小説

第十五話後編

仮面ライダーサイクロンの奮闘で偽ライダーヒートを撃破するしかし、闘いはまだ続いて居る

第十五話永遠の平和?/Nの真因後編

場所 空中の岩のコロシアム

ダブルライダー&ライダー軍団&???side

ジョーカーはルナの攻撃を左側で受け切るがそれ以外の場所は防御出来ずに猛攻を受ける
更に先程ライダーチョップを出した右腕は奴の腹部に抑えられ抜き取る事は出来ず更にジョーカーの腕を締め付ける、奴には打撃と斬撃と攻撃方法はまるで通用しない…そして、ジョーカーは既にグロッキー状態に陥って居た

ジョーカー
『くぅ!卑怯な手を使いやがって!』

何とか堪えるがルナの猛攻は続き意識が朦朧となり最後のパンチがジョーカーの頭上を捕えた

ルナ
『これでお終いだ!!!』

そして、その拳が振り下ろされた…しかし

???
「ストラグルバインド!」

突然誰かの声が響き渡りルナの身体に無数の蒼の光のチェーンが体を捕縛した

ルナ
『な、何だ!?バインド?』

そして更に上空から何かが飛来した

???
「スティンガーブレイド・エクスキューションシフト!」

無数の蒼い光の刃が突如現れしかし真正面のジョーカーだけを避けルナだけを狙い体中に無数の穴が開いたその衝撃で腕を縛る感覚が消え直ぐに後ろに下がり真上を見上げ…安堵の表情を浮かべた

ジョーカー
『ふ〜う、助かった…にしても、もうちょい優しい助け方出来なかったのかよ?それと遅刻だぜクロノ!』

クロノ
「すまい少し調整の時間が掛かってな、それは贅沢を言うなまさか君ほどの男が苦戦するとは…少し効いたと思うのは甘い考えだった見たいだな?」

ルナは穴だらけになった体を塞ぎ体を伸び縮させ二人を睨む

ルナ
『ん?お前もライダーの協力者か?アレ?ヒートやられちゃった?まぁ良いや、さぁ、一緒に遊ぼうよ?』

また手足を伸ばし二人に襲い掛かり二人は散開する

クロノ
「先エイミィの報告で聞いて居る奴は、打撃と斬撃は通用はまるで通用しない…下手に闘えば君の二の前だな…」

ジョーカー
『ああ、その通りだ…でも、お前が何も考え無しで此処に来ないだろ?何か策が有るんだろ?その為の切り札を持ってるんだろ?』

クロノはその手に持ってるカードを握り締める

クロノ
「なら、一緒に闘うぞ?そう言えば君と組んで闘うのは初めてだな…」

ジョーカー
『そう言えばそうだな…んじゃアースラの切り札さんのお手前に期待してるぜ?』

お互いアイコンタクトを交わしクロノは上空からそしてジョーカーは地上から攻撃を仕掛けた

ルナ
『僕に攻撃が通じない事をお忘れなく!』

ジョーカーを狙い右腕を伸ばし迫って来た、クロノはジョーカーの援護に入る

クロノ
「スティンガースナイプ!」

蒼の魔力弾で牽制しルナの攻撃を妨害し更にジョーカーは魔方陣を展開し別の場所に飛びそれを追いかける為更に腕を伸ばしまた別の個所に魔方陣を展開し更にまた別の場所に飛び腕が更に伸びルナの周りを一周する形になりそして一気にルナに近づき拳を握り攻撃に入る

ルナ
『だから、無駄だって言ってるだろ!』

しかしその時上空に控えて居たクロノが動いた

クロノ
「スティンガーレイ!」

ジョーカーの右頬ギリギリの所に放ち一瞬ルナの意識を逸らした、そしてジョーカーは突如転がりそして目の前のルナ自身の右腕が迫って来た

ルナ
『そんな、幼稚な手に引っかかると思うのか?』

迫って来る腕のスピードを抑え込むがしかし

ジョーカー
『バーカ!』

一気にルナの右手を引っ張りその勢いで周りの腕が一気に捩じり込む様にルナの身体を締め付け更に解かれない様に伸びきった右腕をしっかり縛った

ジョーカー
『俺達の攻撃が効かなくても自分自身は苦手ってな…クロノ!アイツは俺が抑えるささっと頼むぜ!』

そしてジョーカーはルナの顔面に飛び膝蹴りを食らわせ注意を逸らした
上空のクロノがS2Uを仕舞い込み、カード化し別の白いカードを握り締める

クロノ
「父さん、力を貸して!」

そしてカード化されたそれを解き真新しいデバイスがクロノの手元に置かれた、それは今は亡き父クライド・ハオウランの愛機【デュランダル】で有る

クロノ
「デュランダル!君の初陣だ頼むぞ!」

デュランダルを握り締めそれに応える様に意思を示す

デュランダル
『OK!ボス!』

そしてクロノの足元に魔方陣が展開され詠唱を口にした

クロノ
「悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ 凍てつけ!」

そして真下に居るルナに目掛けて一気にデュランダルを振り下しジョーカーは何時もの様に魔方陣を展開しその場を即座に離れた

クロノ
「エターナルコフィン!」

ルナ
『え?ちょ、ちょっとコレなんだよ!?』

突如ルナの身体を中心に氷結化が始まった
このエターナルコフィンは、本来の使い方とは異なる方法で出した…これの本来の目的は、闇の書の防衛プログラムを封じる為に作られたシステムで有るがしかし今は場合が場合で有る
更にコレは対象物固定と発動のタイミングや莫大な魔力消費と言うリスクを持って居るしかし今回は対象物が小さくジョーカーが時間を稼いだお蔭で最小の魔力で最良の功績を得た


ジョーカー
『成る程、アイツの身体は軟体性だから固めた訳か…ったく即席のコンビで組んだのにやってくれるぜ』

やれやれと言う表情を浮かべクロノを見上げ更に自身の気合を高めた

クロノ
「翔!最後は君が決めろ!」

そしてジョーカーの真後ろにクロノは自分の魔方陣展開しジョーカーは大きく空を舞い一回転し両足でクロノ魔方陣を一気に蹴ろうとした時、何か別の力が流れ込んだ

ジョーカー
『これは、クロノの魔力が俺に流れ込んで居るのか!…合えて言うなら合体魔法(ユニゾン・レイド)って所か、決めるぜ!これが俺達の!!!』

そして一気に魔方陣を蹴りJOKERメモリをMAXIMUMスロットに差し込む
『JOKER・MAXIMUM・DRIVE』
ジョーカーは右足を突き出し蒼の光が一転に集まり右足の先が氷結化し一点に集中して撃ち込んだ

ジョーカー
『ターン・オーバー・アイスピック・ライダアァァァキィィィィック!!!!』

そしてその蹴りは、ルナの胸を貫き刺さり左足で奴の身体を蹴り、後ろに着地し睨みを利かせ同じくクロノも降り未だに警戒を解かない…しかし既にルナは虫の息で有った

ルナ
『あ…あぁぁぁ、僕が…こんな所で…』

しかし突如黒い魔方陣が現れ大きな鎌を携えて現れたの仮面の複眼が左右が真反対の偽ライダー軍団のリーダーで有る奴が赴いた

サイト
『ルナ…随分と派手にやられたな?大丈夫か?』

ルナ
『さ、サイト…た、助けて!』

助けを求め、まだ冷凍しきってない左腕を伸ばすが

サイト
『そうか…でも、ゴメン入らないや!』

ルナ
『え?』

それは、余りにも一瞬だった…サイトはただルナの横を歩いただけだった…しかし良く見るとサイトの鎌に赤い液体がびっしりと付着して居た事に気付いた…そしてルナは綺麗に真っ二つになり爆散した…ジョーカーとクロノは、ただ茫然とその光景を眺めるだけだった…数秒後我に返った

クロノ
「アイツ、自分の仲間を…」

ジョーカー
『こ、殺しやがった…オイ!いくら敵でも目覚めが悪い事をしやがって!何様だよ?お前!』

怒りを込み上げ今にも殴りかかりそうな勢いを抑えサイトを睨んだ

サイト
『ん?何怒ってるの?やれやれだ…別に使えないから捨てたんだよ…俺以外全員倒された…いや、正直嬉しい誤算っと言うのはこの事だな…クックックック…』

ジョーカー
『どう言う事だ?お前の狙いは何だ?』

サイト
『ああ、俺の狙いね…そうだな、俺はお前を倒す為に生まれたクローンだ…でも、ミュージアムは勝つ為に複製のクローンを作り出した…正直ウザいぜ?自分と同じ顔はな…しかも想定して事態と別の事になった…俺は、お前を倒す誰でも無い!俺になるんだよ!』

ジョーカー
『な、何だって!?じゃあ、お前は自分の個人を証明する為に自らのクローンを消したと言うのか?』

サイト
『ああ、そうだな…そして後一人だ…後一人で俺は、俺を得る事が出来る!にしても俺達の元の計画となった【プロジェクトF.A.T.E】だったけ?その発案者のプレシア・テスタロッサは馬鹿だよな?』

ジョーカー
『オイ!それは、どう言う事だ?』

サイト
『だってよ、自分の死んだ娘を生き返らせる為に始めた行為だろ?でも、あえなく失敗してそのプランが俺達に利用されて…俺達と言う化け物と言う兵器を生み出す結果となった…それと、お前の所のガキも…【ば・け・も・の】だったな…さてと…そろそろ始めようぜ?その前に消えろよ雑魚が!!!』

サイトは、大鎌を振り上げ刃の斬撃波がクロノを襲った

クロノ
「しまっ!?」

一瞬目を閉じた…しかし一向に痛みが襲って来ない…恐る恐ると目を開けて見ると両腕をクロスしその斬撃波からクロノを身を挺して守るがしかし左右の腕から先程受けた斬撃の後が残り血が滲み出て来る

クロノ
「しょ、翔!?すまない僕が油断した…」

ジョーカー
『気にするなよ!クロノ!お前にはまだやるべき事が残ってるハズだぜ?此処は俺に任せろ!それと先のコンビネーションだったが…悪く無かったな…今度さ練習でもしないか?』

クロノ
「ああ、正直言って悪くは無かった…機会が出来たら着きやってやるさ、此処は任せた彼女達の事も心配だしな…頼むぞ?」

クロノは、この場を立ち去りジョーカーとサイトだけが残りお互い睨み合いジリジリと足を横に動き一気にお互い間合いを詰めた

ジョーカー&サイト
『ハアァァァァ!!!/キエェェェェェ!!!』

先ずジョーカーの右ストレートがサイトのボディに直撃した、しかしサイトも負けずに鎌を振るいその勢いでジョーカーの左肩のアーマーが切り裂かれ再び間合いを開く両者

サイト
『クックックックックックック…こりゃ予想以上だな…まぁでも勝つのは俺だ!俺が勝ったらお前の緑の奴も殺して他の奴らは入らないし…それと、あのフェイトってガキは結構可愛いし…洗脳して俺に右手にするのも悪くないし、それに死神ぽいしさ…丁度良いんじゃないのか?安心な俺が良い様に扱ってやるからよ!だから消えとけや!』

そしてサイトの黒い大鎌の刃がジョーカーの命を奪おうとする…しかし【ガキィーン】と鈍い金属音が鳴った
右腕の手甲を滑らせながら鎌の直撃攻撃を回避するが

サイト
『先ずは手首から貰った!!!』

一気にジョーカーの右手を切り落とそうとするが【ガッシ】と鎌の先端を掴み微動だにその鎌は動かない

サイト
『な、なにぃ!?何だこりゃ俺の力が負ける訳ねぇよ!離せコラ!』

サイトは、そのまま左足でジョーカーの腰を狙うがジョーカーはそれに対し左肘と左膝でサイトの足をブロックし更に【ボキ】と鈍い音が走った

サイト
『が、ガアアアア!!!この野郎俺の足を潰しに掛かりやがった!?』

サイトは堪らず足を下げるが折れた所為でバランスを取れず不安定になりその時ジョーカーはサイトの鎌を離し後ろに後退した

サイト
『流石オリジナルだな…良いね!それこそ狩り甲斐が有るってモンだぜ!』

サイトはジョーカーと同じ魔方陣を複数転嫁しそして魔方陣を蹴りまた別の場所を蹴り動きを俊敏化させ何度も鎌を振るいジョーカーに無数の切り傷を刻む

サイト
『それそら、どうだ!俺の方が早いだろ!まだまだ!!!』

何度も何度も何度も鎌の切り傷が刻まれ最後に首を切り落とそうとする

サイト
『そら、消えろ!!!』

サイトの鎌がジョーカーの命を刈り取ろうとした時

ジョーカー
『せいっ!!!』

ジョーカーはそのまま右回転し鎌の先の先端部分目掛けて後ろ回し蹴りを決め、そのまま踵落としの要領で一気に鎌を地面に突き刺した、そしてそのままの勢いよくサイトのボディー目掛けて飛び膝蹴りを決め一気に蹴り上げサイトは、空を舞った

サイト
『な、何だと!?』

ジョーカー
『先から好き勝手な事を言いやがって…ざけんなよ!』

そしてサイトに目掛けて右ストレートが頬に決まり連打で拳のラッシュが始まる

サイト
『が!う!ぐ!ぬぅ!』

ジョーカー
『良いか良く聞けよ!あの子はな誰よりも闘いなんて似合わない子だ!あの子は誰よりも想いやりが有って!誰かを傷付ける事に心を痛めて!本当は、争いごとは俺よりも大っ嫌いで!それにスッゲー恥ずかしがり屋で!でも、笑うと凄く可愛い笑顔が出来て!それに死神だと!?どの面を下げて言ってんだよ!それと…言ってくれたのさッ!』

拳のラッシュを終えサイトは既に慢心相違で地面に突き刺さった鎌を抜き取り自身のメモリを差し込んだ
鎌の先端のMAXIMUMスロットに差し込んだ
『SITE・MAXIMUM・DRIVE』
そしてそれに応える様にジョーカーも同じくスロットにJOKERメモリを差し込んだ
『JOKER・MAXIMUM・DRIVE』
サイトの大鎌【サイト・スライサー】の刃が紅く輝きジョーカーは両腕を握り締青紫の輝きが増して来た
そして同時に両者は動いた

ジョーカー&サイト
『ライダァァァァァパァァァンチィィィィ!!!/サイトスラシャァァァァァ!!!』

激しくぶつかる紅(かま)と青紫(こぶし)二人を中心に周りの岩山はその衝撃で次々と砕かれお互い一進一退で一歩も退きはしなかった…しかし、ジョーカーの右腕に亀裂が走った

サイト
『俺は、俺になるんだ!』

ジョーカー
『うるっせぇ!そんなの知った事か!!!』

ジョーカーの拳は蓄えた魔力のリミッターの量を超え亀裂が広がるそれでも力を有りっ丈込めそしてサイトの鎌の刃を打ち砕きそのままサイトの顔面に拳を叩き込んだ正確に言えば左右真反対複眼の中心部分に直撃し奴の両目を潰した

サイト
『あ、あああ…何故、何故だ…な、ぜ?』

サイトはジョーカーを探す様に手探りで探すがその足はガタガタと振るえジョーカーは後ろを振り向き最後の言葉を口にした

ジョーカー
『それと、言い忘れていたがあの子は俺やフィリップにこう言ったのさ【正義の味方】ってな…あの子の言葉に嘘なんて付けない…それとテメェの鎌とフェイトの相棒が100万回打ち合っても勝てしないぜ!!!』

そしてサイトは真正面に倒れ込み爆散した…そして丁度ハードボイルダーに乗って居たサイクロンが駆けつけて来た

サイクロン
『どうやら、援護の必要が無かったみたいだね?にしてもボロボロだね?』

サイクロンは思わず翔の傷だらけの姿を見て苦笑するが

ジョーカー
『って、そう言うお前も真っ黒だぜ?やれやれこれじゃ飛んだ三枚目だな…それと行けるか?フィリップ?』

サイクロン
『愚問だね?僕を誰だと思ってる?それに大分時間を食った、彼等が心配だ行こう!』

二人は、それぞれのマシンを走らせ光のロードを作り一気に上空に駆け上がった

ダブルライダー&ライダー軍団&クロノsideEnd

場所 特殊結界/空中

ダブルライダー&フェイト&なのは&ユーノ&アルフ&はやて&守護騎士&クロノside

ライダー同士の闘いを終え、なのはやフェイトを始めとするメンバー全員結界から出て来た

アルフ
「ふ〜う、やっと出られた」

ユーノ
「一時はどうなるかと思ったけど何とかなったね?」

ヴィータ
「あの黒と緑の奴ってスッゲーな、ん?誰か来るぞ?」

なのは
「あ、クロノ君!」

クロノ
「皆遅れてすまない…それと、改めて初めましてだ…僕は、時空管理局アースラ所属のクロノ・ハラオウン執務官だ、早速で悪いが君が現・夜天の書の主八神はやてだね?」

はやて
「あ、はぃ!そうですけど?」

クロノ
「皆も知っての事だがミュージアムの幹部ナスカが何らかの方法で闇の書の防衛プログラムと融合を開始し奴は完全にリンクするまで時間はそう残ってない…そして折り入って君に頼みたい僕等アースラのメンバーだけじゃアレを倒す事は出来ない…一緒に強力てくれるか?」

はやて
「うん!ええですよ!元々私らの所為でも有りますから、リィンフォース!一緒に頑張るで皆も!」

はやての肩に止まるリィンフォースと守護騎士一同が頷き

守護騎士一同
「『我等は、主の真の命のままに』」

一致団結し心身共に気持ちが引き締まって北…そして、下からマシンのエンジン音が響き渉った

フェイト
「ん?あ、来たよ!二人が!」

そして彼等の前に光の二本のロードが現れ緑と黒の仮面の戦士が遅れてやって来た

サイクロン
『やぁ、皆久しぶりだね?それと八神はやてと守護騎士のメンバー諸君は初めまして!僕の名はフィリップそしてこの姿の名は仮面ライダーサイクロン!またの名を疾風のライダー2号だ!』

ジョーカー
『皆無事で良かったな!おっと、改めて名乗らせて貰うぜ!俺の名は仮面ライダージョーカーそして切り札のライダー1号だ!所でさフィリップ?何でお前変身出来てるんだ?だってコアが無いだろ?』

サイクロン
『ああ、それはねこのロストドライバーを作る時疑似リンカーコアを作ったのさ!』

ジョーカー
『え?今お前…疑似リンカーコアだって?それを体内に埋め込んだのか?』

サイクロン
『うん、高町なのやフェイトを参考にして作ったんだ!まだテスト段階でAAA+って所かな?』

翔は仮面の中で唖然な表情を浮かべ相棒の天才ぶりを見て開いた口が閉じなかった

クロノ
「少し良いか?話を脱線したくないのだが?」

ジョーカー
『あ、ワリィワリィ…で、融合したアイツが何だって?』

クロノ
「ああ、コレは奴が融合する前に立てたプランが2つ有った一つ目は極めて強力な氷結魔法で完全停止させる事だった…しかし奴が融合し始めてそれで止められるか不明だ…そして2つ目は、衛星軌道上に待機してるアースラに積まれた魔導砲【アルカンシュ】で消滅させる事…それ以外の方法で奴をどう止める?」

全員難しい表情を浮かべサイクロンは挙手して答えた

サイクロン
『アルカンシュの方法だがそれは、難しいね?それに第一地上に放ったら日本列島の地図を1から書き直しでめんどいよ?』

なのは
「え?そんなにすごいの?」

ジョーカー
『ああ、その威力でやったら何千…いや、何万と言う命が危険になる…あの山の向こうで見てる義之達も巻沿いになる!』

フェイト
「そ、そんなの絶対にダメ!」

ヴィータ
「あったりめーだ!はやての家だって無くなるか絶対無だ!」

必死で抗議しクロノも苦しい表情を浮かべながら策を練るが

クロノ
「分かってる…だが、勝って…被害を出さない方法が有るのか?」

未だに打開策も練られずアルフがふんぞりがえり叫んだ

アルフ
「だーあ!アタシはチマチマ考えるのが苦手なんだよ!ドーカっとアイツをぶっ倒せないのかい?」

クロノ
「そうは、言うが手がまるでないんだぞ?奴はコアとの融合を始めて居る以上は…」

ジョーカー
『要するに…融合したアイツを何とかすりゃ良いんだろ?だったらみんなの力を合わせて奴を倒す!』

クロノ
「でも、どうやって?」

サイクロン
『僕が代わりに答えよう…先ず奴の防壁を突破し僕等は奴のナスカ本体とコアを分離させる!その間君達は奴が再生するのを少しでも良いから抑えてくれ…そして此処からが重要だ僕等のMAXIMUMでナスカと核となるコアを分離させた後…転送魔法が得意なメンバー全員で軌道上のアースラでコアを一気にアルカンシュで消滅させる…ってのがベストな手段だね?』

その作戦を聞き一同は悩んだ…本当にその作戦で上手く行くのか…そしてジョーカーは…いや翔は何時もの様に顔を俯いてるフェイトの頭にポンポンと手を置き撫で回す

フェイト
「あ…おにぃちゃん…」

ジョーカー
『心配すんなって!大丈夫だ!俺達【仮面ライダー】を信じてくれよ…それにお前に届けるモノが有るのに届けられなかったらカッコ悪いぜ…俺がな…さてと…そろそろ「あ、ちょっと待って」…ん?はやてちゃん?』

はやて
「翔兄やフィリップさんやなのはちゃん、フェイトちゃん少しええかな?シャマル!」

シャマル
「はい!皆さんの治療ですね?クラールヴィント本領発揮よ!」

シャマルは指輪型のデバイスを掲げ足元にベルカの魔方陣展開し詠唱を口にする

シャマル
「静かなる風よ!癒しの恵みを運んで!」

その時シャマルの翠の光包まれ傷だらけの身体がの傷が癒え更にBJまで修復された…そして同時にジョーカーとサイクロンも傷が癒え魔力が回復し傷だらけの装甲が修復された

なのは
「元通りなの!」

フェイト
「凄い!凄いですね!」

シャマル
「ふふふ、どういたしまして…でも、其方のお二人は?」

ジョーカー
『俺達は少し特殊なんですよ…そろそろ来るぞ!』

そして巨大な黒い眉がひび割れその中に居たのは黒い炎を燃やし巨大な怪鳥が出現した

サイクロン
『アレは…ナスカの地上絵をモチーフにしてるのか、大方奴は神様気取りって事か』

ジョーカー
『悪趣味程が有るぜ…必ず奴の野望を打ち砕く!』

サイクロン
『僕等の世界を守って見せる!』


そして…その怪鳥の全貌が明らかになる…120メートルを超す巨体合えて言うならその呼び名は【ナスカ・ヴィラコチャラスカ】と呼ぼう…そしてその巨大な怪鳥の頭に奴は下半身を埋もれ意識を覚醒させる

ナスカ
『ふふふふ…コレだ私の計画がようやく始まる…いや、我と言うべきか…なぁ仮面ライダー達よお前達なら分かるはずだ?我と同じ力を持つお前達なら、世界は全て絶妙なるバランスによって成り立っていた…世界に生きる者は皆等しく他者に与える事で生き、他者に与える事で死ぬ…この定めからは誰も逃れられる事は出来ない…ならば我は、それを解放する使者になる』

ジョーカー
『何?使者だと!?』

ナスカ
『そうだ…何者も死なず生が有る世界…それがお前達の目指すモノの究極の形で有ろう?さぁ我と共に来るが良い仮面ライダー達よ!さぁ我と共に行こう!同胞達よ!もう闘いに疲れて居るのだろ?それに人は何時か死ぬのだ【人は今しか生きられない】のだから…』

それは人として何時かは、有るべきにして究極の形なのかもしれない…しかし…彼等は拳を怒りが込み上げて来た、そしてハッキリと答えが出た

サイクロン
『どうやら、防衛プログラムを得て天狗になったって所か…やれやれ昔の僕を見てるみたいだ…翔!君に任せる!』

ジョーカー
『ああ、悪いなナスカ…俺は…いいや【俺達】はなぁ!そんな不自由な命と力を持った覚えはねぇよ!この力は確かにお前達のミュージアムの力だ!やり方一つ変えればそう言う考えも浮かぶさ…だからよ!この力でキサマの歪んだ望みを叩き潰す為に使わせて貰うぜ!!!!』

ナスカ
『愚かな…ならば後悔するが良い!』

そして辺り一面黒い炎に包まれた…そして無数のドーパント達が現れた…そして彼等の答えは既に決まった

果たして彼等は勝てるのだろうか?その答えはまだ分からない…続く

次回:魔導師探偵W/魔法少女リリカルなのはA's

遂に始まった闇の書事件の最後の闘いナスカは防衛プログラムを得てその力を使い過去に倒された自身の記憶を使って過去の亡霊のドーパント軍団が現れた…更に最悪な事に

ターブ
『あら、楽しそうね?混ぜて貰って良いかしら?』


クレイドール
『どうも、初めまして仮面ライダーの坊やたっぷり遊んで上げるわ!』

スミロドン
『フウゥゥゥゥ!!!』

ナスカ以外のミュージアム幹部が全員集合した…そして

ナスカ
『我の計画の為にも…貰うぞ!』

フェイト
「い、いやあぁぁぁぁ!!!」

ジョーカー
『フェイト!!!』

突如捕えられたフェイト…一体何を狙ってるのか?

そして…仮面ライダー達は遂に敗北してしまうのか



「こ、こんな形で終わるのか?何もかも守れないままで…ふぃ、フィリップ」

フィリップ
「僕等はまだ生きて居る…翔…」

彼等は互いの身体を支え合い立ち上がる…そして

第十六話『決戦のT(たたかい)/立ち上がれ疾風と切り札を纏う者達』これで決まりだ!
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プロフィール

血液型
血液型はB型
自己紹介
どうも、ピクシブから移転した二人で一人の探偵です。以後宜しくお願いします!
趣味
漫画・アニメ・ゲーム・特撮
特技
特に無い
職業
食品関係
小説について
俺の小説が【これは苦手、これは嫌だ】と言う方は回れ右をしてください。
苦手だと言う方はご遠慮します!

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