不当に高い報酬 弁護士を処分02月04日 09時23分
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愛知県弁護士会に所属する55歳の弁護士が、不当に高額な報酬を受け取ったなどとして、業務停止1か月の懲戒処分をうけました。懲戒処分を受けたのは、愛知県弁護士会に所属する、関口悟弁護士(55)です。
弁護士会によりますと、関口弁護士は、平成20年に知り合いの男性から民事裁判の依頼を受けて、主張が認められなかったのに、不当に高い500万円余りの報酬を受け取っていたほか、同じ男性から債務整理を引き受けた際、着手金を二重に受け取っていたということです。
弁護士会に対しては「正当な報酬だ」とする一方で、男性と和解して、男性側に1000万円を支払ったということです。
弁護士会は、弁護士としての品位を失わせる行為だとして、関口弁護士を1月30日付けで、業務停止1か月の懲戒処分としました。愛知県弁護士会の安井信久会長は「深く受け止め、心よりおわび申し上げます。弁護士に対して倫理意識の徹底と一層の自覚を求めていきます」と話しています。