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いきなり大株主に浮上…謎のファンドに狙われた日本企業30社

楽天SocialNewsに投稿!
2013年11月21日 掲載
(C)日刊ゲンダイ
 経済評論家の杉村富生氏が言う。
「謎のファンドは、中国系の可能性が高い。ザ・バンク・オブ・ニューヨークと入れ替わるように、中国系ファンドの名が企業の大株主から消えているのです。日中関係の悪化を考慮し、欧米系を装う名前に変更したのでしょう」

 ちばぎん証券の安藤富士男顧問は別な見方をする。
「大株主から中国系ファンドが減っているのは確かです。今年3月末は174社でしたが、今月20日までの集計では9月末に34社と激減しています。ただ中国系ファンドは利益を確定させ、米国株にシフトしたと見るべきでしょう。謎のファンドとは関係ないと思います」

 だとしたら正体は? 投資顧問会社エフピーネット代表の松島修氏が言う。
「欧米系で長期保有を目的とする投資ファンドが日本株を買い漁っているという情報は流れていました。でも、正体は不明です」

 市場の臆測は絶えない。「ソニーを揺るがしたサード・ポイントのような物言う株主ではないか」「企業買収に絡んだ動きかもしれない」……。

 謎のファンドが保有株を一気に売り浴びせる恐れもある。そうなったら日本株は総崩れ。暴落の引き金となりかねない。

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