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【グラニュース】


西野グラ、3バック挑戦

2014年2月6日 紙面から

午前の練習で汗を流す闘莉王(左から2人目)ら選手たち=タイ・チェンマイで(布藤哲矢撮影)

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 【チェンマイ(タイ)木村尚公】名古屋グランパスの西野朗監督(58)が目指す新しい形が見えてきた。5日に当地でキャンプ初日の練習を行い、西野監督は就任後初の紅白戦(15分ハーフ)で最終ラインを3人で形成する3バックをテスト。昨季の基本システム4−4−2を3−4−3にあらため、新たな攻撃サッカーの確立を急ぐ。

 これが新しいグランパス。西野監督がついに指針となる形を示した。紅白戦前半の主力組はGK楢崎、DFには中央の闘莉王の左右に刀根と牟田。中盤は左から本多、枝村、ヘジス、田鍋を配し、攻撃陣はセンターFWケネディの下に小川と玉田を配した。3−4−3の陣形だ。

 新しい3バックの肝は絶対的存在の「闘莉王」にある。西野監督は「彼の全部をカバーできる能力を生かしたい。4バックのときよりは攻撃参加もしやすい」と説明。後半はメンバーを大きく変更したが、闘莉王を含むDFトリオは代えずに熟成を深めた。昨季限りで主力サイドバックの田中隼と阿部がそろって退団。本職サイドバックが少ないというチーム事情も3バック導入の理由となったようだ。

 紅白戦は0−1で控え組が勝った。内容的にはいまひとつだったが、あくまでこれは最初の第一歩。闘莉王は「始まったばかり。大事なのは考え続けること」と前向き。牟田は「もう少し自分のタイミングでのプレーを心掛けたい」と語った。

 3バックは1年前のキャンプでもストイコビッチ前監督が導入を目指した。ダイナミックさを押し出したピクシー流3バックは開幕戦だけで頓挫したが、同じシステムでも新監督の目指すサッカーはより緻密だ。

 西野監督は「きょうはミスばかりだったが、これを続けていく」。希代の戦術家でもある指揮官が、3バックとともにグランパスを再生する。

◆ダニルソンが別メニュー

 名古屋グランパスのMFダニルソン(27)が5日の練習を別メニューで行った。1月末に右足首を痛めた。

 

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