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王将フード社長に渡辺氏 大東社長殺害で昇格、営業強化

 王将フードサービスは19日、銃撃で殺害された大東隆行社長(72)の後任に、常務の渡辺直人氏(58)が昇格するトップ人事を発表した。

 渡辺氏は営業畑が長く、東京地区の本部長も務めた。大阪市内で記者会見した鈴木和久専務は「東日本は開拓の余地があり(社長として)その責に当たってもらう。会社の発展を考えた」と説明した。

 原材料の高騰や来年4月の消費税増税を控えて外食産業は経営環境が厳しく、ライバルとの競争に勝ち抜くため若い世代から抜てきされた。渡辺氏は19日の臨時取締役会で「全力を挙げて業務にまい進する」と話したという。

 鈴木氏は、2000年代に入って王将を急成長させてきた大東氏について「経営力が高い人だった。王将の経営を再建し、今日の地盤を築いた中興の祖だ」と評価した。

 鈴木氏は「大東氏の経営方針を全従業員が引き継ぐ」と強調したが、「(大東氏を)失ったことで短期間の業績への影響はあると思う」と懸念を示した。渡辺氏は、事件による客離れを防げるかも課題となる。

 ◆渡辺 直人氏(わたなべ・なおと)桃山学院大卒。79年入社。取締役などを経て08年6月から常務。大阪府出身。

[ 2013年12月19日 19:18 ]

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