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STAP細胞 再生医療応用へ1月31日 7時09分
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マウスの細胞から新たな万能細胞の「STAP細胞」を作るのに成功した理化学研究所の共同研究者は、ヒトを含めた霊長類でもこの細胞ができるよう研究を進めていることを明らかにし、再生医療への応用を目指す考えを示しました。
STAP細胞は、神戸市にある理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループが作成した万能細胞で、生後まもないマウスのリンパ球を弱酸性の溶液に浸して培養すると、さまざまな細胞に変化できる能力を持つことが分かりました。
これについて、共同研究者で発生・再生科学総合研究センターの副センター長を務める笹井芳樹さんはNHKの取材に対し、「現在、成功しているのはマウスだけだが、ヒトを含めた霊長類についての研究が始まっているのは当然で、今後も研究を続けていきたい」と述べ、ヒトなどでもSTAP細胞ができるよう研究を進めていることを明らかにしました。
そのうえで、これまで成長したマウスではSTAP細胞がうまく作れないことについて、「ヒトの再生医療に応用するには、成人の細胞から作る必要がある。iPS細胞のように、100歳を超えた人からも作れるよう研究に力を入れたい」と述べました。
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