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【ゆうゆうLife】デイサービスに楽しめるプログラム
「おとなの学校」世田谷経堂校でも授業中、かつての自分の記憶を思い出し、認知機能の維持や改善を図る回想療法によって、認知症利用者の症状が改善する効果が見られている。80歳の認知症の男性は通所半年で認知症の評価スケールが良くなり、要介護度も3から2に改善。他の利用者でも以前に比べ、会話や活動が増えたなど良い事例が多数報告されている。
人によって好きなことは違う。デイサービスのプログラムが多様化すれば意欲が引き出される利用者が増える。そうすれば、介護が必要になっても生きがいがある生活につながる。
北海道余市町のデイサービスセンター「よいち銀座はくちょう」は、惜しまれつつ閉店したキャバレーを再生させたユニークなスタイル。
キャバレーだったときの施設設備を生かし、おやつの後はカラオケやダンスタイムも提供。自由な雰囲気を楽しんでもらおうと、夕食時には実費でお酒も提供する。
運営主体の社会福祉法人「よいち福祉会」(北海道余市町)の亀尾毅理事長(54)は「自由に過ごしてもらうことで生きる希望を見いだし、良い状態を保ってもらおうと、自由な雰囲気の中で団塊世代の男性も行きたくなるようなスタイルを目指した」と説明する。
デイサービスセンター管理者、四方妃佐子さん(54)は「うつむきがちだった認知症の男性の利用者さんの会話が増え、よく笑うようになった。それが一番の効果」と話していた。
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