【転載歓迎】「JAPANデビュー第3回」全文・関連情報

今回もまた予想通り「異常な番組」であつた。以下では、主義主張それ以前の問題、誰でも「一目で分かる」番組形態の問題についてのみ考へてみる。

「通商国家の挫折」といふタイトルで、ある時期の我が国の貿易の在り方と、そこから派生した国際的な立場の変動を扱つてゐるのであるが、そこに登場する論者は、寺島実郎・三井物産戦略研究所会長、唯一人である(若干名の外国人が、「NHKの主張」を補完する意味で「証言」してゐるが、全て短時間であり、客観性の乏しい、中身の無いものばかりであつた)。如何に三井物産を軸にしたストーリー設定であらうと、これは余りにも偏り過ぎである。しかも、登場回数10回、番組全体の二割弱が寺島氏の独白である

NHKは長時間の取材の後に、そのほとんどを無駄にすることで有名である。「4時間半の取材で放送は20秒」とは田母神氏のネタとして有名であるが、まる一日取材で潰されて、結局ボツになつたといふ人も多いらしい。さうした点から考へても、この「寺島独演会」とも云へる構成は極めて異常である。そこには何か「裏」があるのだらう。第二回放送以後、NHKのHPには今回の放送分の告知が中々出なかった。番組そのものが中止になつたのではないか、と噂されるほどであつた。

この間に何かがあつたに違ひない。恐らくは、番組全体を再編集してゐたのではないだらうか。そして、差し障りが無いやうに編集を続けてゐる中に、寺島氏の部分しか使へるものが無くなつてしまつたのではないだらうか(第二回放送分でも、第一回放送以前には、内容紹介欄に名前が“あつたらしい”五百旗頭真・防衛大学校長は最後まで登場しなかつた)。

それにしても、「通商国家JAPANは150年前に、貧しい島国として世界にデビューした」と番組冒頭から祖国に対して―(祖国ではないのかもしれぬが)―事実と異なる侮辱的な言葉を浴びせておいて、その舌の根も乾かぬホンの十数分後には、「世界中が目の敵にする」ほど、日本の地位が上がつてゐるのは、これは一体どうしたことなのか。「世界最強国家伝説」がまた一つ増へさうである。まるで出来の悪いコントを見せられてゐるやうであつた。下げるためには、精一杯貶めるためには、一度は上に上げなくてはならぬから致し方無い、その落差をお楽しみ下さい、といふことだらうか。精神の歪んだ人間の考へることは、本当に分からない!

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去る6月7日に放送された「JAPANデビュー・第3回 通商国家の挫折」の番組全内容をテキストにて紹介した。元映像を見て頂くことが最善ではあるが、テキスト版は放送時間(72分)の約1/4程度の時間で、全体を読み終はることが出来、また携帯電話からもアクセス出来るので、忙しい方にはかうした形式も便利かもしれない。一人でも多くの方に放送内容を把握して頂きたい。

読みやすさに配慮して四分割し、逆順に登録したが、読者は上から下へ普通にスクロールして頂ければ、それが番組の内容順になつてゐる。四部の直接リンクは、以下のアドレスになる。

Part.1. http://jif.blog65.fc2.com/blog-entry-154.html
Part.2. http://jif.blog65.fc2.com/blog-entry-153.html
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