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【大リーグ】

球場名売却でダルビッシュ資金!? 長期大型へ契約見直し?

2014年2月7日 紙面から

 “ダル資金”確保!! レンジャーズが本拠地球場レンジャーズボールパークのネーミングライツ(命名権)を保険会社「グローブライフ&アクシデント・インシュアランス(GLI)」に売却した。5日(日本時間6日)に米複数メディアが報じた。新球場名は「グローブライフパーク」。10年契約で、金額は公表されなかったが、総額2億ドル(約202億円)前後と見込まれる。ヤンキースと田中将大投手(25)が大型契約を結んだことで、レ軍とダルビッシュ有投手(27)間の契約見直し、延長が注目される中、今回の“臨時収入”は交渉締結に向けて明るい材料となりそうだ。

 今後もダルビッシュがレンジャーズのユニホームに袖を通すため、願ってもない“追い風”が吹いた。レンジャーズは本拠地球場のネーミングライツを、地元テキサス州のマッキニー市にある保険会社に売却。新球場名は「グローブライフパーク」に決定した。

 10年契約で、金額は公表されなかったが、球団関係者によれば「大リーグ球場のネーミングライツでも史上最高額の一つ」だという。現時点での最高額は、メッツ本拠地シティフィールドの年間2000万ドル(約20億2000万円)。これと同程度だとすれば、10年で計2億ドルになる計算だ。レ軍のデービス共同オーナーは「長期間にわたって維持できるキャッシュフローを得たことで、チームの長期的な競争力を得た。これで、より良い選択ができる」と話した。

 同オーナーの頭にあったのは、ダルビッシュかもしれない。右腕は契約があと4年残るが、今後の成績次第で3年後にはFAになれる。米一部メディアでは「田中将大はメジャーで1球も投げていないのに、7年総額1億5500万ドル(約156億5500万円)の契約は高すぎる。あのダルビッシュでさえ、昨季年俸は950万ドルだ」と報じられた。米大手データサイト「ファングラフス」が算出した昨季のダルビッシュの適正年俸は2500万ドル。年俸の2・6倍の働きをした計算になり、コストパフォーマンスからも、ダルビッシュと早々に延長契約を結ぶべきだとの機運が高まっていた。

 レ軍のダニエルズGMも、1月のファン感謝祭で「しかるべきタイミングで、ダルビッシュとの延長契約を交渉する」と話し、“球団の至宝”を残留させるべく全力を尽くす姿勢だ。AP電によれば、長年レ軍ファンのニューゲントさんは「新球場の名前はダサいが、そのお金を先発投手に投資してくれればうれしいね」と話した。

 もしダルビッシュと延長契約を結ぶならば、6年総額1億5000万ドル前後との予想もあり、ネーミングライツの2億ドルは、レ軍にとって何ともありがたい“臨時ボーナス”となったはずだ。

 

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