【其山史晃】住友重機械工業(本社・東京都品川区)が機関銃の試験データを改ざんしていた問題で、防衛省は18日、改ざんが1970年代に始まり、データを偽って納入された機関銃は5千丁以上になると発表した。防衛省は同社を指名停止5カ月の処分にし、改ざんを見抜けなかった検査態勢を見直す。

 防衛省によると、改ざんや虚偽記載があったのは3種類の機関銃。74年度から調達契約している7・62ミリ機関銃の約1350丁と、84年度から契約している12・7ミリ重機関銃の約4千丁は、同社が納入当初から要求性能を満たす機関銃を量産できないと認識しながら、試験の書類にうそを書いて合格させていた。

 7・62ミリは1分あたりの発射速度が要求性能を下回っていた。12・7ミリは1万発を撃った時の耐久性試験の結果を偽っていた。実際は5千発以降は発射速度が遅くなっていた。このほか、5・56ミリ機関銃は93年度から約4900丁が納入されているが、合格と不合格の割合は把握できていない。