雑誌「ビッグコミックオリジナル」で1973年から続いている水島新司さん作の人気野球漫画「あぶさん」の連載が、来年2月5日発売の号で終了することが19日、分かった。出版社の小学館が発表した。
「あぶさん」は、ノンプロからドラフト外でプロ入りした酒豪のスラッガー景浦安武、通称“あぶさん”の物語。作中には実在のプロ野球選手も登場し、彼らとの勝負や交流も織り交ぜながら、活躍するさまを描いている。
73年当時、あぶさんが在籍したパ・リーグには彼のような個性的な選手が数多くおり、現実と重なり合う臨場感も受け、人気を博した。
水島さんは小学館を通じて「数え切れないほど多くのプロ野球選手の皆さんから応援と協力を頂きながら、この作品は育ってきたように思います。長い長い41年間でした」とコメントを寄せている。(共同)