サンケイスポーツ2014年1月26日付け紙面【拡大】
福留がサンスポからの挑戦状を受け取った。2年連続クリアか、それともサンスポがリベンジするか-。再戦要求を快諾した男が真っ黒に日焼けした顔を引き締めた。
「何を考えてきてくれたの?」
昨季は「サヨナラ男」の公約をあっさり達成。負けられないサンスポはぐぐっとハードルをあげた。昨年けがで離脱を繰り返した福留の今季の目標は、シーズンフル稼働。
ズバリ「ライバル全球団制覇」だ。
前日5日にフリー打撃&居残り特打で計60発。一発の魅力は何ものにもかえがたい。まずは同一リーグのセ5球団から本塁打を放つことを提案した。
「それなら(達成の)可能性はあるんじゃないかな」と何度もうなずいた。もちろんこれで終わらない。さらに交流戦で対戦するパ6球団すべてから打点を挙げることを第2の条件とした。
「う~ん…。打席での状況にもよってかなり左右されるからねぇ」
厳しい!? でも…。
「ま、いっか。うん、わかった!」
交渉成立。ちなみに調べてみたら、中日時代の2005、06年に2年連続でこのお題をクリアしていた。虎でこの「お約束」を達成すれば、全盛期の力を取り戻したといえるだろう。