2014年2月5日07時41分
本草学の私塾「山本読書室」跡(京都市下京区)で見つかった数万点の史料の中に、江戸末期の「文久二(1862)年正月元日」と印刷された新聞が確認された。調査した松田清・京都外大教授(日本洋学史)によると、日本語で書かれた新聞としては最古の日付という。
タイトルはオランダ語で「新聞紙の写し」。「1862年1月1日、ミヤコ(京都)で」との記述もあり、日本語で「本邦新聞紙ノ起源トセン乎」と宣言している。
縦24センチ、横33センチの和紙1枚。漢字仮名交じり文が木製の活字で印刷され、縦1段組みで38行ある。中国の第2次アヘン戦争などの海外事情や、異常気象の話題が記されていた。
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