9条改正の必要性を示すときのポイント
テーマ:ブログ
2013-05-05 13:18:43
今日は子どもの日です。
本ブログも無理矢理子どもの日を関連付けまして、日高教が行った高校生への憲法意識調査の結果を分析したいと思います。
日高教とはいかなる組織なのか?から参りましょう。
http://www.nikkokyo.org/
全日本教職員組合にも加盟しているとあります。
全日本教職員組合は共産党系ですので、日高教もそうなのでしょう。
じゃあ何を目的にしている組織か
http://www.nikkokyo.org/about/
こちらにあります。
希望が語れる社会の実現を目指してとありますね。
また、運動のところをご覧ください。
日高教は労働組合を唄っています。
労働組合というのは労働組合法で以下のように定められています。
第二条 この法律で「労働組合」とは、労働者が主体となつて自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体又はその連合団体をいう。
但し、左の各号の一に該当するものは、この限りでない。
最後の一文が重要です。
そして第二条四号に以下のようにあります。
四 主として政治運動又は社会運動を目的とするもの
日高教の運動目的をサイトに書かれている通りに並べてみましょう。
1.高校生の就職保障
2.30人学級などの教育条件の改善
3.子どもの権利条約を生かす学校づくり
4.教職員の権利と勤務条件の改善
5.平和と民主主義を守る運度
6.平和教育の実践
なんとなんと、労働組合法に定められた労働組合の要件である労働条件の維持改善その他経済的地位の向上は4番目ですか…これで労働組合名乗っていいのでしょうか?
一応こちらもやっているので、四号の規定には抵触しないとはいえ…
怪しいなと思う労働組合を見たら、活動を調べてみてください。
労働組合としての活動をしていなければ、労働組合は名乗れません。
どんな組織か分かったところで本題のアンケートに参りましょう。
このアンケート、アンケートとは名乗れないレベルであることは以前お伝えしました。
http://s.ameblo.jp/grance-sbgx053/entry-11516492033.html
こちらにアンケート方法などをまとめたものが載っています。
http://www.nikkokyo.org/news/「2012年度高校生1万人憲法意識調査」のまとめ.pdf
今回使うところのみ貼り付けました。
今回このアンケートから、9条改正への誤解を探り、今後どう改正の必要性を訴えていくべきかを分析したいと思います。
まず、9条改正反対の理由を見てみましょう。
戦争への道を開く恐れがある、海外で武力行使をするおそれがあるを合わせると81.3%になります。
武力行使に対する拒否感が強いようです。
ではどうするか。
まずは戦争への道を開く恐れがあるへの対処法からいきます。
→9条が平和を守っているわけではないことを示しましょう。
日本国憲法なんて他国から見れば、ただの紙の束です。
攻めよう、侵略しようと思う国がただの紙の束を気にするでしょうか?
しかも9条により、攻撃開始時は反撃されません。何の犠牲もなく、攻撃できるのです。
ゲームで例えて説明してみてください。
マリオで言えば、何の障害物もない、ゴール目指して走るだけ、そんな状態です。
では9条を改正したらどうなるか。
攻撃したら、即座に反撃されます。
場合によっては攻撃する前に察知されて、先に攻撃されるかもしれない、そんな状態の方が敵は攻めようとは思わないでしょう。
マリオで言えば、通常の障害物がある状態です。
自衛隊が外国領土に攻撃を行うのは非常に困難です。爆撃機や巡航ミサイルを保有していないので。
そんな状態でこちらから戦争しようなんてことはできません。
国際法でも侵略戦争は禁じられています。
海外での武力行使に参りましょう。
→端的に言えば、これは国連加盟国の義務です。
するなという方が問題なのです。
国連憲章には加盟国に国連軍に兵力を提供すること、そして平和維持活動などに参加することを要求しています。
日本は国連憲章に署名し、国連に加盟していますからこれらの義務を負っています。
次は日本が平和であり続けた理由を見ていきます。
なんとなんと、日本国憲法があるからが最多。
バカも程々にしてくれと思います。
全国の高校生を代表し、このようなバカな高校生がいることを謝罪申し上げます。
なぜ平和な理由が憲法ではないか、それは先ほど申し上げました。
誰が他国の紙の束を気にするかというお話しです。
このへんの話しはまた掲載します。
2番目に多いのが、世界の国々と平和、信頼の関係が築かれていたからだそうです。
いやいや、ソ連をお忘れなんでしょうか?
冷戦期は西側と東側で対立し、日本もソ連による侵攻の危険がつねにありました。
日本は上陸を阻止できる程度の防衛力は整備していましたが、侵攻自体を辞めさせる力はありませんでした。
その役割を担っていたのがアメリカです。
万が一ソ連が日本に侵攻してきたら、アメリカも参戦し、ソ連に反撃することになっていました。
アメリカは当時世界一の戦力でした。
それが日本に侵攻したら、反撃してくる、そんなのに反撃されたくない、じゃあ日本への侵攻は辞めようとなっていたのです。
力の弱い金持ちがボディガードを雇っていたと言えば、改正反対派も分かるかと。
次に自衛隊が違憲か合憲かという質問です。
これは解釈がかなり高度な論理ですので、まあ難しいでしょう。
自衛隊の必要性を訴えるのがいいのではないでしょうか。
ざっとこんな感じです。
最後が雑になったことをお詫び申し上げます。
高校生である身からすると、分かりやすい、また想像しやすい比喩が大切なのかなと思います。
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