横領の元薬剤師懲役2年の実刑12月18日 12時24分
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道南の森町で町立病院の医薬品を勝手に売りさばいたとして業務上横領などの罪に問われた元薬剤師に対して、函館地方裁判所は「犯行は計画的で悪質性が高い」と指摘して懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
森町国保病院の薬剤師だった七飯町の村上惠一被告(56)は、おととしから去年にかけ、10回にわたって石川県の医薬品販売業者に金額にして、およそ550万円分の病院の医薬品を勝手に売りさばいたとして業務上横領などの罪に問われました。
18日の判決で函館地方裁判所の佐藤卓生裁判官は「在庫管理システムを自ら操作して犯行に及ぶなど横領が発覚しないように工作をしており、計画的で悪質性が高い。私欲に基づく動機にくむべき点も認められない」と指摘しました。一方で「これまで薬剤師として尽力してきたという実績も認められる」として懲役3年の求刑に対して、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。