iMessage 設定と使い方
Last update 2013-10-23 23:39
iMessageとMMS、SMSの違い
iMessageとは、iPhoneやiPad、iPod touch同士でやり取りできるメールです。
auとSoftBankでは、携帯メールは緑色の「メッセージ(左の画像の緑のアイコンのアプリ)」というアプリで送受信するのですが、iMessageもこの「メッセージ」でやりとりが出来ます。
Wi-Fiでも送受信できるので、Wi-Fi専用のiPadやiPod touchでも使用できます。
設定にもよるのですが、基本的には相手がiPhoneであれば、携帯メールではなく優先的にiMessageで送られるようです。
DoCoMoは、携帯メール(@docomo.ne.jp)を「メール(左の画像のブルーのアイコンのアプリ)」で送受信するのでちょっとわかりづらいかも。
ドコモの場合は、「ショートメール(SMSのこと)」と「iMessage」は、緑色のアイコンの「メッセージ」というアプリで。
「spモードメール(MMSのこと)」は、ブルーのアイコンの「メール」というアプリで送受信します。(auとSoftBankは、SMSもMMSも「メッセージ」で受信する)
iMessageは、相手がドコモであろうが、auであろうが、SoftBankであろうがiPhone(もしくはiPadなど)を使用していれば、無料で送信することが出来ます。
iPadやiPod touchは、携帯メールやSMSが使えませんが、iMessageは使うことができるので、友達や同僚がみんなiPhoneを使っていれば、不自由なくメールが送れちゃいます。
このページでは、「iMessageとは?」「iMessageを使うには?」と言った基本的なことから、「iMessageじゃなくてSMSやMMSで送りたい」とか「iPhoneとiPadに同じiMessageが届くんだけれど?」とか「iMessageの仕組みは?」といった疑問にも答えていきたいと思います。
iMessageとは?
こちらがiMessageを使っている画面。
MMSやSMSとまったく同じですが、こちらの吹き出しの色がブルーなのが特徴。
iMessageを使用する条件として、相手もiPhoneの必用があるのですが、相手もiMessageをオンにしていないと送ることが出来ません。
普通のメールと違い、相手が入力中の場合、相手側の吹き出しに「・・・」という表示が現れます。
この場合、相手が入力中であることを意味しています。
また、MMSと同じで写メなども送ることができます。
さらに相手がiMessageを読んだ(というか画面に表示させたら)場合、こちら側に「開封済み」と表示されるのも特徴です。
- Wi-Fiでも送受信できる
- 相手もiPhoneやiPad、iPod touchである必要がある
- 無料
- 吹き出しの色が青
- 相手が入力中の場合、「・・・」が表示される
- 相手が読んだ場合、「開封済み」と表示される
- 写真や動画を送ることが出来る
どうやったら使える?
iMessageを使うには、「iCloud」にログインしている必要があります。
基本的にはiPhoneを使うときに「iCloud」を利用する設定にしてあると思うので、殆どの人がなにも設定をせずに使えると思いますが、実際に使えるかどうか確認してみましょう。
iMessageを使えるようにするには
①の「iMessage」がオンになっていることを確認して下さい。
②次に「SMSで送信」もオンにしておきます。これは、何かしらの原因でパケット通信が出来ない場合に、ショートメール(SMS)で送信する設定です。
以前、auがネットワークトラブルでメールが送信できなくなったことがありますが、そんな場合でもSMSは送れる場合があるので、オンにしておくといいでしょう。
最後に③の「送受信」というところをタップします。
デフォルトでiPhoneの電話番号になっていると思いますが、ここをタップします。
この画像のように「iMessageにApple IDを使用」という表示になっている場合、ここをタップして、iCloudにログインします。
(ここにApple ID用のメールアドレスが表示されている場合、すでにiMessageは使えるようになっています)
Apple ID用のパスワードを入力し、その下の「サインイン」をタップします。
で、ここがちょっと重要。多分、iCloudにログインすると、この画像のようにiPhoneの電話番号と他にも複数のメールアドレスが登録されているかと思います。
このまま全てチェックを入れてもいいのですが、もし、iPhoneを複数持っていたり(家族とか)、iPod touchやiPadを持っていて、そちらでもiMessageを使いたい場合は、いくつかチェックを外しておきます。というのも、別のiPhoneなどで同じメールアドレスや電話番号にチェックが入っていると、友だちから送られてきたメッセージが、それぞれにiMessageが届いてしまうためです。
また、携帯用のメールはiMessageではなくて携帯メールとして使いたい。なんて場合は、ここで携帯メールのチェックを外しておきます。
基本的にはiPhoneの電話番号がチェックされていればiMessageは使えます。
ここに表示される電話番号やメールアドレスは、Apple IDの管理で確認したり編集したりすることが出来ます。
実際に使ってみよう!
言葉で説明してもよくわからないかもしれないので、実際にiMessageを使ってみましょう。
「宛先」の部分に自分のiPhone(か、友達のiPhone)の電話番号を入力します。
「連絡先」から選択することも出来ます。その場合は、まるで囲まれたプラスのアイコンをタップします。
「連絡先」が表示されます。自分の連絡先かiPhoneを持っている相手をタップします。
メッセージ入力欄になにか書いて、右隣にある「送信」をタップします。
送り先を自分にした場合、このように送信したメッセージがそのまま届きます。
吹き出しの色が青で「配信済み」と表示されています。
iMessageが送れなかった場合
iMessageのアドレスは?
iMessageでは特定のメールアドレスはありません。そのため、こちらも相手もiPhoneであれば、(基本的には)iMessageで送られます。が、何らかの原因によりiMessageが送られないと、MMSやSMSが使われます。その時はこの画像のように「緑色の吹き出し」と「青色の吹き出し」が混ざった画面になります。
Wi-Fi版iPadやiPod touchでも使える?
SMSや携帯メールが使えないWi-Fi版のiPadやiPod touchでも、iMessageは使えます!
つまり、iPhoneやiPad同士であれば、iPadやiPod touchでも「メッセージ」が使えるんです。
MMSとは?
こちらはiPhoneで一般的に使われているMMS。いわゆる携帯メールです。ソフトバンクの場合は「 @softbank.ne.jp 」。auの場合は「 @ezweb.ne.jp 」でやり取りします。
MMSとは、マルチメディアメッセージングサービス (Multimedia Messaging Service)の略。
iPhoneでは携帯メールはiMessageと同じく、このように「メッセージ」アプリが使用され、吹き出し状でやり取りします。
iMessageと違い、吹き出しの色は緑になります。
iMessageと同じで写メも送信できますし、件名ももちろん送信できます。
モバイル通信を使用して送受信するので、3G回線に対応していないiPadやiPod touchでは使用できません。
そのため、パケット定額制に加入していないと、パケット代が掛かる可能性があります(まぁ、iPhoneにはパケット定額が必須なので、あまり関係ありませんが)。
そのかわり、ドコモやiPhone以外のスマホや携帯電話にも送信できます。またパソコンメールにも送信可能です。
使用するメールアドレスは、ソフトバンクは「 @softbank.ne.jp 」で、auは「 @ezweb.ne.jp 」になります。
SIMフリーのiPhoneを使用すれば、ドコモのSIMでもiPhoneが使用できますが、ドコモから販売されている携帯でないとSPモードが使用できないので、iPhoneでは「 @docomo.ne.jp 」のメールアドレスは使えないことになります。
- 吹き出しの色が緑
- 写メも送れる
- 相手がドコモやiPhone以外の携帯やスマホにも送信可能
- Wi-Fiでは送信できない
SMS
SMSは、電話番号同士でやりとりするショートメールのことで、70文字程度しか送ることとができませんが、相手のメールアドレスがわからなくても電話番号で送れるので、気軽にやりとりすることができます。
見た目はMMSと変わらず、吹き出しの色が緑です。
ただし、件名も写メも送信できません。
ソフトバンク同士やau同士であれば無料でやり取りできますが、違う携帯会社に送信する場合、3.15円がかかってしまいます(受信は無料)。
パケット定額制に加入していても料金が加算されるので、他社携帯宛へのSMSは注意が必要です。
ただ、あとで詳しく説明しますが、iPhoneではiMessageをiPhoneの電話番号に指定するので、相手がiPhoneを使用している場合、SMSではなくiMessageが優先的に使われます。
この場合、70文字の制限がなくなり、写メも件名も送れます。
- 電話番号宛てに送る
- 他キャリアの場合、送信にお金がかかる
- 吹き出しの色が緑
- 70文字以下
- 写メや件名は送れない
まとめると
ちょっとややこしいかもしれませんが、iPhoneでは「iMessage」も携帯メール(MMS)もショートメール(SMS)も、「メッセージ」というアプリが使用され、相手の宛先を電話番号にすればSMSが使われ、相手の宛先をメールアドレスに指定すれば、MMSが使われます。
ただし、相手もiPhoneやiPad、iPod touchを使用していれば、iMessageが使用されます。
使い分ける
メッセージアプリを使用して相手にメールを送信する時の画面。
ここで電話番号を指定すれば、SMSか相手がiPhoneであればiMessageで送信されます。
この時、メールアドレスを指定すれば、MMSか相手がiPhoneの場合iMessageで送信されます。
もちろんパソコンのメールアドレスにも送信できます。
ソフトバンクのiPhoneの場合、「 @softbank.ne.jp 」以外に「 @i.softbank.jp 」というメールアドレスももらえますが、この「 @i.softbank.jp 」はメッセージアプリでは使えません。
また、auの「 @ezweb.ne.jp 」は初期設定時、「メッセージ」を使うか「メール」を使うか選択することができます。
もし、「メール」アプリで送受信をする設定にした場合は、「メッセージ」アプリでは使えなくなります。
iMessageを使えるようにするには
iMessageは、基本的にデフォルトで使用できるようになっていると思いますが、使用できない場合は「設定」を開き「メッセージ」を開き、「iMessage」がオンになっているか確認してください。
「開封証明を送信」は、こちらがiMessageを表示させた時に、相手に「開封済み」と知らせるかどうか。
ここをオフにしておくと、相手には通知されません。
「SMSで送信」は、iPhoneでは基本的にiMessageは、iPhoneの電話番号を結びつけて送信されるのですが、Wi-Fiやモバイル通信を使用してやり取りされます。
が、何らかの理由でインターネットに接続できない場合、SMSで送信されます。
先日のauのネット障害のように、インターネットに接続できない場合には、SMSに切り替わって送信されます。(この場合、吹き出しの色が緑になります)
Wi-Fi専用のiPadやiPod touchの場合は、電話番号が使えないので登録したメールアドレスに送信されます。
iMessageを使うには、キーとなるiPhoneの電話番号か、メールアドレスを登録しておく必要があります。
デフォルトで電話ば号が登録されますが、それ以外にメールアドレスも指定できます。
一般的にiPhoneのメッセージアプリは、SMSかMMSしか指定できませんが、この設定で他のメールアドレスを指定すれば、Apple製端末同士であれば、他のメールアドレスでも「メッセージ」を使用して受信することができます。
Wi-Fi専用のiPadやiPod touchでも、メッセージアプリを使用したい場合は、ここを設定しておきます。
メール
iPhoneで、携帯メールを使用するにはもうひとつ「メール」というアプリがあります。
こちらで扱えるメールは、SoftBankの場合「 @i.softbank.jp 」というiPhone専用のメールアドレス(ソフトバンクは2種類のメールアドレスがもらえる)。
auの場合は、「メッセージ」アプリで受信するかこちらの「メール」アプリで受信するか設定しなければならないのですが、「メール」アプリで受信する設定にした場合、こちらのアプリで送受信します。
先程の「メッセージ」アプリの場合、吹き出しでチャット風に表示されていましたが、こちらのアプリでは携帯メールのように1件1件個別に表示され、なおかつメッセージではデコメには対応していませんでしたが、メールアプリではデコメも受信できます。
メッセージとメールの違い
アプリ | メッセージ | メール |
---|---|---|
アイコン | ||
使用出来る メールアドレス |
|
それ以外にパソコン用のメールやGmailなども受信できます |
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