トップページ国際ニュース一覧STAP細胞 米でヒツジ治療の研究始まる
ニュース詳細

STAP細胞 米でヒツジ治療の研究始まる
2月1日 6時57分

STAP細胞 米でヒツジ治療の研究始まる
K10049386111_1402010654_1402010701.mp4

新たな万能細胞、「STAP細胞」を作る研究に共同で携わったアメリカのハーバード大学の研究チームでは、この手法を活用して、気道が損傷したヒツジを治療する研究を始めており、ヒトへの臨床試験の申請に向けて準備も進めています。

STAP細胞は、神戸市にある理化学研究所発生・再生科学総合研究センターやハーバード大学医学部などの研究グループが作成に成功した万能細胞で、生後まもないマウスのリンパ球を弱酸性の溶液に浸して培養すると、体のさまざまな細胞になる万能性が確認されたということです。
ハーバード大学医学部の研究チームでは、STAP細胞を作成する方法を活用し、再生医療への応用を目指していて、さまざまな研究を進めています。
人工的に気道の一部を損傷させた若いヒツジに、STAP細胞を作成する手法を活用して作り出した組織を移植することで気道の再生を目指す研究も始めているということです。
ハーバード大学の研究グループでは、アメリカ国内で、ヒトへの臨床試験の申請に向け、準備も進めることにしています。
研究チームのチャールズ・バカンティ教授は「将来、ヒトのさまざまな病気の治療にこの手法が活用できるよう研究を続けていきたい」と話していました。
バカンティ教授は、STAP細胞の作成に成功した理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーがハーバード大学に在籍していたころの恩師で、小保方さんについて、「彼女は、知性があり、やる気があるすばらしい研究者だ。彼女がいなければ、STAP細胞の研究の発表はずっと先にまでずれこんでいただろう。彼女との共同研究は完璧なものだった」と称賛しました。
STAP細胞は、世界の研究者から高い関心を集めていて、メカニズムの解明や再生医療への応用に向けて今後、一層、研究開発が活発になるものとみられます。

[関連ニュース]
k10014938611000.html

[関連ニュース]

  自動検索

STAP細胞 再生医療応用へ (1月31日 7時09分)

STAP細胞 謎の解明に期待 (1月31日 4時47分)

このページの先頭へ