シリア内戦で亡くなった3歳の少年が最後に残した言葉! 世界中が心を揺さぶられた
2014.02.02
混迷の度を深めるシリア情勢。「アラブの春」がこの歴史ある国へと波及したのは2011年のこと、その後1年と待たずに、シリアは政府軍と反体制組織による内戦状態へと突入する。それから現在に至るまでの間、戦局は日々激しさを増し、多くの死者を出す最悪の事態へと進展してしまった。戦闘員のみならず、子どもや女性たちも含めた民間人までもが多数犠牲となっており、現時点で死者は13万人を超え、数百万人に上る難民も発生していると伝えられる。
そのような中、シリア内戦で傷付き、その後死亡した3歳の少年が最後に残したとされる言葉が、現在インターネット上を駆け巡り、世界中に大きな反響を呼んでいることをご存知だろうか。
画像は「World Observer Online」より
”سأخبر الله بكل شيء“
「ぜんぶかみさまにいいつけてやるんだから……」
この印象的な言葉を残した直後に息を引き取ったのは、上の写真に収められた3歳の少年であるとされている。彼が暮らしていた場所や名前は判明していない。しかし彼の言葉は、この内戦が引き起こす痛みと苦しみ、人々の悲しみと怒り、さらには背景にある不条理と矛盾までも想起させる強力な言葉だ。
関連記事
カテゴリ新着記事
最新記事
- 人気連載
4人の妻と17人の子ども「ブラウン一家」 アメリカ版ビッグ・ダディから見るポリガミーと宗教
本や雑誌、インターネット、そしてSNSによって膨大に情報が...
スティーブン・キングお墨付きのホラー作家が遺した、死のコレクション ~マイケル・マクダウェルの遺品~
形態と色彩、歴史と文化、道徳と非道、男と女……すべての垣根を...
関連リンク
powered by newziaコネクト
人気記事ランキング
カテゴリ最新記事
編集部 PICK UP