西村康稔内閣府副大臣は20日夕、政府が財界や労働組合と話し合う政労使会議の終了後記者会見し、企業の賃金引き上げについて「一体的な取り組みの成果を確認する場を何らかのかたちで設けていきたい」と述べ、今後実態を検証する姿勢を示した。20日にまとめた政労使の合意文書は賃金上昇を目指すことなどを明記している。
文書には「ベア（ベースアップ）」の文言を盛り込まなかった。ただ西村副大臣は労働者の安心感を醸成するため、文書に様々な対応を検討する趣旨が盛り込まれている点を挙げ「安定的な所得につながるベアも入ると考えている」と強調し、ベアも含めた対応が広がるとの見方を示した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕
西村康稔、内閣府副大臣
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