足利銀行を傘下に持つ足利ホールディングス(HD)など4社は19日、新規上場し、3社の初値が公開価格を上回った。相場全体の地合い改善を受け新規上場株にも資金が向かった。ただ、残り1社の初値は約1年ぶりに公開価格を下回り、選別投資する傾向も出てきた。
約10年ぶりに株式市場に復帰した足利HDの初値は公開価格より7%高い451円。店舗設備メンテナンスを手掛けるシンプロメンテは初値が公開価格比2.4倍の2235円だった。
一方、スマートフォン(スマホ)の販売支援などを請け負うウィルグループは初値が公開価格を4%下回った。ネット企業などに比べ成長期待に欠けるとの見方がある。新規上場が重なり資金が分散した側面もあるようだ。新規上場の初値が公開価格を下回ったのは、去年12月に上場したパンチ工業以来。
19日に上場した銘柄の終値はいずれも初値を下回った。大和証券の近藤慶幸ストラテジストは「割安感や成長性をもとに選別投資する動きが広がっている」と指摘していた。
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英FTSE100 | 6,584.70 | +92.62 | 19日 16:35 |
ドル/円 | 104.13 - .16 | +0.17円安 | 20日 3:06 |
ユーロ/円 | 142.27 - .30 | -0.03円高 | 20日 3:06 |
長期金利(%) | 0.675 | +0.020 | 19日 15:52 |
NY原油(ドル) | 97.80 | +0.58 | 18日 終値 |
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