イルカ漁を批判的に描いた米映画「ザ・コーヴ」の舞台になり、反捕鯨団体との対立が続いている和歌山県太地町の公民館で2日、同町側と反捕鯨団体などとの初めての意見交換会が開かれた。海外メディアも多数集まり、小さな町に注目が集まる中、双方が主張を繰り返した。
交換会にはシー・シェパードなど反捕鯨3団体の代表らが参加。町側は三軒一高町長や漁協の幹部らが出席した。
シー・シェパード側はイルカ漁について「伝統と文化の重要性は理解しているが、長く続いているから正しいことだとは限らない」と主張し「イルカ漁がなくなるまで活動はやめない」と明言。
町側は「伝統的に鯨やイルカを持続可能な資源として活用してきたし、今後も活用する」と説明。「ザ・コーヴは差別、偏見に満ちており、血の海となるような手法も数年前からやっていない」と反論した。
ザ・コーヴ出演者のリック・オバリー氏も参加予定だったが「交換会を巡り自由な報道が侵害された」と出席拒否。映画の舞台となった入り江に移動、捕鯨反対の署名が寄せられた国々の名を並べた垂れ幕を掲げるパフォーマンスを展開した。
太地町は県の許可を受け、今年も9月から鯨とイルカの追い込み漁を実施している。交換会は警備上の理由から一般には非公開とされた。
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