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【大リーグ】

田中、一足早くNYデビュー 地元TVで異例の楽天戦放送

2014年2月6日 紙面から

 一足早くニューヨークデビュー!? ヤンキースが出資するスポーツ有線局YESネットワーク(電子版)は4日、田中将大投手(25)が登板した試合を10日の米東部時間午後7時(日本時間11日午前9時)から放映すると発表した。昨年6月9日の楽天−巨人戦で、米国のテレビ局が日本のプロ野球を丸々1試合放映するのは超異例だ。同局はお抱えの解説者たちの田中評も紹介。また、ヤ軍のロスチャイルド投手コーチも、田中の闘争心を激賞した。

 日本シリーズでさえ全く報じない米国のテレビ局が、ゴールデンタイムに結果が分かっている登板を丸々1試合も電波に乗せる。それほどに、田中へのNY市民の関心は高まっている。

 ヤ軍が出資するYESネットワークは「当局は、ヤンキースファンが新戦力の田中将大投手を初めてじっくり見られるチャンスを提供します」と大々的に発表した。

 これに併せ、同局の野球解説者たちが、田中のビデオをあらかじめ分析して評価。通算162勝のアル・ライター元投手(48)は、フォークやマウンドさばきに注目した上で「米国野球のルーティンに慣れれば、エース級になれる」と太鼓判を押した。ジョン・フラハティ元捕手(46)は「直球が聞いていたよりずっと動く。投球フォームはシンプルで、きちんと軸足に体重が乗っている」と分析。通算246本塁打のケン・シングルトン元外野手(66)も「制球が素晴らしく、全球種の質が高い」とべた褒めした。

 ヤ軍のロスチャイルド投手コーチも称賛を惜しまなかった。4日の球団地元紙NYポスト(電子版)によれば、同コーチは契約前にロサンゼルスで田中と会談。その後も通訳を介してメールの交換を頻繁に行っているという。同コーチは「何度もビデオを見たが、ボディーランゲージから闘争心を感じる。これは勝つために大きい。これがあるからこそ、あの実績が残せるんだ」と力を込めた。

 球団地元紙ニューズデーのマーカス記者のツイッターによれば、ヤ軍はキャンプ前にNYで田中の入団会見を開こうと奔走。日程的に厳しい場合でも、キャンプ地のフロリダ州タンパで会見を開くという。その前に、ヤンキースファンはテレビにかじり付き、一足早くマーの勇姿を脳裏に刻み付ける。

 

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