できてしまうシナリオ。巻末に簡単なギリシャ語講座もあって、エキゾチック気分満点です。
それはともかく、今年のお願いは色々あるけど、CoC普及のため、クトゥルフオンリー・コンのスタッフやキーパーさんが増えますように! あと、来年の日本語版CoCの何かが発売決定されますように!
RWS的には、何かニュース記事以外のものをupさせていきたいです(去年よりハードル下げた)。あ、ドリームランドのキャラシートは日本語版発売されたら必ず掲載しますので、それは除きます。
いつも本サイトを訪問して下さる全ての方に感謝を込めて。