麻薬類犯罪者　昨年は１万人に迫る＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国大検察庁（最高検）は４日、昨年摘発した麻薬犯罪者は９７６４人で前年（９２５５人）に比べ５．５％増加したと発表した。

警察に押収された麻薬＝（聯合ニュース）

　麻薬犯罪者は２００９年の１万１８７５人をピークに２０１０年は９７３２人、２０１１年は９１７４人と減少を続けたが、２０１２年に増加に転じ、昨年は大幅に増え１万人に迫った。

　昨年の麻薬犯罪者のうち、覚せい剤など向精神性医薬品関連犯罪者が７９０２人で全体の８０．９％を占め、大麻が１２．１％（１１７７人）、ケシなどの麻薬が４．６％（６８５人）だった。

　類型別では、麻薬類の使用（投薬）が半数を超える５５．５％（５４１９人）、密売が２４．０％（２３４０人）、密輸が４．６％（４４７人）などだった。

　性別では男性が８５．６％、女性が１４．４％。減少傾向を示していた外国人の麻薬犯罪者も、外国人労働者や在韓米兵らの麻薬類の使用が増えたため２０１２年の３５９人から昨年は３８１人と６．１％増加した。

　麻薬犯罪者の増加に伴い、押収された麻薬類も急増した。昨年１〜１１月に押収された麻薬類は６５．１７キロで前年同期（５０．０４キロ）に比べ３０．３％増加した。中でもコカインが６４グラムから１．２キロと同１８００％増、覚せい剤が２０．７キロから３７．７キロと同８２．０％増となった。

hjc@yna.co.kr