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【プロ野球】

能見3000万円増 1億5000万円で更改

2013年12月19日 紙面から

契約を更改し記者会見する阪神の能見篤史=兵庫県西宮市の球団事務所で

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 阪神の能見が18日、西宮市の球団事務所で契約更改に臨み、3000万円増の1億5000万円でサインした。今季は11勝7敗、防御率2・69で自身初の3年連続2桁勝利となった。能見自身、数字で最も評価されたと感じたのはイニング数だった。25試合の登板でメッセンジャーに次ぐチーム2位の180イニング2/3。「チームの柱としてやってもらっているという評価をもらった」と、査定には納得で、金額の話はほとんどなかったようだ。

 約20分の話し合いでは個人的な来季への思いを球団側にぶつけた。「ひと言で言うと非常に悔しかった。僕もそうだけど、もう少しできたと思う。選手として、もっとコミュニケーションをとりたい。(言葉の)キャッチボールをしないとお互いに分からない」。巨人に連敗し迎えた8月29日には先発して1点のリードを守り9回もマウンドに上がった。

 だが、同点に追いつかれて降板。東京ドームのベンチのいすにグラブをたたきつけ、珍しく感情をあらわにした。ベンチとの呼吸が合わなかったようで、これもコミュニケーションの不足が招いた結果とみているようだ。

 来季は順調にいけば国内フリーエージェント(FA)権を手にする。能見は「何も考えてない」と個人の問題には関心を示さず「全体的にいい方向にいかないと。チームの勝利のために先頭に立っていかないといけない」と話した。これまではエースという称号を拒んできたが、来季は目の色を変えて投手陣ばかりでなくチームを引っ張る考えを口にした。 (中山隆志)

(金額は推定)

 

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