2014年2月5日12時13分
安倍晋三首相は5日午前の参院予算委員会で、集団的自衛権について「行使が認められる判断も、政府が適切な形で新しい解釈を明らかにすることで可能だ。憲法改正が必要という指摘はあたらない」と述べ、憲法9条を改正しなくても政府解釈の変更で行使が可能との考えを改めて示した。
首相は解釈変更での行使に向けて「3段階がある」とも答弁。①「憲法上の解釈で権利として持つ」②「行使する法的な根拠を作る」③「政策的な判断をする」との段階を示した。
首相は私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」で議論中の行使事例として、ミサイル発射を警戒している米イージス艦が攻撃された場合を挙げ、「近傍の(自衛隊の)イージス艦がそれを守ることができなくていいのか」とも述べた。
民主党の羽田雄一郎氏の質問に答えた。
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朝日新聞官邸クラブ
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