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国際
【湯浅博の世界読解】「すべて日本が悪い」は神聖不可侵の命題なのか
2014.2.5 14:04
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米国を二分した南北戦争の時代、米国の俳優ジョン・ブースは熱烈な南部連合の支持者であった。そのブースが1865年4月、ワシントンのフォード劇場で、観劇中のリンカーン大統領を至近距離から銃撃した。まもなく大統領は息を引き取った。もしも隣国のカナダが傲慢な軍事大国で米国最大の貿易相手国であるとして、カナダ国内にリンカーンの暗殺者ブースの記念館を建てたら米国人はどう考えるだろう。
そんな仮説を、米国の有力研究所AEIの日本研究部長マイケル・オースリン氏が米誌ナショナル・レビュー(電子版)で提起した。彼は中国と韓国が初代韓国統監を務めた伊藤博文の暗殺犯、安重根の記念館を現場の中国黒竜江省ハルビン駅に開設したのは、米国の隣国に「ブース記念館」がつくられたようなものだと説いた。
「事件が起こって1世紀もたてば、国家はそれを記憶の彼(か)方(なた)に置こうとするものだが、東アジアはそうではない」とし、わけても韓国の執(しつ)拗(よう)さを嘆いている。軍事大国化する中国を前に、そんな過去のことを持ち出して意趣返しをしている場合なのかと、韓国を戒めている。
東工大名誉教授の芳賀綏氏は近著『日本人らしさの発見』の中で、ユーラシア突端にある韓国の特徴の一つは、そのしつこさであると指摘している。韓国で口(くち)喧(げん)嘩(か)といえば、ユーラシア型の「民族的執拗」の本領が発揮され、何時間でも臆することがない。
そんなしつこさを含め、オースリン氏は「古い歴史の古傷をどこまで掻(か)くつもりなのか」とあきれている。米国にも、カリフォルニア州グレンデール市の「慰安婦像」にぬかずくロイス下院外交委員長のように、集票を優先する政治家もいるのだが。
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