2010-08-02 11:17:25

天才作曲家 佐村河内守 46歳 ③

テーマ:日常

ついに聴力が・・・



上京後、自分の楽曲の売込みを始めた

アルバイトのつなぎがうまくいかずにアパートを追い出され、路上生活を半年間経験したこともあった


この頃、音楽プロデューサーとのやりとり

相手は眉間にシワを寄せ、少し楽譜を眺めたあと・・・・・・・中略

私の話は打ち切られた

「キミ(中略)、管弦楽曲だなんて。音大も出てないようなモグリ作曲家の作品に、大金を払ってオーケストラで録音しようなんてバカなプロデューサーはどこにもいないよ。」


そして

あろうことか、この頃、偏頭痛の発作が始まりました


以下は講談社刊より

耐えられないほどの激痛が襲う発作は高2のころからだった

それが4,5日に1回から次第に間隔が狭まり、ついには1日1回、さらに日に何度も襲われるようになり、外出さえままならぬ日々が続いた

大学病院で精密検査を受けてみるが、脳には異常が認められず、

医師は「原因不明の強度の偏頭痛としか申し上げられないし、特別な薬もありません」

しかし、才能は埋もれたままではいなかった

1997年に公開された映画「秋桜」に続き、ラサール石井さんの初監督作品「六悪党」の音楽も担当

続いて、人気ゲーム「バイオハザード」の音楽のオファーも届いた


立て続けに作品が認められたことが、心身にもいい作用をもたらしたのだろうか

この年、17年間も苦しめられた偏頭痛が嘘のように治まり、それを祝福すかのように大きな仕事が舞い込む

新開発されたプレイステーション2用のソフト「鬼武者」のテーマ音楽と劇中音楽すべての書き下ろしだった


しかし、運命は思いも寄らない試練を佐村河内さんにぶつけてきた

すでに11年も経験した《あの日》のことを、彼は昨日の出来事のように語り始めた

「音がまったく聞こえないと気づいた瞬間、全身からの血の気が引いていくのがわかりました。続いて言葉にできない恐怖が全身を貫きました。この先どうしたらいいのか、作曲ができなくなるのではないか。脳の許容量を超えて思考が完全に停止してしまい、記憶がないまま、私は数時間、部屋に立ち尽くしていました」

全聾となったのは、待望の作品「鬼武者」に取り掛かろうとした直前

締め切りまで3ヶ月しかなかった


絶望に打ち勝つときの糧となったのも音楽だった

自身が音楽室と呼ぶ小さな机だけの部屋で黙々と作曲を続けた

「暗い部屋でじっと瞑想をしていると、分厚い耳鳴りノイズの間から音が降りていこうとするんです。単音であったり、複雑な和音であったりするんですけど。それを、調和が取れていない音がないか、ひとつひとつの音を確認していくんです。そして最終的には、100の楽器のアンサンブルが80分、頭の中で演奏されるんです」


もちろん、膨大な時間を要する作業である

こうして「鬼武者」の曲も完成に至った


全聾になっても曲作りはできる

だが、新たな難問が浮上する

頭の中で生まれる音楽がどんどんスケールを増していくのだ


「こんな長大な曲を書いて、しかも日本人の新譜を誰が取り上げてくれるのかと考え始めました。冷静に考えればほとんど不可能なんですよ」


そんなとき彼を救ったのは、高校時代に出会い、その後結婚した妻だった

「これから、現世で報われない曲を書いていきたいのだが、かまわないか。ただし、死後も、報われる保証もまったくないのだが」

「あなたはそうしたいの?」

彼は即座に答えた

「おれは、使命として、やらなければいけないと思っているんだ」

すると妻はやさしく微笑みながら、指でこう示した

「い・い・よ」





つづく





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コメント

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1 ■無題

ベラベラとよく喋る人なんですね。
黙ってたほうが利口ですよ。
そういう売り方でしたら失礼しました

2 ■意味がわかりません

>テレビみましたさん
この人がテレビに出てたのを見て、何かを売っていたのを見たのですか?
喋り過ぎ?
耳が聞こえないから仕方ないのかも
私はそれを見てないから意見も感想も貴方への返答もできないですが、彼のやっていることは素晴らしいと思ってます

3 ■無題

>どうでもいいよ

とにかく天才

生き方も素晴らしい

4 ■天才!

そうです天才なのですね

このような人は稀に存在すると思いますが
なにか障害があったりと・・・
不思議です

5 ■無知とは恐ろしい

>テレビみましたさん

中途失聴者は、滑舌もよく、とても喋ります。しかしそれは、相手への気遣いです。健常者に迷惑をかけまいと、相手の質問を先読みしてたくさん喋ってあげるのです。
天才作曲家へのやっかみも解らなくはないですが、あなたは小さい人間ですね。

6 ■無題

うちの姉も中途失聴の全聾やけど、めっさ喋るよ(笑)
しかもイントネーションまで完璧な関西弁!
先天聾唖は喋ったことがないから話せません。後天的に聴覚を失ったひとは、失った次期が遅いほど、すなわち話してた期間が長ければ長いほど滑舌よく饒舌にはなせます(これ、聴覚障害者界の超常識)。NHKの『聾を生きる、難聴を生きる』を観たらええわ!中途失聴者は、あたりまえにペラペラ喋ってます。

そんなことより、10/24待ちに待った交響曲第1番HIROSHIMAの全曲演奏やね!
佐村河内守さんもいらっしゃるし、NHKの撮影も入るし。
むっちゃ興奮してます。
大友直人指揮
大阪交響楽団
ザ・シンフォニーホール

7 ■音楽の歴史的大事件!

クラシックの新曲が、Amazon音楽総合ランキングで1位に!
こんな奇跡は佐村河内守だから起こせたこと!
人気のポップス業界は大混乱だそうです。

8 ■佐村河内守の凄さは無尽蔵!

個人的な意見だが、佐村河内守の音楽的才能を障害を持つフ○コや辻○くんと比べてはならない。
佐村河内守の天才は突出して神の領域にまで至る。

9 ■佐村河内守さん日経新聞の全面広告記事

日本一信頼のおける日経。
記者が佐村河内守さんを生ける伝説として語っている。

佐村河内守とはそれほどの天才であり偉人なのだ。

10 ■アンチはエヴェリン・グレニーのYouTubeでも観たら…

ぺらぺら喋れるから耳が聞こえないのは嘘だ!なんてアンチ佐村河内守が貶めるために必死で笑ける。
中途失聴者は、聞こえなくなった時期が遅ければ遅いほど、それだけ話せていた期間が長いのでより自然に発話できるのは聴覚障害関係者からしたら、まさに常識中の常識!
佐村河内守は35年間聞こえていたわけだから、健常者と変わらず発話できて当然、
生まれて12年で全ての音を失った全聾のパーカッショニストのエヴェリン・グレニーのYouTubeでも観たらいい。エヴェリンは8歳で重度難聴に陥っているので、発話の記憶は4年くらいしかないだろう。佐村河内守は発話の記憶は30年間もある訳だ。
それを肝に命じてエヴェリン・グレニーの動画を観るといい。流暢な英語をぺらぺら話す!!!

11 ■無題

>アカベー様

おっしゃる通りですね。
私の知人の中途失聴者も健常者と変わらず普通に喋ってますし、文献にあるようにベートーヴェンほどお喋りで。なにかにつけ怒り、言葉の猛攻撃をしてたことはとても有名な話ですよね。ベートーヴェンの映画でも、ベートーヴェンが先天聾の方のゆうに不明瞭に「アウアウ」はなしているシーンはありません。ベートーヴェンは普通に会話し、健常者以上に流暢にどやしつけております。

あと、アンチ佐村河内守の方々の殆どは現代音楽の関係者だということがよく判りました。

12 ■無題

盲目的に持ち上げて、批判に対しては「アンチが必死」と嘲笑っていた貴殿方は今どんな表情をしているのでしょうか。笑えますね。

13 ■無題

幼少時からの長い長いストーリー みんな嘘ではないですか…

14 ■虚しい記事になってる

2014/02/06に見ると、これはかなり虚しい記事に成り下がっている。寒すぎる。何とかして。。。心まで凍える。寒い。まだ、外は冬なのね。

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