佐村河内守:魂の旋律~HIROSHIMA×レクイエム「全聾の作曲家」「現代のベートーベン」として知られる作曲家の佐村河内守氏の代理人弁護士が、「十数年前から本人ではなく、別の人物が作曲していた」ことを明らかにし、話題となっています。

「HIROSHIMA」のCDブックレットに解説を寄せた音楽評論家の長木誠司さんは、佐村河内守氏の当時の持ち上げられ方について、「強引な『ストーリー』をまとわせないと、無名の作曲家を世に出すことは難しい時代。発売後の過熱ぶりには、私もへきえきした」とコメント。

今回の騒動を、「私たちは肥大化した『ストーリー』に、踊り、踊らされてしまった。誰もが『音楽ではないもの』を聴いていたとも言え、実に現代的な事件」とみています。



■佐村河内さん曲:作られた「物語」

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 佐村河内(さむらごうち)守さん(50)の名で発表された「交響曲第1番 HIROSHIMA」は社会現象を起こしただけに、「代作」発覚の余波は大きい。クラシック曲が異例のヒットを飛ばした背景には、「売る側」「聴く側」「報じる側」の事情が複雑に絡んでいた。

 同曲は、2003年に完成し、08年の初演を機に作曲家の三枝成彰さんらが高く評価。東日本大震災直後の2011年4月に録音されたCDで、広く聴かれるようになった。特に被災地で「希望のシンフォニー」と呼ばれ、愛好されていた。一方、13年3月のNHKスペシャル「魂の旋律音を失った作曲家」をはじめ、テレビや新聞も再三、佐村河内さんを「現代のベートーベン」などと紹介し、ブームを巻き起こした。

 「HIROSHIMA」のCDブックレットに解説を寄せた音楽評論家の長木誠司さんは「強引な『ストーリー』をまとわせないと、無名の作曲家を世に出すことは難しい時代。発売後の過熱ぶりには、私もへきえきした」と明かす。「私たちは肥大化した『ストーリー』に、踊り、踊らされてしまった。誰もが『音楽ではないもの』を聴いていたとも言え、実に現代的な事件」とみる。また、同CD録音時に指揮を務めた大友直人さんの関係者は「楽譜を見て素晴らしい作品と思ったので演奏した。別人の作でも、楽譜に記されたことは変わらない」と話す。

(抜粋)

佐村河内さん曲:作られた「物語」

6 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2014/02/06(木) 09:02:46.10 ID:5egeXwS00 [1/15]
■野本由紀夫 玉川大学教授(音楽学者) 

HIROSHIMAについて

「言ってみれば1音符たりとも無駄な音は無い」
「これは相当に命を削って生み出された音楽」
「初めてこの曲を聴いたときに私は素直に感動した。そして非常に重い曲だと思った」
「言葉で言い表す事自体が非常に薄っぺらになってしまう」
「1000年ぐらい前の音楽から現代に至るまでの音楽史上の様々な作品を知り尽くしていないと書けない作品」
「本当に苦悩を極めた人からしか生まれてこない音楽」


■許光俊 音楽評論家、慶応大学教授

もっとも悲劇的な、苦渋に満ちた交響曲を書いた人は誰か?
耳が聞こえず孤独に悩んだベートーヴェンだろうか。ペシミストだったチャイコフスキーか。
それとも、妻のことで悩んだマーラーか。死の不安に怯えていたショスタコーヴィチか。あるいは・・・。

もちろん世界中に存在するすべての交響曲を聴いたわけではないが、知っている範囲でよいというなら、私の答は決まっている。
佐村河内守(さむらごうち まもる)の交響曲第1番である。


■三枝成彰

「作曲者はベートーベン並みの才能の持ち主」

■交響曲第1番《HIROSHIMA》 / 佐村河内守


このニュースに対しネットでは、「後だし?」「地震が来た後に私は前から来ると思ってたと同じ」「今頃言うなよ w」「カッコ悪い人が続々出てくるおwwwwwwwwww」「もう許してやれ。許すことで自分も許されるんだから」「それは違うだろう。良い物は良いと言う単純な話。例えそれがゴーストライターであろうと何であろうと音楽に偏見を持っているのは、むしろ音楽評論家・長木誠司の方」「ゴーストライターはベートーヴェン並の才能の持ち主」との反応。

元スレ:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1391644890/

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