会見した左から慈恵病院の蓮田健産婦人科部長、全養協の武藤素明副会長、藤野興一会長=東京・霞が関の厚労省【拡大】
先月15日の第1回放送から児童養護施設をめぐる描き方が問題視され、スポンサー8社がCMを見合わせる事態に陥った「明日ママ」が新たな局面を迎えた。
厚労省の記者クラブで行われた会見には「児童養護施設の子供たちを、これ以上傷つけないでほしい」との抗議文を送付した全養協の藤野興一会長、全国里親会の星野崇会長、慈恵病院の蓮田健産婦人科部長ら5人が出席。「施設の子供たちが傷ついたならば、衷心よりおわびします」「これまで以上に子供たちに配慮してまいります」などとする日テレの回答書を公開した。
藤野会長は「一定の改善が図られると受け止めた」と述べ、「日テレが認識不足を認めてくれたので今後理解を深めて養護施設の改革のために協力してほしい」と“歩み寄り”の姿勢を示した。