マー　移籍容認か拒否か　結論長期化も

　今オフのメジャー移籍希望を表明した楽天の田中将大投手（２５）は１８日、仙台市内の球団事務所に姿を見せなかった。前日に優勝旅行から帰国したチームメートからは挑戦を後押しする声も上がったが、球団幹部は球団が結論を出すまで時間がかかる可能性を示唆した。

　兄貴分の小山は「チームに残ってくれたら助かるけど（米国に）行ったら行ったで楽しいし、応援する」と田中にエールを送った。好守で支えた藤田も「メジャーで投げているのを見たい気持ちもある。夢に向かっていくのは応援したい」と理解を示した。

　ポスティングシステム（入札制度）の新制度に不信感を見せていた立花陽三球団社長（４２）もこの日は出社せず。安部井寛スカウト部長は「球団の許可が出ないと先に進まないが、以前と違うルールに決まって、そんなに簡単に調整できる話じゃない。長引く可能性もある」と語った。　（小林孝一郎）