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【芸能・社会】

小百合プロデュース映画 ふしぎな岬の物語

2013年12月19日 紙面から

製作発表で作品をアピールする笑福亭鶴瓶(左)、阿部寛(右)と企画・主演の吉永小百合=東京・内幸町で(高嶋ちぐさ撮影)

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 来年に女優生活55周年を迎える吉永小百合(68)が女優人生で初めてプロデュース&主演で挑む映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)の製作発表が18日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われ、吉永や共演の阿部寛(49)、笑福亭鶴瓶(61)らが出席した。

 吉永は初タッグとなる成島監督とともに原作探しから着手し、脚本やキャスティングにも参加して企画を立ち上げた。プロデューサーらしく会見の進行役も務めた吉永は、「一生俳優のつもりでしたが、周りの要請もあり、こういう立場になりました」と説明。「ここまで周囲を戸惑わせてきたから、撮影では3倍返しのつもりでお返しします」と顔を紅潮させた。

 千葉県明鐘岬(みょうがねみさき)に実在する喫茶店を舞台に、女店主と人々の心温まる交流の物語。吉永のおい役を演じる阿部は「所属事務所の大先輩との初共演。全精力を注ぎます」。

 またメル友の吉永から手紙で出演を要請され、常連客役の鶴瓶は「お手紙は家宝やね」とニンマリ。さらに「(サユリストの)タモリさんに共演を自慢したら、『本当はぼくにきた役。“いいとも”終了で忙しいから断った』と勝ち誇るように言っていた」と“暴露”し、吉永を「ごめんなさい、タモリさん」と慌てさせた。来年秋公開。

 

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