キャロライン・ケネディ米国大使への抗議文 全文掲載
駐日アメリカ合衆国特命全権大使
キャロライン・ブーヴィエ・ケネディ閣下
私たち在日特権を許さない市民の会、及び日本人有志一同は、閣下の度々の日本軽視の発言に対し猛省を促すとともに、即刻職を辞し帰国の途につかれるよう要望致します。
閣下は駐日大使に就任したにもかかわらず、安倍内閣総理大臣の靖国神社参拝や太地町でのイルカ漁等の日本にとって他国より謂れのない誹りを受ける諸問題に対し、自分勝手且つ当事者の感情を一切考慮しない無分別な発言を繰り返しており、これら発言は諸問題を更に紛糾させるだけです。これら発言は日本人として到底容認できません。
また、就任の際に「日本という美しい国の歴史と文化を学び、日本を訪問したこともあります」と日本文化について学んだことをアピールしたにも関わらず、先人の多大な犠牲のもとに成り立つ平和を今後も堅持していきたいという総理の靖国参拝へ込めた思いも、縄文時代から続く我が国の捕鯨文化を理解する何らの努力もなく、ただ上から目線で「(総理の靖国参拝に)失望した」だの「イルカ漁は非人道的で反対」だのと、アメリカ合衆国大統領の名代という立場を利用し友好国に独善的な私見を押し付けているだけです。
とくにイルカ漁に関して閣下は「非人道的」と非難しているが、イルカ漁の何がどのような根拠に基づき非人道的なのか明確に説明を求めます。根拠もなく一方的に他国の文化を理解もせずに非人道的と決め付けることは、ネイティブアメリカンを虐殺し文化も伝統も破壊したアメリカ合衆国においては当たり前のことかも知れませんが、他国においても同様であると思い違いをするのは止めていただきたく存じます。
無計画な保護により増えすぎてしまったイルカ類によってもたらされる水産資源への被害を食い止めるという側面もイルカ漁にはありますが、まさかイルカのために水産資源を諦めろと主張し日本の漁師たちの生活の糧を奪おうというのでしょうか?イルカ漁をやめろと主張するのなら漁師たちの生活を当然アメリカ合衆国が補償するのが筋ですが、保障の具体案などを詳細にお伺いしたく存じます。また、イルカ漁を非人道的と主張されるのであれば、貴国におけるイルカの軍事利用は非人道的以外の何なのかをご説明ください。
他国の食文化について口を挟むつもりであれば、まずもって世界的に愛玩動物として知られているリスを無慈悲に捕まえ、鍋で煮る貴国の野蛮な風習を即刻辞めて範を垂れるべきではないでしょうか。貴国の理屈を用いるなら家畜として牛や豚がいるのに無理にリスを食べる理由はないはずです。何故リスは食べて良くイルカは駄目だと主張するのか合理的な説明していただきたいものです。さらにイルカ漁を現在も続けるソロモン諸島やデンマークに対して、何も発言されない理由を説明ください。
世界には様々な文化と伝統があり、一見すると他国の感覚からは受け入れ難いことは枚挙に暇がありません。しかしながら、それらこそが文化の多様性であり、そのことを踏まえて行動すべきが外交官という仕事のはずです。その基礎的なことも理解されず、ただアメリカ合衆国の都合だけを押し付けるというならば両国にとって不幸な事態です。
今後も態度を改めず、文化交流と称してアイドルのライブに出かけていくだけの「外交官業務」しか出来ないのであるならば、御父上の高名に泥を塗る前に帰国の途につかれることを重ねて要望します。
平成26年2月6日(木)
在日特権を許さない市民の会
会長 桜井誠
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