苫東厚真４号機停止 節電を12月18日 12時24分
火力発電所としては、道内で最大規模の北海道電力・苫東厚真発電所４号機は、１７日、ボイラーの不具合で、急きょ運転を停止しました。
北電は、直ちに電力供給に支障が出る状況ではないとしていますが、復旧のめどは立っておらず、節電への協力を呼びかけています。
北電によりますと、１７日午後１時半すぎ、胆振の厚真町にある苫東厚真発電所の４号機で、ボイラーの異常を知らせる警報がなりました。
現場の作業員が点検したところ、内部の配管から蒸気が漏れているような音が聞こえたことから、午後６時すぎに運転を停止しました。復旧のめどはたっておらず、この影響で１８日は、冬の節電要請期間に入って、初めて、電力の使用率が最大で９０％と、需給がやや厳しくなると見込まれています。北電では、直ちに電力供給に支障が出る状況ではないとしていますが、さらに気温の低下やトラブルが重なれば需給がひっ迫するおそれもあるとして、復旧を急ぐとともに、企業や家庭に節電への協力を呼びかけています。