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【グラニュース】新生グラは変幻自在2013年12月20日 紙面から 名古屋グランパスの西野朗新監督(58)が、選手に複数ポジションを務めることを要求した。14日までに行われた契約更改の席上で、クラブ側から選手に伝えられた。複数ポジションはかつて日本代表のオシム元監督が「ポリバレント」と呼んで提唱したチームづくりのキーワード。柔軟な戦術を可能にするほか、DF不足の選手編成を補う意味でも重要となる。 20日に正式契約と就任会見を行う新監督が、早くも西野流のチームづくりに着手していた。契約更改では新体制の説明が行われ、西野新監督から選手に求める要素として、複数のポジションを務められるようになることを伝えられた。複数ポジションと言えば、06年にオシム元日本代表監督が、「ポリバレント」というキーワードで代表チームに浸透させ、変幻自在なシステムを構築した歴史がある。西野新監督も、こうしたチームづくりを行う狙いがあるようだ。 ストイコビッチ前監督も、DF闘莉王のFW起用など、選手を複数のポジションで起用してきた。しかし小川の右サイドバックや石櫃の左サイドバックなど、未経験のポジションをいきなり務めさせることも多かった。一方で、契約更改の席上で言われれば、選手としてはオフから心身・戦術ともに準備しておける。ボランチと攻撃的MFの二役が期待されそうなMF田口は「僕個人としても複数できるほうが自分のためになる。やっていければいい」と、意欲を見せた。 ポリバレントな選手を育成することで、DF不足というチーム編成上の問題点も解消できる。西野新監督はG大阪時代にもMF橋本やMF武井をサイドバックで起用。右サイドバック候補のMF磯村は「足りないところはみんなで補わないといけない。もし僕がやるにしても、そのポジションの動きをあらかじめ映像で見て頭に入れておける」と歓迎していた。 (宮崎厚志) 【ポリバレント】化学用語で原子が他の原子と結び付いてさまざまな機能を持つこと。一般的なスポーツ用語としては、ユーティリティープレーヤーとも言われる。 PR情報
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