2014.2.6 05:03(3/4ページ)

放送で謝罪を!!全養協、日テレ回答書受け「明日ママ」に要求

会見した左から慈恵病院の蓮田健産婦人科部長、全養協の武藤素明副会長、藤野興一会長=東京・霞が関の厚労省

会見した左から慈恵病院の蓮田健産婦人科部長、全養協の武藤素明副会長、藤野興一会長=東京・霞が関の厚労省【拡大】

 これは3団体共通の基本姿勢だが、全養協は抗議文で女子の自傷行為など4件の被害を報告。武藤素明副会長は、これまでの調査で約20件の被害があったことを新たに報告し、「回答書に『お詫び』とあるので、公の場というか、放送を通じて子供たちに謝罪してほしい」と要求した。

 さらに、同局が「今後も当初の構想に従ってストーリーを展開させる」「具体的な改善点はドラマの性質上、説明できない」と回答したことも明らかに。そのことについて、全国里親会の星野会長は「本当に改善するのか」と不快感を示し、主人公のあだ名が赤ちゃんポストを連想させる「ポスト」であることについても「劇中、施設長に『ポストのあだ名をやめよう』と言わせればいい」と提案した。

 慈恵病院は、先月22日に放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に審議を求める申立書を送付している。第1話直後に求めていた放送中止については現在、取り下げているが、蓮田部長は「この問題をメディア全体で考えるため、BPOの件は取り下げません」と強調した。

 今回の会見を受けて日テレ総合広報部は「ご指摘を真摯に受け止め、細心の注意を払いながら番組制作に努めてまいります」とコメントした。

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