東京電力福島第1原発4号機の使用済み核燃料を取り出す作業現場で、燃料プールの水に含まれる放射性物質のコバルト60が、空間の放射線量を引き上げる原因になっていることが5日、原子力規制庁が公表した調査結果で分かった。規制庁は東電に結果を伝え、遮蔽や除染など作業員の被曝(ひばく)低減対策を求めた。
コバルト60は、原発事故前の2010年11月に始まった4号機の定期検査に関し、原子炉圧力容器内のシュラウド(炉心隔壁)の取り換え作業などでプール内に広がったとみられる。
コバルト60のほか、建屋床面に付着した放射性セシウムの影響で、プールに架かる燃料取り扱い機の上の線量は毎時81マイクロシーベルト、作業台車の上は90マイクロシーベルトだった。ただ床面や側面に厚さ12ミリの鉛板を設置すると、3分の1程度に減らせることも分かった。
またプール周辺に毎時数百マイクロシーベルトの高線量地点が点在することも確認された。
調査は昨年12月から今年1月にかけて実施。東電は昨年11月から4号機プールの燃料を共用プールに移しており、14年末までに全1533体の移送を終える予定。〔共同〕
東京電力、福島第1原発、使用済み核燃料
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