【バレー】男子代表監督に南部正司氏「何が何でもリオ五輪」

バレーボール男子の日本代表監督就任が決まり、記者会見でポーズをとる南部正司氏

　日本バレーボール協会は６日、男子の日本代表監督にプレミアリーグ男子のパナソニックを率いる南部正司監督（４６）の就任を発表した。東京都内で記者会見し「（２年後の）リオデジャネイロ五輪には何が何でも出場する。何とか男子バレーを復活に導きたい」と語った。５月の全日本男女選抜大会後に指揮を執る。

　日本は２０１２年ロンドン五輪と、ことしの世界選手権への出場を逃すなど低迷。昨年就任した日系米国人のゲーリー・サトウ前監督（５９）が解任された。南部監督は「レシーブとサーブをもう一度、世界一にしたい」と強化ポイントを挙げた。

　大阪市出身の南部監督は選手時代、大商大を経て日新製鋼などでアタッカーとして活躍し、代表経験もある。引退後は０７年にパナソニックの監督となり、０９～１０年シーズンと１１～１２年シーズンはリーグ、全日本選手権、全日本男女選抜の３冠に導いた。

　南部正司・男子日本代表監督「リオデジャネイロ五輪出場を目指し、全力を尽くして再建に当たりたい。拾ってつなぐ諦めないバレーを目指す。ことしは仁川アジア大会（韓国）の優勝が目標。積極的に若い選手を選出していきたい」

　羽牟裕一郎・日本バレーボール協会会長「（監督交代は）男子強化委員会から提案があった。サトウ監督は強化にまい進してきたが結果が実らず、チーム成績は極めて厳しい、残念な結果に終わった」

　荒木田裕子・日本バレーボール協会強化事業本部長「世界選手権出場は当然と思っていたので、昨年の予選で出場を逃してショックを受けた。（サトウ監督の態勢で）伸びしろがあるかというと、難しいというのが強化委員会全体の考えだった」