――全日本の目標は。
「腰のけがを治して万全で臨むこと。あとはショートプログラム(SP)とフリーでクロアチアくらいの演技かそれ以上のものが皆さんの前で滑れたら、自分はそれでたぶん満足だと思う。自分のベストを尽くすことがシンプルだけど目標」
■サポートしてくれた方の夢かなえたい
――ソチ五輪は。
「全然考えていない。優勝しないとソチに行けないと言われているので。40%くらいの確率で行けるかもしれないけど、望みは小さいかなと思う。(全日本で)ベストを尽くせば自分としては満足だけど、願いとしてはやっぱりここまで自分の決断を受け入れてサポートしてくれている方が本当に多いので、その人たちの夢を一緒にというか、その人たちの夢をかなえられたらいい」
――今季限りでの引退を表明している。
「気持ちは今は変わらない。でも、毎日気持ちは変わるので、その時の状況、もしかしたら、お休みしてまたやりたいと思うかもしれない。今は今年が最後かなと思う」
■将来は夢を子供に与えられるコーチに
――将来については。
「コーチになりたい。門奈裕子先生に出会って、9歳でスケートの大きな夢、コーチになりたいという夢を持たせてくれた。夢を子供たちに与えられるコーチになりたい。先生みたいな先生になるのが夢で、それが自分が初めてスケーターとして持った夢だった」
「スケートをもっと気楽に楽しみ、みんなに親しみを持ってもらいたい。スケートは独特で、エリートしかできない印象がある。そうではないと思う。本当に楽しんで、本当に好きにならないと、上手にならないし、やっていても毎日同じことの繰り返しになる。それだと、演技力とかに支障が出てくるし、スケートの良さもわからずにやめたり、嫌になる子が少なくなればいい」
(金子英介)
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